CIMdata 2012 PLM Market & Industry Forum


すべて真なり”(The Whole Truth


 進化(Evolution) とは、製品ライフサイクルマネージメント (PLM) 市場に於ける互いに切磋琢磨するビジネスの進展を物語るものです。皆さんは、チームデータマネージメント (TDM) 、エンジニアリングデータマネージメント (EDM) 、またコラボレーティブプロダクトコマース (CPC) などをちゃんと記憶にとどめているでしょうか?名称は変化していますが、ゴールの多くは見えてません。一つの重要なゴールは、何時でも製品を定義するために必要なすべてのデータをマネージメントすることでした。その後、それは製品を定義して製造するためのデータ、続いてさらに製品をサービするためのデータ、結果的に製品の生涯までをマネージするデータを含めるまでに拡大しました。

 製品の複雑さは、このデータの爆発的増加の要因にもなっています。大部分がメカニカル・コンポーネントであった製品でもデータをマネージすることは、単一な組織の中であっても、複雑な問題でした。サプライヤーとコラボレーションする必然的要求は、データの総量を増加させ、最も重要なものである知的資産を作りました。電気系が加わり、さらに電子系と、コンポーネントはさらに興味を引き起こさせるものへとなりました。現在、複数の業界に渡って、ソフトウェア・コンポーネントが多くの製品の機能を実現するようになり、コンフィグレーションとデータのマネージメントは、コードの個々のラインまでに落とし込むことが関心になっています。

 一見やや共通点をもつ二つの分である法学とマーケティングの両方にそのルーツを持つ、 “The Whole Truth” 、これが今年のテーマの背景にある動機です。米国に於いて、人々が法廷で証言する場合、 彼らは、“真実、すべての真実、そして真実のみ”を提供するように求められます。単語としての真実:truthは、“single source of truth”をもって、企業をエンパワーするソリューションを提供するこの市場で、多くのサプライヤーのためにマーケティング・ポジショニングでも出てきます。

 私どもの本フォーラムのセッションは、Truthのマネージメントの様々な側面に目を向け、2011年を通してのCIMdataの進展である様々な視点・展望から進めます。2011年5月、CIMdataは、PLM領域に於いて徹底的にテクノロジーやビジネスプロセス課題に注目するコラボレーティブ・リサーチプログラムで良く知られている組織であるCPDA社 (Collaborative Product Development Associates, LLC) を買収しました。CIMdataの2012年度のPLM市場&業界フォーラム (Market and Industry Forum) は、アジェンダにコラボレーティブ・リサーチを組む込んだ最初のものとなります。例として、PLM市場の過去数年の大きな成長分野はシミュレーション&解析 (S&A - Simulation & Analysis) です。歴史的に、S&Aは、デザイン (設計) がほぼ完了した後に、デザインがより確かなものになるために使われました。しかし、デザインサイクルのより早期に、あるいは他のデザインツールの中に組込んだりし、S&Aタスクの変化・進展は、多大な利益をもたらすものです。今日、ある種の人々は、CAD (コンピュータ支援設計) が解析をドライブすべきか、あるいは解析がデザインをドライブについて問いています。

 多くの産業の製品は、その製品に組込まれたソフトウェアそのものから、より多くの機能性を得るように進んでいます。最近の自動車は、何百ものプロセサを持ち、ギガバイトものソフトウェアを搭載しています。多くの製品にとって、ソフトウェアはソリューションそのものです。本会合では、ソリューションサプライヤー、および彼らがサービスを進めるエンドユーザ企業の両者に対し、この変化に起因する課題を探り、議論します。メカトロニクスシステムに向けてのこの動き (drive) は、かつては主に航空宇宙や防衛での関心であったシステムエンジアニングの存在を目立たせるようになりましました。今、多くの産業の企業は、製品開発、展開、そしてメンテナンスにとシステム課題に目を向けなければなりません。これは、さらに多くのデータ、また製品ライフサイクル上でマネージメントが必要となり、さらに多くのTruth (真実、実態) をもたらし、開発プロセスに於いて、より多くの専門領域を巻き込むことになります。

