2024JA (2024国際航空宇宙展) に合わせて、Ansys社の特別セミナー、表題のように米国航空宇宙業界のDX化の状況やその具体例、そしてAnsys社の貢献、すなわち専門分野へのシミュレーションの活用分野とその効果&恩恵を中心に社の専門家 (Steve Bleymaierさん、CTO AEROSPACE & DEFENCE, BRIC GEN (RET)) から伺いました。

 大変、有意義で参考になる内容でした。以下は簡単なサマリーです (注:文中の関連URLリンクはサイトオーナーの独自の判断で付加) :

米国航空宇宙業界のDX化の状況

  • 宇宙産業の規模はここ20年で4倍に拡大した。
  • NASA Artemis (アルテミス計画) も33カ国からなり複雑に。
  • 防衛関係、パラライムシフト (Speed, Cost, Capability, Capacity) で複雑化が進んでおりデジタルエンジニアリング (方法論テクノロジープラクティス) が必須となっている。
  • DoDはDigital Engineering Directiveポリシー、DoD Instruction 5000.97を発行 (2023年12月21日) 。
  • Ansysによる定義:Digital Engineering (&Digital Transformation)
    Modeling & Simulation (M&S) : M&S (モデリング&シミュレーション) を使用して物理的なプロトタイプを削減
    Digital Engineering (DE) : M&Sをつながり&連携をもってコラボレーティブな方法で使用する
    Digital Transformation (DX) : エンジニアリングエコシステムを、必要以上な物理テスト、サイロ化された解析についての機能/組織 (siloed analysis swim lane) 、および分断されたデータストリームをライフサイクル全体にわたって繋がりのあるモデルベースでの追跡可能なエコシステムへと変革する
  • そこでMBSE、なぜMBSE? – Multidisciplinary Design Analysis & Optimization (複数の専門分野のデザインの分析&最適化)
  • よって既存のエンジニアリングからデジタルエンジニアリング (DE) へのシフト
    モデルベース、コラボレーティブ、アジャイル、 トレーさブル (正しい情報、リアルタイム、正しいフォーマット) 、DevOps
  • DEには、人々、テクノロジー、プロセス、そしてインフラが必要
  • DRM (Design Reference Mission) – アポロの打ち上げからAnsysは重要なデザインレビューなどに使われてきた。

Ansys社の貢献、すなわち専門分野へのシミュレーションの活用分野とその効果&恩恵の紹介

(以上)

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