メタリンク株式会社
(MetaLinc K.K.)

2024年テーマ：Digital Twins: Enhancing Lifecycle Performance
(デジタルツイン：ライフサイクルパフォーマンスの強化)

おかげさまで本年も無事完了しました。

　CIMdataの2024年度のPLM Market & Industry Forum シリーズのテーマは「Digital Twins: Enhancing Lifecycle Performance (デジタルツイン：ライフサイクルパフォーマンスの強化)」です。

　デジタルツインは至る所で見かけられ、世界のPLMマーケットリーダー上位25社のほとんどが、このコンセプトについて議論し、支持しています。デジタルツインが何であるかについて、誰もが正確に同意しているわけではありませんが、製品のライフサイクルにおけるパフォーマンスをさまざまなメトリクスでよりよく理解する必要性は、そのパフォーマンスを最適化する上で非常に重要です。

　CIMdataの2024年度 PLM Market & Industry Forumでは、デジタルツインにスポットを当て、世界のPLMエコノミーがどのように対応しているかにフォーカスし、産業界の企業がデジタルツインの目標をどの程度達成できているかを考えます。この重要なテーマを明らかにするるために、2023年後半から2024年前半にかけて実施された一次調査を共有します。

　CIMdataの2024年度のグローバルなPLM市場分析結果の初公開を中心に、PLM市場の現状と今後のトレンドに関するCIMdataの見解を詳しく紹介します。これは、PLMドメイン、産業界や地域にわたる詳細な分析と予測、また主要なPLMソリューションプロバイダーの収益と市場シェア別のパフォーマンスを網羅するものです。

背景 – Background

　「製品」のパフォーマンスを理解するための模型の構築は数千年前に遡ります。コンピューターが登場するずっと以前には、ストリーマー (空気の流れを可視化する) を使った風洞が空気力学の理解と改良に役立ち、船舶模型の水槽では船体設計のテストを可能にしていました。

　デジタルツインは新しい概念ではありません。NASAは宇宙探査の初期に「Paring Technology (ペアリングテクノロジー) 」の実験を始めました。新しいのは、アイデアから製品または物理的資産群のライフサイクル全体を通じて、コスト効率よくデジタルツインを維持する能力です。

　現在、「デジタル ツイン」という言葉は、製品ライフサイクル管理 (PLM) 市場のいたるところで聞かれるようになり、CIMdataのPLM市場リサーチでは、世界のトップ 25の市場リーダーのほぼすべてがソリューションを提供しています。しかし、より深く掘り下げると、皆さんはさまざまなソリューションプロバイダーがこのフレーズにさまざまな意味を与えていることがわかります。

　2021年、世界的な大手市場調査会社が、2028年までに1100億米ドル (約16兆3,212億5,000万円、148円/US$換算) の成長が見込まれるデジタルツインの市場ポテンシャルに関する調査結果を発表しました！その社の定義には、Al、機械学習、モノのインターネット (loT) 、ブロックチェーン、拡張現実 (AR) 、ビッグデータアナリティクス、5Gといったバズワードなど、デジタルツインの可能性を拡大するバズワードが含まれていました。しかし、その社の市場定義には、デジタルツインで使用される知的財産 (IP) の定義や管理、あるいはそれらをシミュレーションする能力を支援するものは含まれていませんでした。

　これにより、一連の疑問が生じます。この叫びはデジタルツインについてどのように考えているのでしょうか? 何がそれを可能にするのでしょうか？どのようなユースケースが重要なのでしょうか？どのようなベネフィットが期待できるのでしょうか？

　CIMdataは40年以上にわたり、業界をより良くすることに向けた議論の調和・調整に貢献しており、数年間にわたってこのテーマに積極的に取り組んできました。

　2024年のテーマ「Digital Twins: Enhancing Lifecycle Performance (デジタルツイン：ライフサイクルパフォーマンスの強化) 」は、デジタルスレッドへの2023年の焦点をより良いものにするために補完するものです。私たちは、産業界の関係者を対象としたもの、また産業界の企業がデジタルツインの目標を達成するのを支援するソフトウェアプロバイダーおよびサービスプロバイダーを対象としたものの2つのWebベースのサーベイを通じて、このフォーラムに関するインサイトを収集しました。

　一連のテーマ別プレゼンテーションを通じて、デジタルツインの定義や関連するトピックについて、これまでの取組の背景を説明し、続くセッションへのフレームワークを提供します。デジタルツインの探求では、産業界の視点に続いて、ソフトウェアプロバイダーとサービスプロバイダーに焦点を当てた「PLMエコノミー」の視点を考えます。

