ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、ホームページ:https://www.lattice.co.jp/、以下:ラティス)は、軽量3Dフォーマット「XVL」を活用したVR検証ソリューション 「XVL Studio VR オプション」(以下、 XVL VR)が、HTC Corporation(本社:台湾・新北市、以下、 HTC)の最新VRデバイス「Vive Focus Vision」に対応したことを発表します。これにより、製造業のアフターサービスや保守現場における作業検証・教育の効率化と快適性がさらに向上します。

Vive Focus Vision操作の様子(HTC提供)Vive Focus Visionロゴ(HTC提供)

製造業では、アフターサービスや保守現場における熟練者の技能伝承や多拠点での教育効率化が重要な課題となっています。ラティスが提供する「XVL VR」は、3Dデータを活用し、分解・組立・交換といった作業手順を仮想空間上に実寸で再現。現物を用いずに安全・効率的な作業訓練や検証を可能にする3Dソリューションです。今回の「Vive Focus Vision」対応により、操作性や快適性が向上し、教育・レビュー・展示会など、より幅広い業務領域での活用が可能となります。

  • 作業教育・標準化の促進:現物や実機がなくても、仮想空間上で手順確認や技能訓練が可能
  • 遠隔レビューの効率化:複数拠点で同一3Dデータを共有、設計・サービス担当が同じ視点で検討可能
  • 展示会・顧客説明での活用:軽量機材により、展示会や技術説明会での体験型デモを容易に実施可能

1.長時間でも快適な装着性
従来機 Vive Focus 3 に比べ装着負担を大幅に軽減したVive Focus Visionの利用で、長時間の教育・訓練でも疲労を抑え、安定したXVL VRによる作業検証が可能です。

2.カラー・パススルーによる安全で自然な操作体験
VRに没入しながらも手元や周囲の確認ができる高解像度のカラー・パススルー機能により、教育現場や展示会での体験型デモでも安全に利用できるので、初めての利用者でも安心してXVL VRを体験できます。

3.柔軟な接続・運用性
これまで同様にXVL VRをPCストリーミング接続で利用できるので、これまでのVR環境はそのまま、Vive Focus Visionの快適な操作性と映像品質を利用できます。

ラティスでは、Vive Focus Vision 対応を機に、アフターサービスや生産現場におけるデジタル実機体験の普及をさらに推進します。今後は、教育履歴管理機能や、デジタルヒューマンとの連携による作業姿勢・負荷分析機能など、現場の人材育成と安全性向上を支援する新機能開発を進めてまいります。

【製品情報】

  • 製品名称 :XVL Studio VR オプション(XVL VR)
  • 製品サイト:https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xvl-studio/xvl-vr
  • 提供方法 :XVL Studio Standard、Pro、Hybrid のオプション
  • 追加機種 :Vive Focus Vision
  • 対応Ver : Ver.24.0~ *Vive Focus Vision対応開始Ver
  • 対応開始日:2025年10月20日(月)~

【用語説明】

  • XVLとは、ラティス・テクノロジーが開発した、世界トップ水準の3D基本性能を持つ3D軽量化技術です。製造現場に蓄積された3次元CADの大規模データを活用するソリューション基盤として、国内外の数多くの企業で採用されています。
  • XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。