今日の市場において、ロイヤルティと顧客維持は、継続的なビジネスにおける双璧を成す原動力であり、あらゆる組織の生命線です。SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木洋史、以下 SAPジャパン)は、お客様がこの課題に対応できるよう、SAP(R) Engagement CloudSAP(R) Customer Loyalty Managementという2つの強力なソリューションを発表しました。また、顧客体験のためのインテリジェントアプリケーションについても発表しました。

SAP Engagement Cloudは、SAP(R) Business Data Cloudを基盤としており、マーケティング、コマース、セールス、サービスにおける断片化されたインタラクションをAI主導のジャーニーへと変革し、顧客ロイヤルティの強化、関係の深化、そしてビジネス成長の促進を実現します。物流、財務、サプライチェーンに至るまで、あらゆる顧客タッチポイントを実際の運用データと連携させることで、ブランド企業は正確な配送見積もり、関連性の高いオファー、そして実際の在庫とフルフィルメント能力を反映したタイムリーなサービスを提供できるようになります。

Jouleと組み込みAIによってSAP Engagement Cloudは、キャンペーン実行の迅速化、意思決定の自動化、規模の大きな顧客ベース向けに、あらゆるインタラクションの一貫性、連携、そして有意義性を確保します。このソリューションは、2026年第1四半期に一般提供が開始される予定です。


SAP Customer Loyalty Managementは、組織が顧客ロイヤルティを促進し、長期的な関係構築を通じたビジネス成長の実現に役立ちます。本ソリューションは、顧客データやロイヤルティのエンゲージメントをクラウドベースのウォレットに蓄積し、「ロイヤルティプロフィール」として分析を行います。これらのプロフィールにより、ロイヤルティプログラムの設計者は個々の顧客の動機を理解し、セグメンテーションやターゲットマーケティングのプロセスを強化することが可能になります。

さらに、本ソリューションは、ポイント制プログラム、セグメント化されたオファー、パーソナライズ
されたリワード、エンゲージメントインセンティブなど、複数のロイヤルティモデルを統一された
インターフェースでサポートします。この柔軟性により、チームはパートナー連合プログラムを
管理し、特定の顧客セグメントに合わせたリワードをカスタマイズすることが可能になります。
単一のロイヤルティシステムを活用することで、組織はプロモーションをより効率的に設計でき、より
パーソナライズされ競争力のあるオファーを提供することで、より深く長期的な顧客エンゲージメントを
実現します。このソリューションは、2025年第4四半期に一般提供が開始される予定です。

  • Revenue Intelligenceは、CRM、コマース、ERPからのデータを統合し、パイプラインのリスク、顧客の健全性、そして営業実績を明らかにします。営業リーダーと最高売上責任者(CRO)は、統合されたリアルタイムのビューを活用して、パイプラインの強化、成約率の向上、そして収益性の高い成長の加速を実現します。
  • Consumer Products Intelligenceは、メーカーや消費財メーカーが販促活動や顧客向けオファーを最適化することを可能にします。SAP(R) Integrated Business PlanningおよびSAP(R) Analytics Cloudと統合されたこのソリューションは、販売、サプライチェーン、生産からのリアルタイムデータを活用し、利益率の分析、業績の監視、財務計画のサポートを行い、CX戦略を業務の実態と整合させます。

これらのイノベーションはSAP(R) Business Suiteと緊密に統合されており、あらゆるCXインサイトがリアルタイムで調和されたデータに基づいていることを保証します。現在、限定的なプライベートプレビュー段階にあり、2026年上半期に一般提供が開始される予定です。

以上

SAPジャパンについて

SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAP(NYSE:SAP)は、エンタープライズアプリケーションとビジネスAIのグローバルリーダーとして、ビジネスとテクノロジーの融合を推進しています。50年以上にわたり企業と共に歩み、進化を続け、財務、調達、人事、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなどのビジネスクリティカルな業務を統合し、お客様のビジネスを成功へと導く支援をしています。詳細は、こちらからご覧ください。
http://www.sap.com/japan

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