毎年、楽しみにしているデジタルプロセス株式会社の恒例イベントです。
何時も現場の課題・問題にタイムリーにフォーカスし、地道な取組に感銘を受けています。特に既に長期にシリーズ化した感のある日本を代表する自動車OEMのIT担当者を中心にしたパネルディスカッションが楽しみです。
今年のパネルのテーマは、世間の話題あるいは流行語でもある、”DX/DT”、すなわちデジタルトランスフォーメーションとなり、 “DX時代 All Japanの車づくり” と題されました。
このパネルに参加各社&各者はDIPRO社を軸に中国などのクルマづくりの動向について独自の調査が報告されました。日本が長年のものづくりの伝統から急に変われないのに比べ、中国などは進んだデジタル社会の上におり、デジタル化について日本よりも圧倒的に進んでおり、日本は追い付け、追い越せが必要と述べていました。また製品開発現場やクラウドに関し、現場の開発リーダーがカリスマ的なカリスマ的な人があおり、若い人たちがしっかりと進めているようです。またIT基盤にはパッケージ型のPLM&ERPが使われており、日本は長い歴史、すなわち例えば1,000を超えるインハウスシステムの絡みなどから簡単には行かない、MBSEにしても増改築が難しいパッケージでは簡単ではないとの意見もありました。
例年のごとく、このパネルには現場の意見、そして各OEMの方向性、さらに正にAll Japanはどうするのだと実に機知に富んだアイデアや参考になるコメントがありました。
ここ数年、各社、同じメンバーでこのパネルが進められて来ました。来年はメンバーを一新して開催する予定だそうです。今後も新しい皆さんでこの闊達なパネルの伝統を継承していただければと感じております。楽しみにします。
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