 過去10年のPLM市場の発展の多くは、メカニカルな製品開発にフォーカスしたものでした。同時に、プロセス産業の中の企業は、多くは最大手のCPG、化粧品、また食品&飲料企業の何社かを顧客に持つより小さな企業でのレシピやフォーミュレーションの開発/マネジーメントに於いて、地道にPLMソリューションを適用・実装して来ています。有機的な展開および買収などを通じて、PLMマインドシェア・リーダーは、現在、プロセスにフォーカスしたPLMソリューションを提供し、そして別な方向にPLMのTruth (真実・実態) を拡大させています。しかし、いずれもの能力は提示されているものの、それらは同時に存在するメカニカル/プロセスのPLM展開を支援するためには多くは真にインテグレートされていません。このフォーラムの中で、私どもは、製品開発のこれらの2つの面の間の適切なインテグレーションのレベルを追求したいと思います。

 最終的に企業は、最終消費者を巻き込んで、多くは利用可能となってきたソーシャルコンピューティングテクノロジーで、製品開発プロセスへの貢献者の輪 (universe of contributors) を拡大しています。PLMマインドシェアリーダーの多くは、彼らのコア・ソリューションにソーシャルコンピューティングの異なった側面を利用したり、またはソーシャルコンピューティングソリューションを提供することを開始しました(あるいは両者)。これは製品開発プロセスに関与すべきさらに幅広い要素・組織からのデータのソースと利用をいっそう拡大するものです。

 本イベントに関して、もう一つの重要な側面があります。2012年、“PLM Economy” に於いて得る内容物 (概念・意味を含めて) やCIMdataの位置づけをより正しく反映するために、CIMdata PLM Vendor Forumから、CIMdata PLM Market and Industry Forumへと変更することで、長期のこのイベントを再ブランドすることにしました。セッションは、市場の結果と市場でのあらゆるサプライヤー (PLMソリューションサプライヤー、システムインテグレータ、付加価値再販業者、また彼らのPLMを適用しているエンドユーザーを支援しビジネスを進めているその他の組織)のためにPLM economyが直面している課題にフォーカスします。CIMdataの2012年度のPLM市場&業界フォーラム (Market and Industry Forum) は、PLM economyに於ける現行の経済環境・情勢とトレンド、そして関係者の影響についての識見を提供します。私どもは、上記に挙げた課題、またCIMdataがどのように顧客によりよく対応するために変化しているかを述べます。現行並びに将来のPLM市場の状況とトレンドでCIMdataの展望では、2011年の市場の結果についてのCIMdataの分析 (PLMの分野、産業、そして地域に於ける市場の成長に関する分析と予測、また大手PLMソリューションサプライヤーの実積 (収益と市場シェアの分析) を含む) を最初に一般公開すると共に、詳しくプレゼンテーションされます。過去何年にもかけて、CIMdataは、幅広い多くのソリューションサプライヤーのために価値ある会合を提供し、ツール、シミュレーションと解析、またデジタルマニファクチャリングを含み多くのPLM領域のカバレッジをずっと拡げて来ました。CIMdataは、PLMコミュニティのニーズを満足させるために、そのようなカバレッジの拡大をより効果的なものにするためのソリューションサプライヤーの要件をより学ぶための機会であるとそれらセッションを見ています。

 2012年の新しい点は、10月に設けた半日のイベントであるCIMdataの秋のPLM市場&業界フォーラム (PLM Market and Industry Forum)です。秋のPLM市場&業界フォーラム (CIMdata PLM Market and Industry Forum) は、CIMdataの業界コンサル担当者から、市場に於ける識見とトレンドとなるPLMソリューションプロバイダー情報から専門家の皆さんに提供するものです。これには現行並びに計画されている適用・実装についての現場からのフィードバック、何社かの大手の産業会社の顧客からのプラクティスなどを含みます。 秋のフォーラムはさらに、私どものリサーチプラクティスマネージャから2012年度のCIMdataのコラボレーティブリサーチプログラムのプレビューも提供します。

 CIMdataのPLM市場&業界フォーラムの参加者は、現行PLM市場の状況、そのダイナミックな影響、その継続的な進展の期待・予測などを強固で確かなる理解を深めることになります。出席者は、自身がきたる年へのPLM市場環境を着実と進むために利用出来るアプローチと機会へのさらなる識見を高めることになります。会合は、競合相手、コラボレータ、また今後の潜在的なパートナーを含むPLMコミュニティに於ける他社のプロフェショナルとのネットワークへの機会も提供します。

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