2021.12.20:CIMdata 2021年シミュレーション&解析市場分析レポート:日本語版
表題のCIMdata 2021年シミュレーション&解析市場分析レポート (CIMdata 2021 Simulation & Analysis Market Analysis Report) について、皆様のご要望に応えるよう、兼ねてから日本語版の制作を進めていました。
年末に近くなりましたがようやくデリバリー出来る体制となりました。本リポートは世界中のPLMコミュニテイ (エンドユーザー並びのソフトウェア&サービステクノロジーのプロバイダー) が活用されている情報です。最新の市場情報を得ることはもちろん、それをベースに新年度の計画 (2022年) 策定などに必須のレポートとなっています。
PLM市場の中でも、CAEのソフトウェア&サービスプロバイダーは、cPDmなどの領域と違って、顧客の問題に専門的な知見をもってより顧客に寄り添って、さまざまなソリューションやサービスを提供しており、しかもそれがかなり長い間、進めておられます。本レポートはそのようなことを数字や各種リレーションをもって理解できる内容と考えます。
また、2年にも及びパンデミック、そしてこの先の状況もある訳ですが、同時に世の中も大きな変化 (あるいは変革) は進んでいます。このCAE市場の動きをみると近い将来に対する例証を窺い知ることが出来ると感じております。
是非、皆さまに置かれてもご購入のご検討をいただければ幸いです。しょうさいについては、データシート、内容のインデックスをご参照ください。
2021.10.15:CIMdata PLM Market & Industry Forum 2021 より
今年のプロバイダー向けのフォーラムは3回に分けて開催しました。コロナ禍以前は、4月に東京ガーデンパレスで1日フルに使っての開催でお決まりの懇親会もあり、参加者同士の会話も盛り上がりました。
しかし、昨年からこのフォーラムも対面での開催は不可能になり、バーチャルに切り替えました。昨年は4月と10月 (2セッション/1イベント) 、今年はよりタイムリに市場情報を中心にタイムリーにお届けすべく4月、6月、そして9月 (3セッション/1イベント) となりました。
先の9月22日に3回目のセッションが完了し、これで今年のフォーラムもデリバリーは完了しました。
その中の "ホットトピック:重要な12" の "デジタルトランスフォーメーションの実現に必要な12の要素 (これ無しでは生きられない、あるいは生かざるべく)" をご紹介します。
これ自体はオリジナルは数年前のPLM業界での "トレンド&ディスラプタ" と紹介したものです。我々、PLMに関わるコミュニテイ、エンドユーザーあるいはプロバイダーに関係なく、これらの項目をよく考えようというものです。
最近、CIMdata社、CEO兼社長のピーター・ビレロ (Peter Bilello) は、このことについて、engineering.comに寄稿しました。そこでそれぞれも項目を解説しております。ご参考ください。
Top 12 Trends and Enablers to Unlock Every Digital Transformation
https://www.engineering.com/story/top-12-trends-and-enablers-to-unlock-every-digital-transformation
2021.6.18:CIMdata PLM Market & Industry Forum 2021 より(2)
State of PLM: Today’s Market & Leading Trendsにセッションでは、ルーチンとして本年度のCIMdata PLM Status & Trends Surveyについて解説しました。
画像はそのサマリーです。ここで興味深い点は、「実装のほとんどは、依然としてPLMの “伝統的な”PDMの側面に焦点を合わせている」です。何十項目のPLM機能の設問で30%以上の回答を得たのは以下の5つです:
- エンジニアリングリリース/設変管理 (Eng. release / change mgt.) -> 63%
- エンジニアリングデータ管理 (Endg. data mgt.,..) -> 60%
- 構成管理 (Configuration mgt.) -> 49%
- 製品エンジニアリング (開発管理) 、プロセス管理 (Product Eng. process mgt.) -> 42%
- グローバルエンジニアリング、コラボレーション (Global Eng. collaboration) -> 35%
正にトップ4は数十年に渡るPDM機能であります。多くの企業ではDX含めてもろもろの進展している機能、能力を期待、あるいは理解を示されていることは間違いありません。ただ、現場の使い道はここの数年のリサーチで変わることなくこれらが占めているます。
