丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS 以下、MSYS)は、Holo-Light GmbH社(本社:オーストリア)と代理店契約を締結し、拡張現実(AR)上で3D CADモデルの様々な検証を行う「AR 3S(アレス)」の取り扱いを開始しました。
近年、製造業界でDX化が推進されるなかで、VR/AR製品の参入が進んでいます。現物を製作する前に、VR/ARによる検証を導入することで、コミュニケーションの促進、手戻りの減少、生産コストの削減、意思決定時間の短縮が期待されています。
AR 3Sは、VR/ARデバイスを使用することで、3D CADモデルをオブジェクトとして現実空間にインポートするアプリケーションです。オブジェクト同士のオーバーレイによって、AR上のエンジニアリング・ワークスペースで、実寸法だけではなく様々なスケールによる配置を可視化し、視認しながら組立性評価や作業干渉チェックなどの検証が可能です。操作は視線上の仮想タッチパネルで機能を選択し、オブジェクトの配置や測定、部品の組付け、分解などを行います。また、VR/ARデバイスでは、現実空間の物体と仮想的に投影する3Dオブジェクトを同一空間に位置合わせして可視化することができるため、既存実体と試作前の設計形状が組み合わさり、相互の位置関係や試作レスでの完成体レビューを実現します。
複数ユーザーの同時使用や、リモート環境からのオブジェクト操作、資料や作業指示書、動画の共有を実現し、チームプロジェクトのコミュニケーションや共同作業を加速します。研究開発、試作・デザイン検証、工場シミュレーション、没入型トレーニングなど、AR 3Sは幅広い工程に適用できます。
MSYSは、測定機のリーディングメーカーである独ZEISS社の3Dスキャナ、独Tebis社のハイエンドCAD/CAMシステム、米Stratasys社の3Dプリンター等を自動車・輸送機、製造装置・設備メーカーなど様々な産業分野に長年販売し、実物と3Dモデルを照らし合わせ、比較・検査するハイエンド検証システムを産業界に提供しています。AR 3Sの提供を通じて、AR技術を使った新しい共同作業の環境を提案し、チームコミュニケーション・リードタイム・コスト削減・品質向上といった課題の改善を支援します。
入力ファイルフォーマット:
JT、FBX、 GLTF、 GLB、 OBJ、 STL、 SVF (All Autodesk Formats Via Forge)、 USD File Format Importer,Siemens – JT (10.x)、 NX(.prt)、 Solid Edge (.asm, .par, .psm)、Dassault Systems – Catia v5 (.cat, .catpart), SolidWorks (.sldasm, .sldprt)、 Autodesk – Inventor (.iam, .ipt)、 .stp, .step
3Dモデル操作:
移動、回転、拡大及び縮小、計測、断面表示など
■製品WEBサイト : https://www.marubeni-sys.com/holo-light/ar3s/
【Holo-Light社について】
Holo-Light社はオーストリアのインスブルックに本拠を置いています。2015年に設立され、さまざまな業界で100を超える顧客に同社のXRソリューションを提供している他、欧州連合のいくつかのプロジェクトに関与しています。 産業界での拡張現実(AR)および仮想現実(XR)の可能性を最大限に引き出し、デジタル空間で、人間同士のエンジニアリングとコラボレーションを合理化する最適なツールを開発し、最高の品質で没入感のあるXR体験を提供するAR/VRテクノロジーのグローバルリーダーです。
Holo-Light社ホームページ:https://holo-light.com/
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力とグローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が当社の強みです。ソリューションや製品、サービスを通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」の創出でお客様のビジネスを支援します。
*文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。
*ニュースリリース記載の情報は発表日現在の情報であり、予告なく変更される場合があります。
本件の参照先:https://www.marubeni-sys.com/information/article/20230621.html