主催者 (RX Japan) のHPによれば、「建設DX展(建設・建機展示会)」、BIM、CIM、CAD、ICT建機、次世代足場、現場管理、工程管理システム、測量機器、業務効率化システム、建設ロボットなど、また建設業のDX技術が出展、ゼネコン・サブコン・建設会社・土木などが製品・技術の導入を目的としたものだそうです。

 会場には現場ソリューションを中心に、測量機器などHW,また点群データソリューションやPDFデータ解析 (AI技術搭載) 、チームワーク用自動化や情報共有ソリューション、イメージ処理のDX化、設計 (CADなど) & 施工など所謂BIM/CIMソリューションなどまさに建設関連業者向けの非常に的をしぼったソリューションが多く見受けました。また少数ではありましたがIoT技術応用製品も目にしました。

 全体的には、製造業の設計&製造のごとく、建設業の設計&施工というもので、普段は目にすることのできない貴重なインプットが得られました。ただ、この業界に対しても大きなアプローチをしている国内大手IT業者 (旧メインフレーム系) やグローバルにBIM/CIMで有名なブランドなどがこの場ではみられなかったのはなぜでしょうか?見落としてはないと思うのですが。。。

 一般的なこの業界のグローバルニュースでのキーワード、例えば、デジタルツイン/スレッドやAI/LLMについてはこの場では語られていませんでした。これについて、CADベンダーの方との会話では、この業界はデジタル化といってもまだ紙の情報をデジタルにしている段階であると、この言葉にこの会場をみると間違いないと思いました。

 しかし、その内容はおそらく5年前とちがって、確実に進歩していること、AIを含むソフトウエアでのデータ処理技術が応用されていおり、また昨今の人手不足に代表されているように、情報の共有化&データ連携やRPAも大きく浸透していることが伺えます。

この業界のDXについての進展はに、以下のお話を伺った各社の製品&ソリューションからも明らかでしょう:

この建設DX展により、国内の動きは気になり、以下の2点をリサーチしました:

  • 国土交通省
    建築BIMの意義と取組状況について (令和5年12月)
    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001716005.pdf
    建築分野におけるBIMの活用・普及状況の実態調査 確定値<詳細> (令和4年12月 国土交通省調べ)
    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/content/20230328_15.pdf_safe.pdf
  • 日本のBIM市場規模が知りたかったのですが、まったくないようです。そこでChatGPTに聞いたところそれが現実であることを知りました。
    問:日本のBIM市場の規模は具体的にお教えください!
    回答:日本のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)市場は急成長中で、政府の「i-Construction」政策や建設業界のデジタル化推進により、普及が進んでいます。ただし、市場規模の具体的な金額データは公開されていないことが多いものの、アジア太平洋地域全体の成長が著しい中で、日本もその一翼を担っています【8】【9】。
    現状、日本のBIM普及率は欧米に比べて低めですが、クラウド活用やAI、AR/VR技術の統合が進み、スマートシティや都市計画プロジェクトでの活用が期待されています。また、BIMはエラーの削減、効率化、コスト削減などの効果が見込まれ、今後さらなる導入が進むと考えられています【9】【10】。
    市場の課題としては、初期投資の高さやROI(投資収益率)への懸念、建設業界特有の文化が挙げられますが、政府や企業の取り組みにより徐々に解消されつつあります【10】。
    より詳しい情報が必要であれば、例えば市場調査レポートの購入なども検討できます。

<2024.12.16:追加参考情報>

BAU 2025 
国際建築・建材・建築システム専門見本市
2025年1月13日(月)~17日(金)
ドイツ・ミュンヘン3 Great Ballet Music
Messe Muenchen Japan Co., Ltd.
Messe München GmbH

以上

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