Blog_2018


2018.12.14:@PTC、Frustrum買収について

20181214 PTC Frustrum

 「フラスタム買収& Creo Simulation Live」のメディア向けの説明会の案内をいただきました。個人的に興味のあったFrustum社の買収についてフォーカスしました。

 米PTC CTO CAD/PLMおよびPTCジャパン WW CAD Business Dev. 各氏からの説明並びにQ&Aとなりました。

 社の概念である設計プロセス:生成 (GENERATE) 、反復 (ITERATE) 、そして検証 (VALIDATE) 、この生成プロセスの強化がFrustumのテクノロジーです。

 Frustumの最新テクノロジーであるAI駆動によるジェネレーティブはエンジニアリングに変革を起こそうとするものです。これはより例えば、今回解説があった鍛造用、鋳造用、アディティブマニュファクチャリングへの製造を確かなものに、さらに複雑な構造体で各部位が異なる材料 (スチール、アルミ、チタン、カーボン) に最適に対応するものです。

 これらはある意味で業界の現行トレンドであります。2019年のCreoのリリースに順次組み込まれて行くことは歓迎するものです。

 Frustum設立のオーナーの最近のインタビューでは、ソフトを売ることが目的でない、目標はデザインの方法を変えるのだと、これは理解できるものです。それがジェネレーティブデザインであり、さらにAI駆動です。最大の課題は設計者 (企業含む) がどれだけ考え方を変えるかにかかっていると考えます。そのために今回買収発表の結果が市場に登場する際にはテクノロジープロバイダ側 (すなわち、ここではPTC) と市場の顧客並びに支援するサービスプロバイダのみなさんがより協力して正常進化である新しいCADの時代に向かうことを願うものです。

参考:2018.11.21:PTC Acquires Frustum (CIMdata Highlight)


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2018.12.7:@ENOVIA User Group Meeting 2018

20181207 ENOVIA UGM 2018

 毎年恒例年末のダッソー・システムズのPLM製品のENOVIA User Group Meeting 2018iイベントです。毎年、聴講させていただいております。

 ENOVIA製品の最新版 R2019xについて、WW ENOVIA  3DEXPERIENCE Customer Success  Senior Technical Sales Directorからありました。ポイントは (順不同) :

  • 持続可能なイノベーションに向けて、モデル化、シミュレーション、そして実行、そしてシームレスはコラボレーションを実解する。
  • 3D experience プラットフォーム&サービスは、単一にデータモデルの基に、そして新リリースで新たなサービスを追加l
  • グーグルライクな3Dサーチ履歴&サジェスチョンの提供
  • 新たなインテリジェント製品コンフィグレーション&インテリジェントビジネスモデリングとプラン
  • POWER'BY戦略でのモデルベースエンジニアリング
    • CADデータをシミュレーションに
    • ユニファイドストラクチャー、他社のCAD (NX, creo、AutoCADなど) や設計&エンジニアリングのマルチビュー
  • ソフトウェアエンジニアリングを含む一つの仮想製品エンジニアリング
  • 製品全体の流れ(Context) をもって のソフトウェアの管理、トレーサビリティ&可視化
  • 課題管理 (issues management) を容易にする新たなウィジェット
  • 変更管理、依存関係 (change dependency) 、機能横断を調整&トラッキング
  • 3rd Party アプリケーションのインテグレーションのためのOSLCサポートプラン

 などなど、実に盛り沢山の内容でありました。

 また、この日は海外のPOWER'BYのユーザー事例が特集されました。その他、国内ユーザーの事例発表もありました。

 今年は例年あったSmarTeamからの移行については話題はありませんでした。

参考:2018.10.23:Are You 3DEXPERIENCEd? (Commentary)


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2018.12.4:@アジレント・テクノロジー、ISO17025

 アジレント・テクノロジー、化学分析機器、電気・電子計測機器の開発/製造/販売/サポート (1999年にHPより分離独立) によるISO/IEC 17025、試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項の国際標準規格の改訂 (2015 -> 2017) に伴いその内容と同社の支援ソフトウエア:Agolent OpenLab製品&サービスにメディア向けの説明会です。

