2024年、今年度も「オートモーティブワールド クルマの軽量化 技術展」を見学させていただきました。今年で第14回!、つい最近かと思ったらこんな回数になっていました。

 クルマ全体ではなく、素材やアッシーがメインです。さまざま多くのサプライヤーが出展、新しいお名前、あるいは伝統的なお名前、各社、この分野に切磋琢磨されている状況を垣間見るのが楽しみです。

 今年、おおいに興味をもったのが中国のBYD社 (BYD Company) です。1995年、深圳で創業の新興OEMではありますが、2023年度のEV販売台数でTESLA社を超え、メディアを賑わせました。また、高級車路線にもチャレンジを始めたようです。

 最近では日本のテレビ放送のCMにも多く登場し、その内容は我々日本人にまったく違和感がないように感じられます。ここまで来ているのかと思わせるものです (参考:BYD JAPAN チャネル) 。生半可でないプロモーションです。

 この技術展でも大きな存在感を示していました。中でも画像のカーボン&セラミックブレーキディスクは、100%自社技術&製造だそうで、3月からの販売車に適用するそうです。手で持つと超軽い、おそらく1.5kgかなと、重量は従来品の半分くらいだそうです。

 ポイントは価格でTESLA (BREMBO) に比較して、1/5程度になるそうです。難しかった製造工程の革新で価格ダウンできたそうです。恐るべき技術であります、社はEVの熱マネージメント技術にも多くの革新をしており、それら含めて勉強させていただきました。

  その他、コネクテッドカーや自動車関連の多くのテーマについての技術&展示がありました。特に重要なソフトウェア関連についてはまだまだこれからなのかという感じで大きなインパクトはありませんでした。