(本リリースは、5月21日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE: SAP、以下SAP)は、「SAP Sapphire 2026」において、エリクソンがSAP(R) Business Data Cloudソリューションを活用した統合ビジネス・データ・ファブリックの構築により、AIの実験段階から全社的な実行フェーズへ移行していると発表しました。本アプローチにより、同社はAI活用を全社規模で展開・運用し、意思決定を迅速化するとともに、測定可能な業務上の成果を実現します。統制されたデータ基盤とJouleソリューションを組み合わせることで、エリクソンはグローバル全体で、信頼性・再現性・拡張性を備えたAI活用のためのエンタープライズアーキテクチャを構築しています。

今年で創業150周年を迎えるエリクソンは、180カ国にモバイルネットワークインフラを提供しており、世界のモバイルトラフィックの40%以上が同社のネットワークを通過しています。AIが技術ロードマップと事業運営の双方において中核となる中、同社は拡張性があり信頼性の高いAIを支えるため、強固で統制されたデータ基盤の構築を最優先としています。

エリクソンのEnterprise ITにおけるカスタマーエクスペリエンス担当バイスプレジデントであるEsra Kocatürk Norell氏は次のように述べています。「AIを拡張・展開させると、それはAIの問題ではなくデータの問題になります。だからこそ私たちはビジネス・データ・ファブリックに早期から投資しました。SAP Business Data Cloudにより、売上や市場構造、アクセスルールといったデータの意味を一度定義すれば、全社で一貫して適用できます。これにより、信頼性が高く再現可能で、実際のビジネス価値を生み出す形でAIを展開できるのです」

このアプローチの中核となるのは、データを元の場所に保持したまま、ビジネスセマンティクス、ガバナンス、ライフサイクルポリシーを中央管理するフェデレーション型データアーキテクチャです。これにより重複を削減し、統合を簡素化するとともに、SAPおよびSAP以外の環境全体で一貫したビジネス定義を適用できます。

エリクソンは影響度の高いユースケースに注力し、個別ソリューションではなくエンド・ツー・エンドのビジネスプロセス中心に組織を編制することで、パイロット段階から本格運用へと移行しました。現在、強力な経営層の支援とガバナンス体制のもと、85,000人以上のユーザーが統合Joule上で稼働しています。

同社は2つの軸で変革を進めています。一つはモダナイゼーションで、RISE with SAPへの移行、SAP(R) Business Technology Platformのサイド・バイ・サイド拡張、ERPコアを安定させたまま迅速なイノベーションを可能にするクリーン・コア・アプローチが含まれます。もう一つは「イノベート&トランスフォーム」で、データとAIから具体的なビジネス価値を引き出し、意思決定の高度化、効率向上、新たな価値創出を目指します。

SAPとエリクソンはAI共同開発でも協力しています。その一例がSAP SuccessFactors(R)の中で開発されたインテリジェントな目標推奨機能です。このソリューションは文脈に応じたビジネス整合性のある目標を従業員に提示し、実行力を高めるとともに管理負荷を軽減します。この機能は現在、より広範に展開されており、共同開発が単一組織を超えた価値創出につながることを示しています。

SAP SEのカスタマーサクセス(欧州・APAC・中東・アフリカ担当)グローバルプレジデントであるマノス・ラプトプロス(Manos Raptopoulos)は次のように述べています。「エリクソンの取り組みは、データ、ガバナンス、ビジネスコンテキストに焦点を当てることで、企業がAIの実験段階から実行段階へと移行していることを示す好例です。私たちは共に、組織がAIの可能性を最大限に引き出せるよう支援しています」

今後、エリクソンはビジネス・データ・ファブリックを活用し、自動化された意思決定、生産性向上、新たなデジタルビジネスモデルなど、より高度なAIシナリオを推進するとともに、急速に進化する通信業界においてカスタマーエクスペリエンスの強化にも取り組んでいきます。

以上

SAPについて

SAP(NYSE:SAP)は、エンタープライズアプリケーションとビジネスAIのグローバルリーダーとして、ビジネスとテクノロジーの融合を推進しています。50年以上にわたり企業と共に歩み、進化を続け、財務、調達、人事、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなどのビジネスクリティカルな業務を統合し、お客様のビジネスを成功へと導く支援をしています。詳細は、こちらからご覧ください。www.sap.com

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