 この規格に要求されることは、公正性、機密保持、リソース、契約書からデータの管理である、文書管理を含めマネージメントシステムと実に広範です。

 今回の改訂のポイント、紙中心の管理から電子データがベースになったことです。このこと以外は基本的に同じであるものの、この規格の理解のために簡素化をし、曖昧さを無くしたことだそうです。

 計測器メーカーでもある社は、この規格を運用する上で特に「データインテグリティ」を強調していました。それらは:

  • 帰属性:誰が何をおこなったか確認できること
  • 判読性:ファイルを読める状態にすること
  • 同時性:測定と同時にデータが記録されていること
  • 原本性:データが生成された時と同じファーマット残っていること
  • 正確性:生データと分析結果が確かに存在すること
  • 完結性:データには全てが含まれていること
  • 一貫性:一連の作業を1つのシステムで行うこと
  • 永続性:記録の保存と保護を確実に行えるメディアを使用すること
  • 有用性:必要な時に記録にアクセスできること

 所謂、「ALCOA+の原則」だそうです。

 以上もろもろ、社のAgolent OpenLab製品によりデータ管理活用例が紹介されました。

 ここのところ、多くのデータ改ざんなど日本国内の大きな不祥事が続いております。事象を必ず記録する、しかも電子データ、すなわちデジタル化は急務です。しかし問題はデジタルになろうと人間系が問題であります。これについてはその場でも議論になりました。

 いずれにせよ、この種のソリューションはよりコトの複雑さが増大かつタイムリーが要求される中では不可欠であり、エンドユーザーがサービスプロバイーと共に競争優位を得るために急務と考えます。


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2018.11.30:@国際航空宇宙展 2018 東京

 国航空宇宙展 東京2018、東京ビッグサイトでの開催、まず、印象的だったのはGE Hondanoターボファンエンジン、HF-120の実物が展示されてしました。

 今年に10月1日は日本の国土交通省の型式認定も承認されたとのことです。そのコンパクトさに感動しました。乾燥重量は211kg以下、全長:1,511mm、全幅:655mm、全高:775mmと記されていました。これらのスペックはWikiでチェックするともっと小ぶりです。その違いは不明です。いずれにしろ力持ちの大人数人で持ち上がる程度です。

 さてこの日は国際会議場での商用航空機セッションのボーイング社の「創立100年の後に考える未来の空の旅」、エアバス社の「日本における現在のエアバスとイノベーションへの道」、そして最新のMHI社の「航空機製造セッションのM-PAL, MHI 777X製造ラインに採用された先進的な航空機製造手法」、KHI社の「川崎重工における航空機生産技術」について拝聴しました。

 「ボーイングが創立100年の後に考える未来の空の旅」では、社を中心に航空機業界の現状と将来を動向含めて解説、そしてテクノロジー面でスカイグリッド、認証や実装にAiの活用、デジタルモデリングやラピッドプロタタイピング、現実に実験が行われているデザインから3ヶ月で飛ぶのビデオプレゼン、現行スタディ中のスーパー&ハイパーソニックや都市内カーゴ向けの電動&ハイブリッドまで語られ、商用航空機のオンデマンドトランスポーテション、そして自制代のイノベーションを目指していることで締めくくりました。

 一方、「日本における現在のエアバスとイノベーションへの道」では、日本ビジネスの現況の中で2020年に30%を、そして長期的に50%のシェアを目指してるようです。日本との共同研究プログラムには組立ロボット、電動化、そしてCFRPの長期劣化対策など進めているとのことです。特に社のイノベーション活動&投資について多く時間をさかれ、今年2月に初飛行した完全自立型/電動一人乗りVTOL Vahana、来年初飛行予定の複数人乗車のCityAirbus、イタルデザインとのクルマにもなるPOPUP、そしてF-FANシリーズ、2015人に二人乗り電動でドーバー海峡横断に成功、2020年にはロールスロイス&シーメンスと共同で70人乗りを目指していると盛り沢山の内容でした。そして航空業界のビッグデータ活用、スカイワイズをもって締めくくりました。

