こうした背景から、NTTデータグループはSAP Cloud ERP Privateを採用し、クリーンコアに基づく持続可能なERP基盤の構築、継続的なアップデートの取り込み、データ活用基盤の高度化を進めます。あわせて、SAP Business AIを採用し、整備したERP基盤と業務データを活かしながら、AIによる業務変革の可能性を段階的に検証していきます。
その一環として、SAP Business AIソリューションであるJouleをはじめとするAI機能の検証を進めます。具体的には、コンサルティング業務を支援するSAP(R) Joule for Consultantsを通じて、アドオン分析、設計・開発支援、テスト自動化など、システム変革に関わる業務の高度化や効率化の可能性を検証します。これにより、クラウド移行に伴う負荷軽減や生産性向上を目指すとともに、AIを取り入れた新たな業務変革の可能性を追求します。
NTTデータグループは2025年度より、自社を「ゼロ番目の顧客(クライアントゼロ)」と位置づけ、AIを活用した社内業務改革を進めています。同社は今後、クライアントゼロの一環としてSAP Cloud ERP Privateへの移行とSAP Business AIの活用検証を段階的に進めます。設計・開発・運用の各領域で実践的な知見を蓄積し、自社の基幹システム変革に活かすとともに、将来的には日本企業のクラウド変革やAI活用の支援にもつなげていきます。