2026.7.17:(抄訳版)SAPとIBM、共同クラウドソリューションの採用拡大を発表:IBMのテクノロジーとSAP(R) Cloud ERP Privateの融合により、企業のAIイノベーションを加速

JYSK社、GBM社、DIFAREグループ、Plastileneグループが、
IBM Virtual Server上のSAP(R) Cloud ERP Privateを採用し、
ビジネスの加速とERPのモダナイゼーションを推進

(本リリースは、7月2日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE: SAP)とIBMは本日、JYSK社、GBM社、DIFAREグループ、Plastileneグループといったグローバル企業が、安全で信頼性が高く、拡張性のあるクラウド環境で自社のERPワークロードを刷新するために、IBM Power Virtual Server上のSAP(R) Cloud ERP Privateソリューションを相次いで採用していることを発表しました。
小売、ITサービス、製薬、製造といった、それぞれ異なる業界に属すこれら4社は、IBM Powerサーバー上でSAP環境を運用している数万社におよぶ企業の代表例です。
IBM Institute for Business Value(IBV)の最近の調査によると、ERPワークロードのモダナイゼーションは、AIの導入とビジネスの成長を推進するために不可欠であり、さらに、ERPシステムにAIを組み込んでいる企業は最大27%高いROI(投資対効果)を達成しているとの結果が出ています。IBMのテクノロジーを基盤とするSAP Cloud ERP Privateは、お客様のオンプレミスERP環境からクラウドへの移行・拡張を支援するとともに、AIを活用した業務プロセスの変革と迅速化を可能にします。
このプラットフォームは柔軟なハイブリッドクラウド環境を提供し、企業の以下の取り組みを可能にします。
  • ビジネスニーズに合わせてきめ細かく拡張できる機能や、高いレジリエンスを備えたIBMのグローバルなクラウドインフラにより、クラウドERP運用のTCO(総所有コスト)を削減できます。
  • ハイブリッドクラウドやマルチクラウド環境を含め、SAP Cloud ERP PrivateおよびSAP(R) Business Data Cloud(SAP BDC)の構成要素であるSAP(R) Business Warehouse(SAP BW)への移行を、安全かつ迅速に支援し、業務への影響を最小限に抑えます。
  • IBM Powerが提供するエンタープライズレベルのレジリエンスと、IBM Cloudに統合されたセキュリティ/コンプライアンス保護機能により、運用リスクとセキュリティリスクの低減を支援します。

あらゆる業界で、より安全で拡張性の高いクラウドインフラによるERPワークロードのモダナイゼーションが進行中

高いセキュリティ、拡張性、そして信頼性で知られるIBM Powerサーバーは、SAP認定インフラの中でも稼働率と可用性においてトップクラスの評価を獲得しています。このサーバーは、高いレジリエンスと安全性を備えたIBM Cloudプラットフォームに支えられ、ダウンタイムを抑えた迅速な移行を可能にする設計が特徴です。今回導入を決めた各社は、オンプレミスのSAPソフトウェアシステムをクラウドへ短期間で移行させており、ビジネスプロセスの刷新と俊敏性の向上を実現しています。
  • デンマークに本拠を置く国際的な家具小売企業のJYSK社は、IBMおよびSAPとともに、グローバルなモダナイゼーションの取り組みを進めています。世界50カ国に3,600以上の店舗を展開する同社は、世界規模のビジネスニーズに対応し続けるため、自社のSAPソフトウェア環境において、より高い安全性、拡張性、そして将来に備えた即応性を必要としていました。JYSK社は長年にわたりIBMのテクノロジーを採用しており、現在はRISE with SAPのプロジェクトを前進させるために、IBMとの協働をさらに深化させています。
  • エクアドルに本拠を置く大手製薬会社のDIFAREグループは、自社のSAPソフトウェア環境を刷新し、基幹業務を支えるために、堅牢で安全かつ拡張性の高いインフラを必要としていました。長年にわたりIBM Powerサーバーを採用してきた同グループは、引き続きIBMのテクノロジーに全幅の信頼を寄せており、今回RISE with SAP on IBM Power Virtual Serverへとシステムを拡張しました。これにより、より迅速かつ優れたコスト効率でクラウド移行を実現しています。
  • コロンビアに本拠を置き、軟包装用フィルムソリューションの革新、開発、製造を手がけるPlastileneグループは、自社のSAPソフトウェア環境を刷新するためにIBMのテクノロジーを採用しました。このソリューションによってTCOが最適化されたため、Plastileneグループはビジネスの成長と地域的な多角化に集中できるようになりました。
  • 中米およびカリブ海地域を代表するITサービス企業であるGBM社は、顧客へのサポート力をさらに高めるため、俊敏性、拡張性、そしてリアルタイムなインサイトの向上に注力しています。高い信頼性、セキュリティ、優れたパフォーマンスを実現する、SAP Cloud ERP Privateに最適化されたIBMのテクノロジーを活用することで、GBM社はSAPの革新的なソフトウェアを採用して組織全体で継続的な変革を推進するための強固な基盤を構築しています。

