2025.1.31:セバスチャン・シュタインハウザーがSAPエグゼクティブ・ボード・メンバーに就任、現エグゼクティブ・ボード・メンバーのトーマス・ザウアーエシッヒは契約を延長 (SAP)
新しいエクステンデッドボードに最高技術責任者(CTO)と最高収益責任者(CRO)が加わり、さらなる効率の向上、変革の加速化を図ります。
(本リリースは、1月28日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE: SAP)は、セバスチャン・シュタインハウザー(Sebastian Steinhaeuser)(39歳)がSAPエグゼクティブ・ボード・メンバーに任命されたことを発表しました。シュタインハウザーは、ボードエリア内に新設された「ストラテジー&オペレーションズ(Strategy & Operations)部門」を率い、引き続きSAPの戦略実行を支え、オペレーションのシンプル化を推進します。また、SAPスーパーバイザリーボードは、カスタマーサービス&デリバリー担当ヘッドであるエグゼクティブ・ボード・メンバー、トーマス・ザウアーエシッヒ(Thomas Saueressig)との契約を2028年まで3年間延長することを決定しました。
SAPはまた、新たに任命されたCTO、共同CRO、最高マーケティング責任者(CMO)を含む、全社のシニアリーダーで構成されるエクステンデッドボード*を設立することを発表しました。新しいSAPエクステンデッドボードは、SAPのAIファースト、スイートファースト戦略の実行を推進する戦略的諮問機関として機能します。SAPエグゼクティブボードがSAP SEの最終的な決定機関であることに変わりありませんが、SAPエクステンデッドボードは、グローバルなリーダーシップを活かして、主要なイニシアティブとの調整、組織全体の円滑な実行を推進する役目を担います。
戦略実行とシンプル化を推進する新しい部門
新たなストラテジー&オペレーションズ部門は、SAPの戦略を社内外に浸透させ、さらに社内業務をシンプル化することで、SAPの変革ジャーニーの継続的な成功を支えます。また、新たにCMOに任命されたエイダ・アグライト(Ada Agrait)率いるグローバルマーケティング(Global Marketing)部門とストラテジー&オペレーションズ部門を統合することで、緊密なコラボレーションを実現して、強化されたデジタルエクスペリエンスをお客様とパートナーに提供できるようにします。
SAP SE スーパーバイザリーボード会長のペッカ・アラ=ピエティラ(Pekka Ala-Pietilä)は次のように述べています。「2020年に入社して以来、セバスチャン・シュタインハウザーはSAPの企業戦略の作成と実行において極めて重要な役割を果たしてきました。我々は、セバスチャンが単なるリーダーではなく、イノベーションからインパクトを生み出す未来の設計者だと信じています。SAPスーパーバイザリーボードを代表して、セバスチャンが新たな任務においてすばらしいスタートを切れるよう願っています。さらに、トーマス・ザウアーエシッヒのSAPエグゼクティブ・ボード・メンバーとしての任期延長についても、心より歓迎いたします。彼はお客様の迅速なクラウド移行に大いに貢献してくれました。我々は彼のさらなる活躍を期待しています」
2020年にSAPに入社したシュタインハウザーは、最高戦略責任者などさまざまな役職を歴任し、ビジネス変革管理、ビジネスネットワーク、サステナビリティという成長分野を統括してきました。2024年、シュタインハウザーは最高戦略・執行責任者になり、その監督範囲は、事業運営、ビジネスプロセス、IT、さらにはエコシステム、商業機能まで広がりました。SAP入社以前は、Boston Consulting Groupに所属し、さまざまな企業のコーポレート/デジタル変革ジャーニーを支援してきました。
SAPの成功基盤を構築するためのさらなる組織のアップデート
SAPはまた、新CTOと新CROも発表しました。フィリップ・ハーツィク(Philipp Herzig)は、現在の最高AI責任者に加え、グローバルCTOにも就任します。グローバルCTOは、SAPのテクノロジー戦略、イノベーション、研究・経営企画を監督し、SAPのビジネスAI部門とサステナビリティ部門の継続的成功を支えるとともに、SAPのお客様およびパートナーのためのイノベーションを引き続き推進します。
ヤン・ゲルグ(Jan Gilg)とエマニュエル(マノス)・ラプトプロス(Emmanuel (Manos) Raptopoulos)は、ともにSAPの新しいCROとして、SAPのカスタマーサクセス組織を共同で率います。現在Cloud ERPのプレジデント兼最高製品責任者であるゲルグは、SAP AmericasとGlobal SAP Business Suiteを統括します。現SAP EMEAリージョン担当プレジデントのラプトプロスは、SAP EMEA、MEE、APACの各リージョンを統括します。深い製品知識と優れた営業経験を併せ持つリーダーを昇格させることにより、SAPは、お客様とより深く関わり、お客様の課題から、持続的成功へと導くソリューションを生み出せるようになると考えます。ハーツィク、ゲルグ、ラプトプロスは、SAPのCEOであるクリスチャン・クライン(Christian Klein)直属となり、SAPのエクステンデッドボードに加わります。
すべての変更内容は2025年2月1日より有効となります。
*エクステンデッド・ボード・メンバー:エイダ・アグライト(最高マーケティング責任者)、マイケル・アメリング(Michael Ameling)(Business Technology Platform担当ゼネラルマネージャー)、セバスチャン・ベーレント(Sebastian Behrendt)(グローバルファイナンス担当ヘッド)、ヤン・ゲルグ(Americas & Global Business Suite 担当最高収益責任者)、フィリップ・ハーツィク(最高技術責任者)、トーマス・フィエスター(Thomas Pfiester)(グローバル・カスタマー・エンゲージメント担当ヘッド)、エマニュエル・ラプトプロス(APAC/EMEA/MEE担当最高収益責任者)、TBA(Business Suite担当ゼネラルマネージャー)、モニカ・シャラー(Monika Schaller)(最高コミュニケーション責任者)
以上
SAPについて
SAP(NYSE:SAP)は、エンタープライズアプリケーションとビジネスAIのグローバルリーダーとして、ビジネスとテクノロジーの融合を推進しています。50年以上にわたり企業と共に歩み、進化を続け、財務、調達、人事、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなどのビジネスクリティカルな業務を統合し、お客様のビジネスを成功へと導く支援をしています。詳細は、こちらからご覧ください。
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