今後のリサーチでは、PLMの正常進化の結果が現れてくるものと考えています。
2021.6.11:CIMdata PLM Market & Industry Forum 2021 より(1)
表題のフォーラム完了しました。国内のPLMプロバイダー16社 (ソフトウエア&サービス) のご参加をいただきました。ご参加の皆さまにはこの場を借りて御礼申し上げます。
例年のように、PLMの最新状況&トレンド、そして市場調査 (グローバル&日本) について解説をしました。COVID-19の課題はグローバル共通であり、日本国内の状況も画像のような設問のもとにまとめ報告いたしました。概ね、以下のようなポイントです:
- 2020年4~9月は顧客の動きが止まったが、以降は盛り返す。通期の収益は各社各様だが前年比80~100+。
- あらゆる活動がバーチャルになったが営業、技術、そして顧客含め、それで日常的に業務が進められた。
- DX、デジタルトランスフォーメーションのキャンペーンが促進した。広い意味でデジタル化が進む、あるいは必要性が理解された。
COVID-19のバーチャルでの活動が増え、早々とオフィスを縮小、すなわちバーチャルスペースは拡大された企業も出てきました。
2021.4.8:CIMdata PLM Market & Industry Forum 2021 開幕!
今年度のCIMdata PLM Market & Industry Forum 2021は今日から北米からスタートします。ゴールは約3週間後の4月27日の日本となります。
ご多分にもれず本イベントもCOVID-19の影響で昨年からバーチャルに移行しております。結果的にそれなりに大きな進歩をし、今年のプログラムは3部作 (4/6/9月に開催) となり、新鮮な情報をよりきめ細かくデリバリーするようになりました。これも非常時に置ける革新という変化の典型的な恩恵と感じます。
詳細な内容は以下を参照ください:
2021.3.20:2021年度 PLM市場&業界フォーラム - CIMdata PLM Market & Industry Forum ご案内完了
1997年のPDMの時代に開始したベンダーフォーラムの日本版、2007年からはグローバル統一プログラムに発展、数えれば今年て25回目となります。
ここ何年か3月半ばの19日に申し込みのアナウンスをしています。もちろん、内容などの案内は1月から本サイトにアップしております。
昨年に引き続き、今年もバーチャルライブでの開催としました。
タイトルは、"Resilience in the Face of Crisis: Bouncing Forward (危機に直面した際のレジリエンス:より望ましい方向に立ち直る)" です。例年の4月に加えて6月ろ9月のアップデートでの3セッション構成となりました。バーチャルが故の柔軟性ある進化したスタイルです。
内容は恒例のPLM市場のトレント&状況、2020年度の市場調査の結果、これは最初の公開となります。そしてタイトルが示す様にCOVID-19の結果のこの業界の対応&進化について我々のインサイトを披露します。
ぜひ多くの皆さんのご出席を期待します。(参照:CIMdata 2021 PLM Market & Industry Forum)
2021.2.17:SAPジャパン 2021年ビジネス戦略
毎年、この時期に恒例となっている、SAP社の社長会見と2021年度のビジネス戦略の説明会です (バーチャルライブ) 。
2020年の日本での成長は前年比増11%と2015年以降大きな成長を示しているようです (参考:1143億0600万円(2017年12月31日時点)wiki)。
重点領域は、ナショルアジェンダ、デジタルエコシステム、日本型インダストリー 4.0、クラウド、そして日本型マネジメントの5項目、画像を参照ください。
そして注目すべきは4月に予定されている事務所の移転&集約です。面積にして55%の削減だそうです。これがどうして実現したかに興味があります。最近の社内の調査 (2020.8) で、COVID-19以降の在宅勤務の結果、社員の50%が週に1~2回の出社、フルリモート、すなわちオフイスに行かないが42%だったそうです。
そこでこの事務所移転を決定、そのポイントは、「社員の就業スペース」から「コラボレーションの場」としてことで、それはさらに顧客やパートナーとのコラボレーションの場でのあるそうです。なるほど、これは働き方の新しい実現方法を示したもので感動するものです、またこの方法を顧客に影響を与えるべくものと考えます。
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2021.2.4:ダッソーシステムズ、2020 Q4 & 通年の業績プレゼン
