国航空宇宙展 東京2018、東京ビッグサイトでの開催、まず、印象的だったのはGE Hondanoターボファンエンジン、HF-120の実物が展示されてしました。
今年に10月1日は日本の国土交通省の型式認定も承認されたとのことです。そのコンパクトさに感動しました。乾燥重量は211kg以下、全長:1,511mm、全幅:655mm、全高:775mmと記されていました。これらのスペックはWikiでチェックするともっと小ぶりです。その違いは不明です。いずれにしろ力持ちの大人数人で持ち上がる程度です。
さてこの日は国際会議場での商用航空機セッションのボーイング社の「創立100年の後に考える未来の空の旅」、エアバス社の「日本における現在のエアバスとイノベーションへの道」、そして最新のMHI社の「航空機製造セッションのM-PAL, MHI 777X製造ラインに採用された先進的な航空機製造手法」、KHI社の「川崎重工における航空機生産技術」について拝聴しました。
「ボーイングが創立100年の後に考える未来の空の旅」では、社を中心に航空機業界の現状と将来を動向含めて解説、そしてテクノロジー面でスカイグリッド、認証や実装にAiの活用、デジタルモデリングやラピッドプロタタイピング、現実に実験が行われているデザインから3ヶ月で飛ぶのビデオプレゼン、現行スタディ中のスーパー&ハイパーソニックや都市内カーゴ向けの電動&ハイブリッドまで語られ、商用航空機のオンデマンドトランスポーテション、そして自制代のイノベーションを目指していることで締めくくりました。
一方、「日本における現在のエアバスとイノベーションへの道」では、日本ビジネスの現況の中で2020年に30%を、そして長期的に50%のシェアを目指してるようです。日本との共同研究プログラムには組立ロボット、電動化、そしてCFRPの長期劣化対策など進めているとのことです。特に社のイノベーション活動&投資について多く時間をさかれ、今年2月に初飛行した完全自立型/電動一人乗りVTOL Vahana、来年初飛行予定の複数人乗車のCityAirbus、イタルデザインとのクルマにもなるPOPUP、そしてF-FANシリーズ、2015人に二人乗り電動でドーバー海峡横断に成功、2020年にはロールスロイス&シーメンスと共同で70人乗りを目指していると盛り沢山の内容でした。そして航空業界のビッグデータ活用、スカイワイズをもって締めくくりました。
「航空機製造セッションのM-PAL, MHI 777X製造ラインに採用された先進的な航空機製造手法」でははBoeing 777Xについてボデイパネルの一環製造ライン、アナリティクスとIIoTでのラインモニタリングの紹介、コア技術として ロボティクス、センシング、AI&IIoT、総合サプライチェーンについて述べられました。
一方、「川崎重工における航空機生産技術」では、戦前の飛燕から始まり、MHI同様に777Xの金属構造胴体についてCFRPとの違い、そして今後注力すべき技術として、課題としてコスト&労働力不足をあげ、変革の必要性、自動化の推進、モデルベース開発、人財スキルの転換&分析などを示し、スマートファクトリーやリアルタイムマネージメントなど、まずはデータが重要であることを述べられました。
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