毎年、楽しみにしているデジタルプロセス株式会社の恒例イベントです。
何時も現場の課題・問題にタイムリーにフォーカスし、地道な取組に感銘を受けています。特に既に長期にシリーズ化した感のある日本を代表する自動車OEMのIT担当者を中心にしたパネルディスカッションが楽しみです。
今年のテーマは、”自動車開発のデジタル化、一気通貫プロセスへの飛躍 第二弾”、副題として “デジタルものづくりの夢と現実” とありました。
第二弾とあるように昨年の続きとのこと、中心ははやはり部品表とCAD情報&PDMであり、それに最近のIoTやデジタルツインなどの避けられない動向・テーマを如何に取込むかの各社の意見が現実的な取組を中心に議論がありました。
最終的にお聞きして感じたことを3点にすると以下の通りです:
- Excel使用は止められない、それをRPA によるオペレーションの自動化!
- PLM関連製品 (ソフトウェア) の品質、少なくとも自動車会社のSOP並みに!
- バージョンアップがますます複雑 (複数のアプリ&ソフトウェアが相互依存をもって動作) 、投資も膨大に!削減努力&手法を!
何時も地べたを這いつくばるようなエンジニアリングITの現場の本音が表に出る場であります。また、ここ何年かはパネルの最後にあった会場からQ$Aや提案意見などが省略されているのがちょっと寂しい気もしますが、ある意味でパネルのみなさんの発言が会場のエンドユーザーに共感を得ているのかとも考えます。
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