本年度の国際航空宇宙展、前回は2018年11月、コロナ禍とかさまざまは影響があり、実に6年ぶりの開催です。

 見学の名目はビジネス上のトレンドの把握や製品&技術情報収集ですが、個人的には航空機そのものや設計&製造技術に興味があり、このイベントは毎回、心を踊らして参加しております。

 本来ならば、グローバルなレベルで考えるならば「国際航空宇宙&防衛展」のほうがふさわしいと思いますが、日本独特の官民の事情なのでしょうか、「防衛」という単語は避けざるを得ないのでしょう。

 ビジネス上なのでここでは主なPLM関連各社の出展内容を見てみましょう (敬称略):
ダッソー・システムズ:社の出展者情報は「航空宇宙・防衛産業のお客様向けに製品の要求・設計から製造、管理までを統合的に支援するデジタルプラットフォーム」これらはグローバルに知られたこと、現場の説明の方のお話では、やはり国内A&D業界、シミュレーションが活況を呈しているようで、たとえば、無人機のMBSEビジネス、設計構想の段階からのネットゼロなど進んでいるとのこと。また、国にの政策の後押しも大きいことが事実のようである。
NEC:実績ある航空管制ソリューションとそのDX化:自社製生成AIおよび大規模言語モデル (LLM) を参考展示
電通総研:社の製造業向けソリューション:iQUAVISにAPQP – AS13100/RM13145対応を搭載。また、CATIA Magic – SysMLに準拠したMBSEのためのツール。
シーメンス:航空宇宙&防衛業界向け、設計・開発・製造ソリューション「シフトレフト」「コネクテッド・ファクトリー」、航空宇宙/防衛業界向け  SaaS型 PLM 航空宇宙&防衛業界向けTeamcenter X (認証を取得の規制や安全要件が厳格化、企業は製品開発課題の深刻化に直面、ソフトウェアの管理とアップデートをシーメンスに任せる) 、Siemens Xcelerator:製品の性能と生産効率に関するインサイトをリアルタイムで把握、などなど。
サイバネットシステム:
IFSジャパン:航空宇宙&防衛向け業界のMROソリューション

 その他、アンシス・ジャパンがA&D業界のトレンドであるモデリングとシミュレーションを活用したデジタルエンジニアリング、サイバネットシステムAnsysのマルチフィジクスCAEソフトウェアやFlownexの熱流体システムレベル解析シミュレーションなど、それほど多くのソフトウェア*サービスプロダイダーは見られませんでした。

 コンサル系は、アクセンチュア (設計/製造サプライチェーンの生成AI、防衛向けサイバーセキュリティ) 、
デロイト トーマツ スペース アンド セキュリティは宇宙・安全保障分野向けコンサルティングサービス、3Dプリンティングのサプライヤー&サービスプロダイダーは多く見られました。
 (注:上記は各社出展内容すべてはありません。当サイトオーナーの現場での見識です。)

 日本の航空宇宙&防衛産業に関わる国家の戦略もありここ数年デジタル化の流れ&以降により、IT産業ひいていはPLM業界においてもこの領域でのプロバイダー関連の動きも活発であります。その意味ではもっと多くのソフトウェア*サービスプロバイダー企業の参加があってはいいのではと感じました。

 ある意味で「防衛」という言葉はタブーなのかもしれませんが、日本国民すべてがその実態を知るねき、現実の状況や動きをもっとオープンにすべきと常日頃考えています。今後、政府および業界ふくめて、

参考1:公式SMSほか – XFacebookウィキペディア
参考2:国際航空宇宙展について – JA2024とは出展者情報

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