　フォーラムの最後には、デジタルツインに不可欠なイネーブラーとして認識されているアナリティクスと人工知能 (AI) に関するディスカッションを行います。さらに、参加者は、「News from the Field (現場からのニュース) 」のセグメントで紹介される2023年フォーラム以降のハイライトや学びを通じ、CIMdataの産業界のコンサルティング業務からインサイトを得ることができます。

CIMdata PLM Market & Industry Forums

PLM市場＆業界フォーラムとは？

PLMソフトウェア＆サービスプロバイダーに特化した他に例を見ないユニークな年次イベント

CiMdataの2023年市場分析とPLMエコノミーの現状を初めてご覧いただく

新たなトレンドおよび2024年に何が予想されるかについての見解

リラックスした環境での同業者とのネットワーキングの機会

CIMdataの40年以上の経験から学ぶ

CIMdata PLM Market & Industry Forum

参加するベネフィットは？

• • • PLMソフトウェア&サービスプロバイダーの皆さんのみを対象としてデザインされた唯一のイベントである。

    • CIMdataによる2023年PLM市場の数値に関する分析にいち早く参加できる。

    • 2023年PLM市場の分析を含む、すべてのプレゼンテーションのコピーを受け取る。

    • 現行のPLM市場とそれに影響を与えるダイナミクスについて学ぶ。

    • 来年のPLM市場環境をナビゲートするために活用できる機会とアプローチを理解する。

    • 志を同じくするPLMプロフェッショナルとのネットワーク

    • CIMdataのソートリーダーから話を聞く

CIMdata PLM Market & Industry Forum

参加すべき皆さんは？

• • • PLMソフトウェアプロバイダーおよびサービスプロバイダー

    • PLMシステムインテグレーター

    • 付加価値再販業者およびチャネルパートナー

    • PLM以外のエンタープライズソリューションプロバイダー

    • アナリストリレーションおよび競合分析の専門家

    • 戦略のプロフェッショナル

    • アナリスト、ベンチャーキャピタル、コーポレートファイナンスの専門家を含む金融コミュニティ

    • PLMとデジタルトランスフォーメーションのジャーニーで産業界やエンドユーザーの成功を支援するすべての関係者

CIMdata PLM Market & Industry Forum

日時＆開催場所

CIMdata PLM Market & Industry Forum (PM＆IF)は、弊社プログラムのEducation – Leadershipの一環です。

過去の年次テーマ (上記の旧コンテンツをご覧ください)

• 2023年：“デジタルスレッド：ビジネス変革の原動力” (The Digital Thread: Powering Business Transformation)
• 2022年：“サステナビリティ:グローバル課題に立ち向かうために不可欠なPLM” (Sustainability: PLM Essential to Facing this Global Challenge)
• 2021年：“危機に直面した際のレジリエンス：より望ましい方向に立ち直る” (Resilience in the Face of Crisis: Bouncing Forward)
• 2020年：“スマート製品、賢くつながる” (Products, Smartly Connected)
• 2019年：“拡張インテリジェンス：製品ライフサイクル全体のアプリケーション” (Augmented Intelligence: Applications Across the Product Lifecycle)
• 2018年：“インダストリー4.0 – そのグローバルインパクト＆ステータス” (Industry 4.0 – Its Global Impact & Status)
• 2017年：“PLM：デジタリゼーションへのキーイネーブラー” (PLM: A Key Enabler for Digitalization)
• 2016年：“素材の世界：あらゆるモノ・コトを変える” (It’s a Material(s) World: This Changes Everything)
• 2015年：“イノベーションのためのプラットフォーム：PLMの次なる進化のステップ” (Platforms for Innovation: PLM’s Next Evolutionary Step)
• 2014年：“循環経済に向かって：新たな試練が新たなチャンスをもたらす” (Moving Toward a Circular Economy: New Challenges Offer New Opportunities)
• 2013年：“デシジョン！”（Decisions, Decisions）
  2012年：“すべて真なり”（The Whole Truth）
• 2011年：“PLM – バック・トゥ・ザ・フューチャー” (PLM – Back to the Future)
• 2010年：“PLM – 業績回復を加速する” (PLM―Accelerating the Recovery）
• 2009年：“不確実な経済時に於けるPLM” (PLM in Uncertain Economic Times)