2024.12.5:PTCがマイクロソフト、フォルクスワーゲングループとの協業によるCodebeamer 生成AI Copilotの開発を発表
- 産業界をリードする企業間の協力により、生成AIによる製造業向けユースケースの進化を実現
- Codebeamer Copilotにより、製品開発プロセスの一環である要件管理の簡素化が見込まれる
- Codebeamer Copilot ベータ版は、2025年の早い段階でリリース予定
米 PTC(本社:米国マサチューセッツ州、 CEO:ニール・バルア、NASDAQ : PTC、以下 PTC /日本法人: PTC ジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、社長 執行役員:神谷 知信)は、本日、Microsoftおよびフォルクスワーゲングループとのパートナーシップにより、PTCのアプリケーションライフサイクル管理(ALM)ソリューションであるCodebeamer® をベースとした生成AI Copilotを開発したと発表しました。Codebeamer Copilotは、ソフトウェア開発者が、製品の要件をより効率的に作成・管理し、テスト、検証、リリースできるようにすることで、物理的な製品に組み込まれるソフトウェアの開発をサポートします。
Codebeamer Copilotの開発は、フォルクスワーゲングループが、全ブランド、全開発プロジェクトにおけるソフトウェア開発のサポートに向けてCodebeamerを採用したことが契機となっています。PTCとフォルクスワーゲングループは、マイクロソフトと連携し、マイクロソフトのAzure AIの生成AI機能を組み込むことでCodebeamerの価値をさらに拡大することを目指しました。
今回の3社のコラボレーションに関するビデオにも登場する、フォルクスワーゲングループでITエンジニアリング部門を統括するロベルト・カトナー(Robert Kattner)氏は次のように述べています。
「Microsoft Azure AIがCodebeamerに組み込まれることで、新たな仕様やテストケースの作成を支援してくれます。重複を排除し、既存の品質基準と照合することで、要件内容の品質を向上させることが可能です。さらに、従来の古いITシステムから、要件参照情報をインポートする際にも役立ちます。Codebeamerが、要件のインポート、レビュー、作成にかかる時間を短縮してくれるため、我々の生産性を向上させることができます。一言でいえば、私たちのエンジニアが効率よく作業できるということです。」
PTC最高製品責任者であるケビン・レン(Kevin Wrenn)は次のように述べています。
「PTCは、生成AIを利用し、顧客が直面する問題に対応し、SDVの効率的な開発などの市場機会を活かせるよう支援をしています。フォルクスワーゲングループ、マイクロソフトとのCodebeamer Copilotでの協力により、2つの優れた部分が現実となりました。ひとつは、業界をリードするフォルクスワーゲングループが、これらのソリューションを現実世界で実際に適用すること、もうひとつは、パートナーであるマイクロソフトが、生成AIの限界に挑戦し、最先端の技術を市場に提供するということです。」
マイクロソフト社マニュファクチャリング&モビリティ担当コーポレート バイスプレジデントのダヤン・ロドリゲス(Dayan Rodriguez)氏は次のように述べています。
「製造業には、生成AIの活用に大きな可能性が存在しており、業界をリードするPTC、フォルクスワーゲングループとの協業を支援できることを喜ばしく思います。Codebeamer Copilotは、生成AIが、製品開発のような長年にわたる複雑なプロセスをいかにシンプルかつ、効率的にできるかを示す有意義な例といえます。」
Codebeamer Copilotは、ベータ版が2025年の早期の段階で一部の顧客向けに提供される予定です。
*本内容は米PTCが2024年 12 月 3日に発表した報道資料の翻訳です。
PTC について (NASDAQ :PTC)
PTCは、製品やサービスのイノベーションの加速、オペレーション効率や従業員の生産性の向上を実現するソフトウェア・ソリューションを提供し、世界の製造業が二桁の効果を生み出す支援をしています。PTCと幅広いパートナーネットワークが提供するデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進のためのソリューションは、オンプレミス、クラウド、純粋な SaaS プラットフォームを介して柔軟な導入が可能です。PTCは、よりよい世界を想像するだけでなく、実現するために貢献しています。
PTC ジャパン株式会社について
PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。主力製品として、拡張性と相互運用性に優れた三次元CAD のCreo、製品コンテンツと業務プロセスを一元管理する製品ライフサイクル管理 (PLM)のWindchill、ソフトウェアの開発と管理を支援するアプリケーションライフサイクル管理(ALM)のCodebeamer、保守やアフターサービスなどの利用者の利便性を向上させるサービスライフサイクル管理(SLM)の ServiceMaxなどを提供しています。また、IoTアプリケーション開発プラットフォームのThingWorxと拡張現実(AR)オーサリングソリューションのVuforiaなどの、主要製品をサポートするテクノロジーは、PTCの顧客に継続的なイノベーションと付加価値を提供します。PTCは、これらのソリューションにより、設計から製造、運用、サービス、廃棄に至るライフサイクルを通じて製造業のデジタルスレッドを構築し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
1992年3月設立。国内4事業拠点。https://www.ptc.com/ja
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