ラティス・テクノロジー株式会社(本社 東京都新宿区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、モノづくりに必要な様々なデータを3Dに統合できる軽量3Dフォーマット『XVL』と、製造業関係者が推奨するDX推進ツールNo.1にも選ばれる株式会社テクノツリー(本社 兵庫県明石市、代表取締役 木下 拓也)が提供する現場帳票電子化ソリューション『XC-Gate(エクシーゲート)』が連携、XVL による新たな設計製造ソリューション(以下本ソリューション)が誕生したことを発表します。本ソリューションは9月27日(金)に開催するラティス主催イベント『製造業DX×3Dセミナー2024』で展示します。

現場では製造図面や作業計画などの指示書だけでなく、実績や日報、共有したいメモなど多くの業務が まだまだ紙運用されています。現場情報の手書きや書きミスによる情報の精度、現場に問合せしないと 状況がわからないなど紙運用による様々な問題が発生しており、またデータの転記・補正・入力・集計 に多大な労力と工数がかかり、付加価値の高い業務へシフトできていないのではないでしょうか。

本ソリューションでは、最新の設計3DデータをPDM(PLM)からXVLに変換、作業や確認チェックリストなど指示情報をXVLに紐づけることで、3Dで直感的でわかりやすい製造指示情報の作成が可能になります。また製造現場では、3Dでの製造指示内容の確認や、着手完了日時、数量、作業工数、寸法、検査等の品質チェック記録を、作業現場においてタブレット、PC端末のブラウザから簡単にできるようになります。音声での入力は勿論のこと、Bluetoothでデバイスを接続することにより、デジタル工具からの情報入力も対応します。さらに、現場で登録した製造実績データはすぐにデータベース化されるため、進捗状況などのすぐに欲しい情報をリアルタイムに検索・表示するなど、月報や管理表などのデータ集計等にも活用できます。

XVLとXC-Gateの連携で、製造現場に対して何を作るのか、どう作るのか、何が変わったかなど、3Dで視覚的に訴えることで分かりやすさを追求し、視覚的効果の最大化を実現します。最新の設計情報である3Dデータを活用した製造指示とリアルタイム実績収集により、新たな設計・製造業務連携を支援します。

ラティスは本ソリューションを提供することで、デジタル化やペーパーレス化がもたらす業務効率の向上だけでなく、設計部門と製造現場を垂直統合し、日々変化する設計情報を最新の3Dデータとして活用し、確実な情報伝達を支援します。また、業務プロセス統合によりビジネスを加速させるだけでなく、ものづくり情報の収集・分析・活用により、データをトリガーとする部門間コラボレーションを実現し、そこから生み出される新たな価値を提供します。

尚、本ソリューションは、2024年10月頃にXVL Web3D Manager のオプション(実績収集オプション)として提供予定です。また、2024年9月27日(金)にJPタワーホール&カンファレンス(東京都千代田区丸の内二丁目7番2号、KITTE4階)で開催する、ラティス主催イベント『製造業DX×3Dセミナー2024』では、本ソリューションを展示します。

●イベントWebサイト: https://www.lattice.co.jp/events/2024/0927-dxseminar2024

※XC-Gate(エクシーゲート)とは、株式会社テクノツリーが提供する、Microsoft Excelで作成した帳票を、タブレットなどで入力しやすいようWeb帳票に変換するシステムです。

【製品情報】

  • 製品名:実績収集オプション (XVL Web3D Manager のオプションとして提供)
    価格:1ライセンス 1,000,000円(別途、年間保守)
  • 一般発売日:2024年10月リリース予定
  • その他特記事項:本ソリューションのご利用には、別途、XVL Web3D Manager本体、及び、連携先XC-Gate.V3(もしくはENT)製品が必要になります。

会社情報

商号 : ラティス・テクノロジー株式会社 (Lattice Technology Co。、Ltd。) 
本社 : 〒162-0821 東京都新宿区津久戸町1-2 あずさセンタービル4階 
代表 : 代表取締役社長 鳥谷 浩志 
設立 : 1997年10月 
資本金 : 7億円 
事業内容: 超軽量3DフォーマットXVL関連ソフトウェアの開発・販売、コンサルティングなど、3Dデータ活用のソリューションサービス提供 
URL : https://www.lattice.co.jp/

用語説明

「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

その他 

  • XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
  • その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。