SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下 SAPジャパン)は、SAP Signavio(R)ソリューション上でのJouleの一般提供を開始しました。これによりユーザーは、自然言語によるビジネスプロセスの分析や管理が可能になります。

Jouleは、サイロ化されたデータとタスクを、インテリジェントに連携されたワークフローに変換することで、意思決定の改善、エンド・ツー・エンド・プロセスの高速化、SAPシステムと非SAPシステムを横断する統一されたAIエクスペリエンスの創出を支援するAIソリューションです。SAPのビジネスプロセスの専門知識を基盤とするAIエージェントをすべてのコア機能に導入することで、AI戦略をより迅速かつ広範に拡大することができます。

JouleとSAP Signavioを組み合わせる最大のメリットは、SAP Signavioが持つ深いプロセスコンテキストと、SAP S/4HANA(R)、SAP(R) Business Technology Platform(SAP BTP)、SAP SuccessFactors(R)ソリューションなどを含むSAPアプリケーション間の強力なオーケストレーションの融合です。今回の提供開始は、SAP Signavioソリューションを用いたプロセスの探索、理解、管理、変革をかつてないほど容易にする対話型エクスペリエンスの実現に向けた大きな一歩となります。

組織全体でプロセスの整合性を保つための唯一の正しい情報源であるSAP Signavio Process Collaboration Hubにアクセスし、「(受注から入金までの)オーダー・トゥ・キャッシュ」といった特定プロセスについて詳しく調べようとする場合、従来は何時間も費やしていた調査が、今回のJoule対応によって、シンプルな対話を通じて、わずか数分で完了できるようになりました。

Jouleに対して「オーダー・トゥ・キャッシュ・プロセスのオーナーは誰ですか?」と問いかけると、Jouleはその問いに最も合致するプロセスを特定し、プロセス図の属性情報からオーナー情報を引き出します。続けて「プロセスフローについて説明して」と問いかけると、Jouleスキルがプロセス図を分かりやすい説明文へと変換します。さらに踏み込んで、例えば地域ごとのプロセス実行状況の違いを比較することも可能です。Jouleに尋ねるだけで、Jouleスキルが比較対象の2つのプロセスモデル間の主な相違点を要約したテキストを提示します。

Jouleは、SAPシステムと非SAPシステムを横断して連携するユーザーエクスペリエンスを提供します。従業員は、どこからでもJouleへの質問やJouleとの対話を行うことができます。言い換えれば、SAP Signavioでの作業中に他のシステムのデータや機能を利用することも、他のシステムからSAP Signavioの機能にアクセスすることもできるようになります。

SAP SignavioソリューションのJoule対応は、「情報提供」「ナビゲーション」「トランザクション」の3つのユースケースにわたるスキルを提供します。さらに、将来のリリースでは分析機能の追加も計画されています。これらのユースケース(インタラクションパターン)は、以下のとおりです。

  • 情報提供:Jouleはインテリジェントアシスタントとして機能し、ユーザーが特定のタスクの実行方法を理解したり、プロセス間比較をテキストで生成したりするのに役立ちます。例えば、ドラフト版と公開済みモデルの違いを尋ねたり、ダッシュボードのセットアップ方法を確認したりできます。
  • ナビゲーション:JouleはSAP Signavioソリューション全体のコンテンツ探索を簡素化し、SAP Signavio Process Collaboration Hubを通じて、プロセスモデルやジャーニーモデル、バリューアクセラレーターといった各種資産へのアクセスをガイドします。「公開されているオーダー・トゥ・キャッシュ・プロセスを開いて」や「財務プロセスのアクセラレーターを探して」といった指示を出すだけで、目的の場所に辿り着くことができます。
  • トランザクション:Jouleは、対話を通じてアクションを実行することを可能にします。SAP Signavio Process Transformation Suite内で、プロセス、ジャーニーモデル、ディクショナリ項目などの資産を作成・削除できます。例えば、「新しいディクショナリ用語を作成して返品プロセスにリンクさせる」といった操作や、「販売プロセスという名前のジャーニーモデルを削除する」といった指示も、会話形式で行うことが可能です。

現在Jouleは、SAPアプリケーション全体でプロセスコンパニオンとして機能しています。ユーザーは、SAP S/4HANA、SAP SuccessFactors、SAP BTPをはじめとするJoule対応のあらゆるアプリケーションから、SAP Signavioのプロセスコンテキストやインテリジェンスにアクセスすることができます。

しかし、これだけではなく、SAPは現在、SAPが持つプロセスの専門知識を活用することで、複雑なワークフローを自動化し、AIの価値を大規模に提供するJoule Agentsの開発を進めています。Joule Agentsはあらゆるビジネス機能に組込まれ、役割ベースのアシスタントを介してアクセスできるエージェント群です。SAP Signavioソリューション向けのJoule Agentsは、コンテンツの探索やプロセス分析の加速、バリューケースの作成、ユーザーのオンボーディングの強化に役立ちます。

Jouleの機能の詳細については、こちらの機能説明ページをご覧ください。

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SAPジャパンについて

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