2024.8.29:補修部品の発注や、サービス見積が3Dで簡単・迅速に。XVL Web3D に買い物かご機能をリリース (Latice Technology)
ラティス・テクノロジー株式会社(本社 東京都新宿区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、XVL Web3D Manager(以下、XVL Web3D)で構築した3Dパーツカタログシステムで、補修部品の見積作成や発注作業業務の簡素化を支援する、買い物かご機能(以下、新機能)をリリースしました。本機能はXVL Web3Dの「スマートバスケットオプション」(以下、新オプション)としてご利用いただけます。
近年、製造業界は単に製品を製造し販売するだけでなく、製品価値の向上や拡販を目的として製品とサービスを統合し、新たな付加価値を提供するビジネスモデルへの変革が求められています。ラティスは、このような市場の要求に応えアフターサービス領域での3Dデータ活用を支援する製品「XVL Web3D Manager」(XVL Web3D)を提供しています。これまで、XVL Web3Dで構築した3Dパーツカタログシステムで確認した補給部品の見積や発注は、別システムから行う必要がありました。今回の新機能では、XVL Web3Dの3Dパーツカタログシステムから直接、補給部品の見積や発注を行うことができ、転記などによる抜け・漏れや誤発注を防ぐことができます。さらに、新オプションでは 部品だけでなく修理作業の工賃の見積にも対応することで、工賃の標準化にも対応できます。
新機能では、XVL Web3D で構築された3Dパーツカタログシステムや3D作業閲覧システムの3D画面・構成ツリー・部品表・検索リストなどから選択した部品やアセンブリ、工程や作業情報を買い物かごに格納し、バスケット情報として各担当者にメールで配信することもできます。さらに、このバスケット情報の外部出力(JSON形式)や API の提供により、ERPシステムなどの連携も容易に構築することができます。
新機能では、XVL Web3D で構築された3Dパーツカタログシステムや3D作業閲覧システムの3D画面・構成ツリー・部品表・検索リストなどから選択した部品やアセンブリ、工程や作業情報を買い物かごに格納し、バスケット情報として各担当者にメールで配信することもできます。さらに、このバスケット情報の外部出力(JSON形式)や API の提供により、ERPシステムなどの連携も容易に構築することができます。
尚、2024年9月27日(金)にJPタワーホール&カンファレンス(東京都千代田区丸の内二丁目7番2号、KITTE4階、ホームページ:“https://www.jptower-hall.jp/)で開催する、ラティス主催イベント『製造業DX×3Dセミナー2024』では、新機能を展示するとともに、製造業DXに取り組んでいる日立建機株式会社、古野電気株式会社、株式会社ジャムコの3企業様にお取り組みをご講演いただきます。
その他、「XVL Web3D Manager」に関するご質問は、ラティス・テクノロジーにお問い合わせください。
用語説明
■ XVL® について
「XVL」(eXtensible Virtual world description Language)は、XML(eXtensible Markup Language)をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスのXVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
■ ラティス・テクノロジー株式会社について
ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX時代を先取した「CAD+1」「Casual3D」「3Dデジタルツイン」の3つのコンセプトに基づき、軽量3Dフォーマット技術「XVL」 をベースとした様々なソリューションを開発・提供しています(企業概要)。
・XVL、3Dデジタルツインはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。