Dassault Systèmes Q4 & 2020 Earnings Presentationです。アナリスト向けのライブイベントですが後日レコーディンで拝聴しました。
昨年来、From Things to Life と銘打って、1981年に始まる3D Design、3D DMU (1989) 、3D PLMheto (1999) 、そして3DEXPERIENCE® platform (2012) がVirtual Twin Experience of Humansへて進展しています。
”Game-changing Foundations” としてFrom THINGS to LIFE、From CONNECTIONS to RELATIONSHIPS、From MAKING to GROWING、From SOCIAL to HUMANと明確且つシンプルに表現いただきました。
2020年度の収益は前年比10%増 (4,465€、Non - IFRS) 、欧州&アジアはそれぞれ2%&3%の伸長、中国がドライバー、アメリカは23%増でダントツ、数字をみるとライフサイエンスが倍増でそれは一昨年買収完了したMEDIDATAが大いに貢献しました。
Game-changing Foundationsで紹介のあった新しいビデオ:Dassault Systèmes in People's Livesの締めが "Where you are, whatever you're doing, Dassault Systèmes is there with you."であり、正に社が変化をしていることを示すメッセージでした。またBernard Charlèsさんのスピーチに社のシステムでCRM機能も3DEXPERIENCE Platformで、またトヨタも我々無しでは生産ができないと社のソリューションに自信を伺わせものと受け取りました。
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2021.1.21:PTC、SaaS 型製品開発プラットフォーム「Onshape」 の本格販売に向け日本語版の提供開始のメディア向け説明会
もう何年も前ですが、SolidWorksの生みの親のJon Hirschtickさん、Dassault Systèmes社への売却後は2011年まで継続してExecutiveをされてました。そして新会社を起こし、結果的にSaaS環境でのOnShape社として大成功をしました。
OnShape社は、2019年、PTC社の業界No.1のSaaS企業になるという戦略に一翼を担うようになりました。今回は、日本版提供開始に伴うメディア向け説明会であります。
私的な感想では、OnShapeは以前からウオッチ、おそらく重厚長大な大規模企業ではなく、スタートアップやある規模のデザインするエンジニアの環境では基本的な機能 (画像を参照) が手頃に且つそれが手元にすべてあるというようなものと感じます。
これは何となくGoogleDocのような感じで、クリエーションをし、それをコラボして、修正もできる、そしてドキュメントの管理もできると、3D CADの世界もここまで来たのかと、でもそれはおそらく正常進化であり、当然の帰結なんでしょう。製品デザインが “何時でも、何処でも、そして誰とでも” がますますカジュアルな日常で可能になってきました。
Jon Hirschtickさんの先見性と突き進むスピリットには感銘を受けるものです。またPTC社のJim Hepplemanさんの決断、これはもう一つPLM SaaSの先のArena社の買収もしかり、これら正に売る側、買う側、win-winのアメリカンドリームを感じるものです。
(本イベントはWeb会議で実施されました)
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2021.1.19:2021年度の CIMdata PLM市場&業界フォーラム
先週末、CIMdataでは本年度のPLM市場&業界フォーラム (PLM Market & Industry Forum) シリーズのプログラムを発表しました。
昨年度はCOVID-19の影響で急遽、変更を行い、グローバルで足並みが揃わなかった開催形式 (北米&欧州は4月に一括開催、日本は4月と10月に開催) でしたが、今年はグローバルで統一した形式で開催する方向となりました。
まず、4月に5つの時間帯で北米、欧州、そしてインド、中国、そして日本向けの開催となりました。プレスリリースはこちらをご参照ください。
その後、6月と9月にアップデート版を実施となります。これは今までのオンサイトでの開催に比べて、内容的には大きな進展且つ実質的なものであります。バーチャル開催故の変更&進展であり、結果的に内容の濃いものになると思います。
多くのPLMプロバイダーの皆さんの参加を期待するものです。プログラムの詳細は近々、アップいたします。