2023.6.21:アプリケーションライフサイクル管理ツール 「Codebeamer」販売開始のお知らせ (CYBERNET)


大規模化/複雑化するソフトウェア開発の生産性向上に欠かせないトレーサビリティ管理を、より包括的に支援します。

サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:安江 令子、以下「サイバネット」)は、PTC Inc.(本社:米国マサチューセッツ州、以下「PTC社」)が開発・販売するアプリケーションライフサイクル管理ツール「Codebeamer™」について、PTCジャパン株式会社(ピーティーシー・ジャパン、本社:東京都、以下「PTCジャパン社」)と日本における最初の販売代理店契約を締結し、本製品の販売および技術サポートを、2023年6月21日から開始することをお知らせいたします。

アプリケーションライフサイクル管理(ALM)が、ソフトウェア開発に欠かせない存在に

近年、私たちの身の回りのあらゆる製品にソフトウェアが組み込まれるようになりました。これに伴い、開発プロジェクトの大規模化、複雑化が進むと同時に、一層の開発スピードが求められています。このような環境の中、ソフトウェアの開発には、ソフトウェアのライフサイクル (要件管理・テスト管理・品質管理) を総合的に管理するALMの仕組みが不可欠になっています。

Codebeamer は、こうしたソフトウェア開発の要件管理・テスト管理・品質管理のすべてをカバーする包括的なALMツールです。BMWやフォルクスワーゲンを筆頭とする欧州自動車業界や、航空業界、医療機器業界など複雑で規制の厳しい分野の制御ソフト開発で豊富な利用実績を有しています。現在主流となりつつあるアジャイル手法を始め、さまざまな開発手法に対応しており、ソフトウェア開発作業の効率化、工数削減、品質の保証を実現します。


サイバネットは 、30年以上にわたって幅広い業界の製品開発を支援する中、さまざまなPLM※1や SPDM※2関連のアプリケーションを提供してきましたが、Codebeamerを連携させることによって、さらに包括的なソリューションの提案が可能となりました。今後も、お客さまの業務効率化および品質向上に、より一層貢献してまいります。

アプリケーションライフサイクル管理ツール「Codebeamer」の主な特長

  • 様々な開発手法をサポート:ウォーターフォール開発やアジャイル開発で用いられる様々な開発手法をサポートしています。また、プロジェクトのテンプレートが豊富に用意されており、Agile-Scrum / Agile-Waterfall-Hybrid / SAFe / ASPICE など、開発する製品によって最適なものを選択するだけで、スピーディにプロジェクトを開始できます。
  • 包括的なトレーサビリティ:要件、タスク、テストなど各要素の間のトレーサビリティを実現します。開発した機能の要件やテスト結果などの関連要素を速やかに確認できるため、要件変更時のテスト項目漏れ防止に寄与します。
  • 大規模開発に対応:数千以上もの要素を含むプロジェクトにおいても、検索機能などを活用して対象の要素を速やかに抽出できます。開発進捗を確認するためのカンバン表示機能も備えており、一目でソフトウェア開発プロジェクトの状況を把握することができます。また、企画・設計・製造のみならず外部サプライヤーなども含めた大規模な利用者基盤をサポート可能です。
20230621 CYBERNET 2

開発進捗を管理するカンバン表示。左から右に向けて作業案件、着手、実装、承認と進行する。 

  • 幅広い外部ツールとの連携:Microsoft Word / Excel など Office 製品との入力・出力をサポートしています。また、Git や Subversion などのソースコード管理ツール、JIRA などのプロジェクト管理ツール、JenkinsをはじめとしたCI/CDツールなどの幅広い外部ツールとの連携機能を備えているため、既存で利用している環境を変更せずにスムーズな導入が可能です。

PTCジャパン株式会社 ビジネスアライアンス事業部 エンタープライズパートナー営業部 パートナー本部長 木村 クラウジオ氏のコメント

この度、DXソリューションパートナーとして高い技術力を備えたサイバネットシステムより、PTCの新しいALM製品であるCodebeamerを販売できることを大変嬉しく思います。Codebeamerは、ソフトウェア開発における要件管理、テスト管理、品質管理を実現する包括的なALMです。CAD、PLM、IoTプラットフォームや ARなど、PTCのソリューションを提供するサイバネットシステムが新たに Codebeamerを販売することで、両社は、上流から下流まで一気通貫したデジタルスレッドを実現します。

今後も、引き続き互いの強みを生かしながら、両社でお客様がめざすデジタル・トランスフォーメーションを支援していきたいと考えます。

Codebeamerの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/codebeamer/

注釈

※1:PLM:「Product Lifecycle Management」の略。製造業における活動の中心となる製品の企画・設計・製造・調達・サポートに至る全開発工程を管理、支援する仕組み。製品の企画、設計から市場投入されたあとのサポート、改修、廃棄、さらに採算までを管理することから製品ライフサイクル管理と呼ばれ、製造業におけるモノづくりの基幹システムと位置づけられる。
※2:SPDM「Simulation Process and Data Management」の略。複雑化・膨大化する解析業務を情報共有とプロセス管理によって効率化するシステム。ローカルおよび企業内のシミュレーションデータを体系立てて整理することで、エンジニアリングチームの生産性向上を支援する。

PTC社について

PTCは、製品やサービスのイノベーションの加速、オペレーション効率や従業員の生産性の向上を実現するソフトウェア・ソリューションを提供し、世界の製造業が二桁の効果を生み出す支援をしています。PTCと幅広いパートナーネットワークが提供するデジタル・トランスフォーメーション ( DX )推進のためのソリューションは、オンプレミス、クラウド、純粋な SaaS プラットフォームを介して柔軟な導入が可能です。PTCは、よりよい世界を想像するだけでなく、実現するために貢献しています。

PTC社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.ptc.com

PTCジャパン社について

米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、IoTアプリケーション開発プラットフォーム、拡張現実(AR)オーサリングソリューションの各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のWindchill、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad、IoTアプリケーション開発プラットフォームのThingWorx、拡張現実(AR)オーサリングソリューションのVuforia、産業用接続プラットフォームのKepwareといった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。 1992年3月設立。国内4事業拠点。

PTCジャパン社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.ptc.com/ja

※PTCの社名、ロゴマーク、Codebeamer、およびすべてのPTC製品の名称は、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

サイバネットについて

サイバネットシステム株式会社は、CAE※のリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。また、IT分野では、サイバー攻撃から情報資産を守るエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティなどのITセキュリティソリューションを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。

企業ビジョンは、「技術とアイデアで、社会にサステナビリティとサプライズを」。日々多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様の課題を、期待を超える技術とアイデアで解決し、更にその先の変革へと導くことを目標に取り組んでまいります。

サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/

※ CAE(Computer Aided Engineering):ものづくりの研究・開発工程において、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすことで、開発期間や資材コストを大幅に削減できるメリットがある。

※記載されている団体名、ブランド名、製品名、サービス名は、各所有者の商標および登録商標です。

本件の参照先:https://www.cybernet.co.jp/company/about/news/press/2023/20230621.html

全ての内容は、固有に記載のあるものを除き所有権は当サイトオーナー、メタリンク株式会社に帰属します。
AIを含む如何なる形式での再利用、複製、また再配布はくれぐれもご注意ください。
All contents, unless otherwise stated are copyright MetaLinc K.K.
So not reuse, redistribute, or duplicate in in any format or way, including AI.
© 1995-2023 MetaLinc K.K.  - メタリンク株式会社