 航空機製造セッションのM-PAL, MHI 777X製造ラインに採用された先進的な航空機製造手法」でははBoeing 777Xについてボデイパネルの一環製造ライン、アナリティクスとIIoTでのラインモニタリングの紹介、コア技術として ロボティクス、センシング、AI&IIoT、総合サプライチェーンについて述べられました。

 一方、川崎重工における航空機生産技術」では、戦前の飛燕から始まり、MHI同様に777Xの金属構造胴体についてCFRPとの違い、そして今後注力すべき技術として、課題としてコスト&労働力不足をあげ、変革の必要性、自動化の推進、モデルベース開発、人財スキルの転換&分析などを示し、スマートファクトリーやリアルタイムマネージメントなど、まずはデータが重要であることを述べられました。


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2018.11.28:@国際航空宇宙展 2018 東京

 国航空宇宙展 東京2018、東京ビッグサイトで開催されました。本来の開催は2020年ですが東京オリンピックでその年は開催できないので2年前倒しで小降りにして開催したようです。よって2年前のように展示会場のブースでの実機展示などはなくちょっと寂しいなと感じました。

 国際会議場での基調講演は経済産業省/防衛装備庁/内閣府など国内官の取組&プログラムの紹介、国際協力として日米はThe Aerospace Industries Association、日仏はFrench Aerospace Industries Assosiation (GIFAS)、日印協力/Society of Indian Aerospace Technologies and Industries (SIATI) など各国と日本の関係について興味深く拝聴しました。

 グローバルな航空業界各社&日本国内関連業界の様々なサプライヤ企業各社の動向・進展を感じ取るには絶好な機会であります。PLM業界からダッソー・システムズが出展されて一通りの展示シナリオをレクチャーいただきました。

 この日は展示ホール、ボーイング社のブースでは、”ボーイング787 ドリームライナー (Boeing 787 Dreamliner)” のフライトシミュレータがありました。

 全く個人的な興味ではありますがこれはぜひやるべきとすぐに予約カードをもらいもした。昔、何度も訪問したシアトルのボーインフフィールド (King County International Airport) に着陸するプログラムのようです。最初の方はなかなか着陸できず (クラッシュランディング) 見学者を大いに沸かせました。次の外人の方はどうも慣れてるようで正にビューティフルランデングでした。

 そして自分です。緊張!米人の教官 (?) が操作を色々、もっと引けとかもっと押せと助けてくれます。フラフラとランナウィイへと、そして降りられそうで降りれない、しかしランナウィイに何とかカウンターでハードランディング、シートがガタガタを振動しました。機体に損傷はなかったようです (?)。一応、無事成功!終了記念に教官から787のピンバッジをいただきました。粋な計らいに感謝です。





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2018.11.13:@PTC Forum Japan 2018

20181113 PTC Forum JP 2018

 グローバルに開催されているPTC社のユーザー向けのフォーラムの日本版です。

 今年のタイトルは、”INDUSTRIAL INNOVATION AT THE NEW FRONTIER” 、副題として “加速する産業イノベーションの最前線: です。

 午前はPTC社ならびに大手ユーザー代表による基調講演、午後は分科会はPTC社から製品動向の紹介&レクチャ、サービスロバイダ各社の取組の紹介、そして顧客の事例発表、合計34セッションと盛りだくさんです。

 以下は、上記セッションと並行して行われたメディア (および業界アナリスト) 向けのセッションからです。本社から製品担当EVP、AR担当EVP&GM、PLMセグメントVP&GM、Creo製品マネジメント担当VP、スマートコネクテッド製品担当VP、製造戦略ソリューション担当VP、そして日本側からAP総括責任者とオールラウンドのメンバーでQ&Aを中心に長時間質問に対応いただきました。

 その中で興味あるポイントは:

 現在は従来型のビジネスであるPLM (CAD/PDM) 主体の収益の内容について、長期的にみれば2023年 (5年計画?) では、およお半分はIoT (AR含む) 関連と社は予測しています。その背景としては従来製品&サービスのPLM伸びは7~8%/年で安定的に推移する。一方、新しい領域であるIoT関連領域は一般予測で30~40%/年で推移し、新たな機会創出が期待できることです。正しいことを正しく進めれば収益が倍増するというものです。

