この日は、久しぶりに東京に来られたPTC 社長&CEOのジム・ヘプルマン(Jim Heppelman) さんのお会いできることを楽しみに会場にむかいました。
テーマは、所謂、テクノロジーの発展&成熟の結果、業界が向かっているデジタルツイン、すなわちフィジカル&デジタル融合へのトランフォーメーションです。PTC社の戦略・取組をヘプルマンさんから述べられ、また出席者から長時間の質疑応答に対応いただきました。
内容は新しい製品サービスの紹介もあり、中身の濃いものでした。その中の一枚の画像 (PTC社自身のトランスフォーメーション) をご参照ください。
社は1980年半ばに先進的なパラメトリック 3D CADツールで創業、グローバルに製品設計環境向けに成功、およそ15年後の2000年前に新たに企業のエンジニアリングITツールとしてWeb技術を使った新たなPDMを開発・展開、CADカンパニーからIT・PLMへと (すなわち、トランフォーメーション) 、収益も計画通り倍増しました。
そして今後10年くらいを見据えてよりソリューションのカバーエリアを広げてデジタルトランスフォーメーションに対応し始め、IoTを中心にARなども加えました。ちょうど20年くらい前にPDMで社のトランスフォーメーションを図ったように、今、次に向けて製造業に不可欠なソリューションのデリバリーへと向かっています。投資家向けに図のような社の成長予測を示していると解説がありました。
この日もヘプルマンさん自身から多くの質問に自ら白板も使って解説されました。PTC以前の時代のStartupsの時代の氏の姿が思い浮かびました。いつも変わらぬ真摯さに感銘を受けました。
世界的にIndustrie 4.0に代表されるように製造業は待った無しの大変革に迫られています。生き残りのためにPTCのような社自身もデリバリーのトランスフォーメーションをしてる訳です。それよりも重要なことが、製造業自身がデジタルトランスフォーメーションをどう捉え、取り込みかであり、それは昔から言われている「小手先の変革ではすまない」ということです。
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