業界をリードするSAP認定インフラがクラウドのモダナイゼーションを可能に

SAP SEのRISE with SAP担当CTO 兼 クラウド・ライフサイクル・エンジニアリング&オペレーション責任者であるラリット・パティル(Lalit Patil)は、次のように述べています。「企業のモダナイゼーションが進む中、SAP Cloud ERP Privateへの移行は、オンプレミスでSAP ERPを利用されているお客様が自社に合った形で変革を進めるとともに、SAP(R) Business AI Platformを通じて業務アプリケーション、データ、AIを統合できるよう支援することを目的としています。現在、これらのお客様の一部が、IBM Power Virtual Server上のSAPソリューションを採用され、クラウドERP環境の刷新とクラウドERPデジタルトランスフォーメーション戦略を推進されています」
IBMのインフラストラクチャー部門CTO 兼 IBM Power担当ゼネラルマネージャーであるヒラリー・ハンター(Hillery Hunter)氏は、次のように述べています。「あらゆる業界の企業がSAP Cloud ERP Privateへの移行を加速させています。だからこそ、そのミッションクリティカルなワークロードを支えるために設計された、信頼できるクラウドプラットフォームが必要とされているのです。IBM PowerとIBM Cloudが持つセキュリティ、拡張性、レジリエンスを、SAP Cloud ERP Privateの変革力と組み合わせることで、私たちは、お客様が確信を持ってモダナイゼーションを進められるよう全力で支援しています」
IBMはSAPのフルライフサイクル戦略パートナーであり、ハイブリッドクラウド、自動化、エージェンティックAIなど、SAPのお客様向けにエンド・ツー・エンドのコンサルティングおよびテクノロジーソリューションを提供しています。最近、IBMとSAPは、企業の変革を加速させるためのAIおよびエージェント機能における進捗を発表しました。これには、クライアントに代わって複雑なマルチエージェントサービスを実行するためのAgent2Agent(A2A)相互運用性標準を通じたコラボレーションの拡大が含まれます。現在、IBM Consulting AdvantageはJoule Agentsを管理できるようになり、これらはIBMのAIエージェントwatsonx Orchestrateと直接連携して動作します。
以上
SAPについて
SAP(NYSE:SAP)は、エンタープライズアプリケーションとビジネスAIのグローバルリーダーとして、ビジネスとテクノロジーの融合を推進しています。50年以上にわたり企業と共に歩み、進化を続け、財務、調達、人事、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなどのビジネスクリティカルな業務を統合し、お客様のビジネスを成功へと導く支援をしています。詳細は、こちらからご覧ください。www.sap.com
この文書には、将来の事象に関する予測、見通し、その他の将来予想についての記述が含まれています。これらの記述は現在の期待値、予測、仮定に基づいており、実際の結果や成果が予想と大きく異なる可能性があるリスクや不確実性を伴います。これらのリスクや不確実性に関する詳細情報は、証券取引委員会(SEC)に提出された資料に記載されています。特に、SAPの2025年度の年次報告書(様式20-F)のリスク要因セクションに詳細が記されています。
(C)2026 SAP SE. All rights reserved.
SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他の商標情報および通知については、https://www.sap.com/copyright をご覧ください。