グローバルに開催されているPTC社のユーザー向けのフォーラムの日本版です。
今年のタイトルは、”INDUSTRIAL INNOVATION AT THE NEW FRONTIER” 、副題として “加速する産業イノベーションの最前線: です。
午前はPTC社ならびに大手ユーザー代表による基調講演、午後は分科会はPTC社から製品動向の紹介&レクチャ、サービスロバイダ各社の取組の紹介、そして顧客の事例発表、合計34セッションと盛りだくさんです。
以下は、上記セッションと並行して行われたメディア (および業界アナリスト) 向けのセッションからです。本社から製品担当EVP、AR担当EVP&GM、PLMセグメントVP&GM、Creo製品マネジメント担当VP、スマートコネクテッド製品担当VP、製造戦略ソリューション担当VP、そして日本側からAP総括責任者とオールラウンドのメンバーでQ&Aを中心に長時間質問に対応いただきました。
その中で興味あるポイントは:
現在は従来型のビジネスであるPLM (CAD/PDM) 主体の収益の内容について、長期的にみれば2023年 (5年計画?) では、およお半分はIoT (AR含む) 関連と社は予測しています。その背景としては従来製品&サービスのPLM伸びは7~8%/年で安定的に推移する。一方、新しい領域であるIoT関連領域は一般予測で30~40%/年で推移し、新たな機会創出が期待できることです。正しいことを正しく進めれば収益が倍増するというものです。
国内ビジネスに向けると、IoT/AR関連はグローバルに若干の遅れがあるようです。しかし、全体的なビジネスでは社のFY18はPLMを中心に好調で全体としてFY17をリカバーし大きく伸ばしたとのことです。
このメディア (および業界アナリスト) 向けセッションでの社に感じたことは次の三点です:
- Pain Needs - 顧客のビジネス上の痛みを分かち合い、そのニーズに応える。
- Innovation Needs - 顧客は競争優位に立つためにイノベーションが必要である。そのニーズを支援する。
- Integration Needs - もはy一つのソリューション&アプリケーションでは解決できない。それらのインテグレーションを支援する。
上記に集約3点は、社のメッセージと感じた次第で、ユーザー企業だけではコトは解決しないことは明確であります。
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