 国内ビジネスに向けると、IoT/AR関連はグローバルに若干の遅れがあるようです。しかし、全体的なビジネスでは社のFY18はPLMを中心に好調で全体としてFY17をリカバーし大きく伸ばしたとのことです。

 このメディア (および業界アナリスト) 向けセッションでの社に感じたことは次の三点です:

  • Pain Needs - 顧客のビジネス上の痛みを分かち合い、そのニーズに応える。
  • Innovation Needs - 顧客は競争優位に立つためにイノベーションが必要である。そのニーズを支援する。
  • Integration Needs - もはy一つのソリューション&アプリケーションでは解決できない。それらのインテグレーションを支援する。

 上記に集約3点は、社のメッセージと感じた次第で、ユーザー企業だけではコトは解決しないことは明確であります。


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2018.11.9:@オートモーティブデジタルプロセスセミナー2018

20181109 DIPRO SEMINAR

 毎年、楽しみにしているデジタルプロセス株式会社の恒例イベントです。

 何時も現場の課題・問題にタイムリーにフォーカスし、地道な取組に感銘を受けています。特に既に長期にシリーズ化した感のある日本を代表する自動車OEMのIT担当者を中心にしたパネルディスカッションが楽しみです。

 今年のテーマは、”自動車開発のデジタル化、一気通貫プロセスへの飛躍 第二弾”、副題として “デジタルものづくりの夢と現実” とありました。

 第二弾とあるように昨年の続きとのこと、中心ははやはり部品表とCAD情報&PDMであり、それに最近のIoTやデジタルツインなどの避けられない動向・テーマを如何に取込むかの各社の意見が現実的な取組を中心に議論がありました。

 最終的にお聞きして感じたことを3点にすると以下の通りです:

  • Excel使用は止められない、それをRPA によるオペレーションの自動化!
  • PLM関連製品 (ソフトウェア) の品質、少なくとも自動車会社のSOP並みに!
  • バージョンアップがますます複雑 (複数のアプリ&ソフトウェアが相互依存をもって動作) 、投資も膨大に!削減努力&手法を!

 何時も地べたを這いつくばるようなエンジニアリングITの現場の本音が表に出る場であります。また、ここ何年かはパネルの最後にあった会場からQ$Aや提案意見などが省略されているのがちょっと寂しい気もしますが、ある意味でパネルのみなさんの発言が会場のエンドユーザーに共感を得ているのかとも考えます。


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2018.8.31:Bugatti Chiron - AM @Siemens Analyst Conference


 今年も縁あって、業界大手メーカー、シーメンス社主催の年次会議 (業界アナリスト向け) に集積しました (米国ボストン)。

20180831 Gugatti Chiron AM 当該企業の最新状況&今後の戦略の紹介がメインです。世界からおよそ200人ほどの関係者の一員として出席しました。

 個人的な興味として3Dプリンター、正確にはアディティブマニュファクチャリング (AM = Additive manufacturing、積層) 、今年はBugatti Chironの可変角度のリヤウイングへの応用が展示されました。

 Bugatti Chiron自体はまだ未完の大器のようで、最高性能 (設計上の最高速など) を満たすためのタイヤもこれからとか、そのために可変角度のリヤウイングが肝のようで、加速、コーナリング、ブレーキングなどで適切に角度が変化する油圧制御のリヤウングが開発され、そのための自動制御ソフトも高度になっているようです。

 今回の開発のイノベーションの目玉はそのメカ部分に従来の削る (サブトラクティブ) やプレスするなどから積層のジャネレーティブデザインをベースとした最適形状と重量軽減のアディティブマニュファクチャリングによるものです。

 画像にように極限まで削ぎ落とした形状でチタン材で強度は増しても重量は50%程度になるそうです。何十年前のBugattiも技術上のイノベーションの塊であり、そのスピリットは今日では継続されてるようです。

 本カンファレンスに関する参考記事:2018 Siemens PLM Software インダストリーアナリストカンファレンス “Innovation without Boundaries (境界なきイノベーション) ” (CIMdata論評)


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