2024.9.27:BIM利用技術者試験第1回実技試験、合否結果の参考形状公開にXVL Web3Dを採用 (Lattice Technology)
一般社団法人コンピュータ教育振興協会(所在地:東京都港区、代表理事:大髙 敏男、以下、ACSP)とラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下、ラティス)は、ACSPが主催する2024年度前期BIM利用技術者試験1級/準1級の参考形状の展開にXVL Playerとタブレットやスマホなどマルチデバイス環境での3Dコラボレーションを実現するXVL Web3Dが採用されたことを発表いたします。XVLによる参考形状は、2024年9月27日(金)の2024年度前期BIM利用技術者試験1級/準1級の合否結果発表より公開(https://www.acsp.jp/bim/bim_past_web3d.html)されます。
ラティスは2008年から、ACSPが主催する3次元CAD利用技術者試験にXVL(*1)技術を提供、XVL Playerを利用した解答形状展開を支援、2023年からはXVL Web3Dも採用されたことで、スマホ・タブレットのブラウザ上でより手軽に解答形状を確認できるようになりました。今回新たにXVL技術が採用されたBIM利用技術者試験は、建築業界や建設業界で注目されている「BIM(Building Information Modeling:ビルディング インフォメーション モデリング)」の人材育成の指針・目標となる新たな資格制度として2023年度に創設されたもので、BIMの技術や知識を体系化し、企業がBIM人材を獲得する際にどの知識や技術を求めているかを視覚化することを目的としております。
- 2024年度前期試験問題ダウンロード :https://www.acsp.jp/sample.html
- XVLによる参考解答形状公開ページ
―アプリ版 :https://www.acsp.jp/bim/bim_past.html
―Web版 :https://www.acsp.jp/bim/bim_past_web3d.html
ACSPは、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(現 一般社団法人ソフトウェア協会)を母体として、検定試験に特化した事業活動のために設立された非営利法人です。長年のCAD利用技術試験の運用を通して培ったノウハウをもとに、新試験の創設や、技術系人材能力の開発・育成を目的とした教育・出版事業等も行っています。2023年度にはBIM利用技術者試験も開始いたしました。
ラティスが開発した軽量3Dフォーマット「XVL」は、蓄積された3Dデータを活用するソリューション基盤として、国内外の製造業に幅広く導入されています。3Dでの組立工程の検討や、製造指示書の展開といった製造領域の生産性向上に寄与するだけには留まらず、サービス領域での利用が急速に広がっています。そのカギとなるのが、『いつでも、誰でも、どこでも3Dを』というCasual3D(*2)のコンセプトを実現するXVL Web3Dです。XVLをそのままサービスコンテンツとしてタブレット端末に配信し、ブラウザを通して閲覧できます。サービスの現場において、3Dで直感的に判断し作業を行うことができ、サービス業務の効率化、対応時間の短縮につながり顧客満足度の向上に寄与しています。
ACSPは3次元CAD利用技術者試験ならびにBIM利用技術者試験を通して、これからの時代のものづくりの担い手を育成し、3次元CAD/BIMの活用を促進することで、高付加価値な設計・製造を実現し、産業・地域の競争力強化を支援します。ラティスはXVLによるデータの流れを作ることで(=XVLパイプライン(*3))、部門間から全社へ組織の壁を越え3Dデータによる情報共有と活用で製造業・建築/建設業のデジタルトランスフォーメーションを支えるとともに、会社と会社、お客様とメーカーなど社会全体へと3Dデータによる情報の流れを作り、社会のデジタルトランスフォーメーションを支援します。
【用語説明】
*1.XVLとはラティス・テクノロジーが開発した、世界トップ水準の3D基本性能を持つ3D軽量化技術です。製造現場に蓄積された3次元CADの大規模データを活用するソリューション基盤として、国内外の数多くの企業で採用されています。
*2.Casual3Dとは、製造業おいて「どこでも、いつでも、だれでも」3Dデータが身近にあり活用できる世界のことであり、ラティス・テクノロジー株式会社が目指す世界です。
*3.XVLパイプラインとは、3Dデジタルツインの情報の流れをつくり、組織の垣根を超えてその情報を徹底活用することでDXを推進する仕組みのことです。
【その他】
・XVL、Casual3Dはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
会社情報
商号 : ラティス・テクノロジー株式会社 (Lattice Technology Co。、Ltd。)
本社 : 〒162-0821 東京都新宿区津久戸町1-2 あずさセンタービル4階
代表 : 代表取締役社長 鳥谷 浩志
設立 : 1997年10月
資本金 : 7億円
事業内容: 超軽量3DフォーマットXVL関連ソフトウェアの開発・販売
コンサルティングなど、3Dデータ活用のソリューションサービス提供
URL : https://www.lattice.co.jp/
用語説明
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
その他
・XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。