2024.10.18:@2024国際航空宇宙展 (JA2024) 番外編
本年度の国際航空宇宙展、見学の名目はビジネスですが、個人的には航空機そのものや設計&製造技術に興味があり、独断と偏見でここに焦点をあててみましょう。
その1:航空機のトルク管理&ツール
航空機メンテナンスの締結部分のトルク管理は最重要項目です。
そのために使い勝手の良い優れたものが使われています。その一つが画像のSTAHLWILLE(スタビレー社、喜一工具株式会社)デジタルトルクレンチのようです。
デジタルトルクレンチなのにクリックの感触と音が鳴る(電子音でない)、シリアル番号、作業の日時、目標トルク、実際に締め付けたトルク等のデータを保存できる、保存したデータはCSVなどのファイルで出力が可能などなど…
10〜100NMで¥448,590円、一般に40万弱で購入できるようですが….アマチュアには高嶺の花、このようなものがあると知っただけで良しとしましょう!
その2:Kawasaki K-RACER Powered by Ninja H2R
飛行機好きにはたまらない場、展示会場、やはり実機の展示はインパクトがあります。目を引いたのが川崎重工のK-RACER、Kawasakiカラーでノーズには「Powered by Ninja H2R」と象徴的なロゴです!
エンジンが横置きで搭載、サイドには2輪そのもののマフラーです。サウンドも同じもので通常のヘリではないそうです。正式には「K-RACER-X2」と呼ばれる無人ヘリの実証機、ペイロード:200kg、航続距離:100kmだそうです。
お堅い国も関係してるのでしょうが実に遊びごごろを感じ好印象です。このヘリにKawasakiカラーのNinjaを載せたら面白いなと思いました!
その3:スバル360 増加試作型
SUBARU社のブースに「スバル360 増加試作型」が展示されていました。
「自動車がまだ憧れの存在だった時代の1958年に登場したスバル360。小型車並みの乗り心地と性能を実現するため、最適なパッケージングと軽量化に挑戦。モノコック構造や強化プラスチック素材の採用など、航空機メーカーのDNAが息づく独自の技術が盛り込まれています。そのスタイルからテントウムシと呼ばれ10年以上にわたって人気を博しました。この増加試作型は本格量産以前の、ごく初期ロットのモデルです。」と説明あり。
この増加試作型を初めて拝見、そこかしこに飛行機屋の魂が宿っているような作りで感激しました。後方のブルーのクルマ (?) は「SUBARU AIR MOBILITY Concept(実証機)」、フロントウインドウ&Aピラー周辺、SUBARU 360に似た感じ、レガシーを引き継いだのでしょうかね!
実は人生最初に購入したクルマはスバル360 (コンバーチブル) です。展示のしっかりと作られている個体をみると同じものが欲しくなりました。気持ちだけですが…
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