メタリンク株式会社
(MetaLinc K.K.)


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(本リリースは、5月20日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE: SAP)は、オーランドで開催された年次カンファレンス「SAP(R) Sapphire(R)」において、すべてのユーザーにBusiness AIの力を提供し、仕事の進め方を変革する新たなイノベーションとパートナーシップを発表しました。業務のあらゆる場面で機能するJoule アシスタントの進化や、部門横断的に機能するJoule Agentの拡充により、SAPはBusiness AIをより多くの企業にとって身近な存在とし、最大30%の業務生産性向上を後押しする新たなフェーズに入りました。

SAP CEOのクリスチャン・クライン(Christian Klein)は次のように述べています。「SAPは、世界で最も強力なビジネスアプリケーションと、独自のリッチデータ、そして最新のAI技術を融合することで、お客様の成功と成長につながる価値を継続的に創出しています。Jouleの機能拡張、AI業界のパイオニアとの連携、SAP(R) Business Data Cloudの進化によって、SAPはBusiness AIを現実のものとし、不確実性の高まる世界でお客様の成功を支えるデジタル変革を推進します」

SAPの生成AIアシスタント「Joule」は、ユーザーが業務を行うあらゆる場所に存在し、生産性向上に必要なすべての情報に対してパーソナライズされた回答を提供します。Jouleは、SAPアプリケーションの内外を問わず、ユーザーの業務全体に寄り添いながら、データの検索、リアルタイムインサイトの提示、ワークフローの最適化を支援します。今回新たに追加された「アクションバー」は、WalkMeの技術を活用し、アプリケーション全体でユーザーの行動を学習、これによりJouleは、ユーザーのニーズを先回りして捉え、常に稼働しながら能動的にサポートするAIとして機能します。これは、SAPの厳格な倫理的AIガイドラインに準拠しています。

また、AI搭載の検索エンジン企業Perplexityとの協業により、Jouleは構造化データと非構造化データの両方を活用して、複雑なビジネス課題を解決できるようになりました。PerplexityとSAP(R) Knowledge Graphを基盤に、Jouleは今や、グラフやチャートなどの視覚的かつ構造化された回答を、SAPの業務フロー上でリアルタイムデータに基づいて即時に提示できます。たとえば、外部の最近の出来事が自社の業績にどう影響するかをJouleに尋ねると、最新ニュースと社内データを組み合わせて予測を提示してくれます。

SAPはまた、ビジネスプロセスやワークフローを根本から再構築するJoule Agentの拡張ライブラリーを発表しました。これらのAIエージェントは、世界最高水準のリアルタイムビジネスデータを活用し、Jouleの連携・制御機能によって、複数のシステムや部門をまたいで動作します。これにより、急速に変化するビジネス環境の中でも、先を読み、適応し、自律的に行動することで、組織の俊敏性を維持します。SAPは業界をリードするパートナーと連携し、エンド・ツー・エンドの業務プロセスを実行可能な、相互運用性の高いAIエージェントのエコシステムを構築しています。新たに発表されたエージェントは、カスタマーエクスペリエンス、サプライチェーン管理、支出管理、財務、人材管理といった領域を幅広く網羅しています。

さらにSAPは、企業によるAIソリューションを構築・展開・拡張する方法を変革する、AI開発のためのオペレーティングシステム「AI Foundation」も発表しました。AI Foundationは、開発者がカスタムAIソリューションを構築・拡張・運用するための単一のエントリーポイントを提供し、Business AIのための本格的なオペレーティングシステムとして位置付けられます。先進AI研究機関であるNot Diamondとの共同開発によるプロンプト最適化機能も搭載され、複雑なユースケースに対するAIプロンプトの作成時間を数日から数分へと短縮します。

SAPは、SAP Business Data Cloudにおいても、新たな業務別インテリジェントアプリケーションを発表しました。これらのアプリケーションは、ビジネスクリティカルなデータを活用して継続的に学習し、結果をシミュレーションし、適切なアクションへと導きます。そして、変化を検知してプロセスを最適化し、ニーズを先回りして把握し、人とAIの協働により実効性のある成果を生み出します。たとえばPeople Intelligenceアプリケーションでは、人材・スキルに関するデータを人材に関するインサイトとAI主導のレコメンデーションに変換することで、チームのパフォーマンスを最適化します。

さらに、SAPとPalantirは、両社共通のお客様のクラウド移行とモダナイゼーションを支援するために提携します。PalantirとSAP Business Data Cloudのシームレスな連携により、お客様はエンタープライズ環境全体で調和のとれたデータ基盤の構築が可能になります。両社は責任を持って本質的な成果を提供し、米国政府を含むお客様が変化や混乱に迅速に対応できるよう支援します。

SAPはまた、お客様がそれぞれのビジネス課題に対応するSAPクラウドソリューションの導入を簡素化できるよう設計されたSAP(R) Business Suiteパッケージも発表しました。これらのパッケージにはSAP Buildが組み込まれているため、組織は独自のニーズに合わせてアプリケーションをカスタマイズできます。

さらにSAPは、かつてないスピードでクラウド移行を実現する新ソリューションを発表しました。Jouleを起点とし、SAP Signavio(R)やSAP(R) LeanIX(R)などのSAPソリューションから得られるインサイトを活用することで、組織の変革目標に合わせたパーソナライズされたガイダンスと実用的な推奨事項を提供し、価値実現までの時間を最大35%短縮します。

詳細は「2025 SAP Sapphire Innovation Guide」をご覧ください。

以上

SAPについて

SAP(NYSE:SAP)は、エンタープライズアプリケーションとビジネスAIのグローバルリーダーとして、ビジネスとテクノロジーの融合を推進しています。50年以上にわたり企業と共に歩み、進化を続け、財務、調達、人事、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなどのビジネスクリティカルな業務を統合し、お客様のビジネスを成功へと導く支援をしています。詳細は、こちらからご覧ください。www.sap.com

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