昨日、CIMdataが発表したDassault SystèmesのModular Construction solutionの記述に「ISO19650」がありました。自分にとって初耳の規格のようです。

 調べてみると、「ISO 19650とは、あらゆる建設資産・プロジェクトを対象に推奨される「情報管理の考え方や方法」を定めた国際標準です。」とあります。

 そしてISO19650では、BIMとは「設計・施工・運用プロセスの円滑化のために、建設資産のデジタル情報を共有・活用すること」と定義されているそうです。なるほど、これでModular Construction solutionの中で参照されてるのが納得です。

 日本では2020年くらいから国土交通省の情報基盤整備部会報告書 (建築BIM推進会議 第5部会 2020/03/11) あたりが各国の進捗の調査や日本の適用について議論が始まったようです。

 また最近では、国土交通省での「BIM/CIMの情報管理に関する国際標準ISO19650普及に向けた提言」がBIM/CIMにおける情報エコシステム標準化検討小委員会から成果報告されてました。

 やはり、国際的に漢訳されているエンジニアリング会社は先行しているようで、「国内エンジ会社初、ISO 19650に基づくBIM BSI Kitemark認証を取得 ―国際標準に準拠した情報管理体制で、EPCのデジタル化・高度化を加速―」が昨年4月、日揮ホールディングス株式会社からニュースリリースされてました。

 日本国内で活躍のPLM各社も建設業界にさまざまのソリューションを提供しています。この「ISO19650」を念頭にその動向をウォッチしたいとおもいます。

BIM to Construction Virtual Twin
(Courtesy of Dassault Systèmes)

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