• アシックスがパリのダッソー・システムズ本社敷地内に「アシックスパーソナライゼーションスタジオ」を設置し、足への負担軽減をはかるリカバリーや、パフォーマンス向上に必要な機能性を備えるパーソナライズされたフットウエア製品をオンデマンドで作製する実証実験を開始
  • ダッソー・システムズのバーチャルツイン技術と、アシックスがスポーツや高機能シューズの開発でつちかった知的技術を組み合わせた新しい消費者サービスの実用化に向けた検討
  • アシックスパーソナライゼーションスタジオで実行された生産オペレーションから収集した知識や情報の見える化、蓄積されたデータの利活用、ユーザー満足度調査などを実施

ダッソー・システムズ(Euronext Paris: FR0014003TT8, DSY.PA、以下ダッソー・システムズ)とアシックスは、このたび、パリに「ASICS Personalization Studio(アシックスパーソナライゼーションスタジオ)」を設置し、パーソナライズされた中敷などのフットウエア製品をオンデマンドで作製する新サービスの実証実験をスタートしました。

本サービスは、ダッソー・システムズがもつ3DEXPERIENCEプラットフォームやバーチャルツインと、アシックスがこれまでスポーツでつちかってきた知的技術を組み合わせることで、ユーザーの要求に応じて適切なタイミングで製品を提供できるプロセスを構築することを目指しています。今回の実証実験では、生産オペレーションのテストやユーザー満足度調査などを行い、実用化に向けて課題を検証していきます。

アシックスパーソナライゼーションスタジオはコンパクトな生産設備です。そしてそこでは、お客さま一人ひとりの足形に合致しながら使用目的や嗜好にもかなうなど個人に合わせた中敷を作製します。またそれは、3DEXPERIENCEプラットフォーム上で計測した足形データをもとにアシックス独自のモデリング技術により本来あるべき土踏まずの形状を予測し、弾性に優れた素材を使った高度な3Dプリント技術を活用して立体的かつ厚みのある格子構造を重ね合わせて製造することで、優れた通気性とやわらかさをもたせます。さらに、部位に応じて硬さを変えていくことで、足の負担軽減をはかるリカバリーや、パフォーマンス向上に必要な機能性を付加することを目指します。

2025年以降に本スタジオを日本国内に移送し実用化に向けた検証を重ね、将来的には、中敷以外のフットウエア製品への応用も検討していきます。

アシックスの代表取締役社長COOである 富永満之氏は、次のようにコメントしています。「アシックスパーソナライゼーションスタジオを通してダッソー・システムズと協業できることをうれしく思います。本パートナーシップを通じ、業界をリードする両社の先進的なテクノロジーや知見を駆使し、個人のパフォーマンスの最大化および、身体的負担軽減に寄与する製品開発をすすめるなど、お客さま一人ひとりに最適な価値を提供することで健康的で豊かなライフスタイルの実現に貢献していきます」

ダッソー・システムズの最高経営責任者(CEO)であるパスカル・ダロズは、次のように述べています。「ダッソー・システムズは、心も身体も満たされるライフスタイルを創造するアシックスの取り組みを支援します。我々の提携は、現地製造、オンデマンド、パーソナライゼーションなど、消費者体験を重視する製造の未来を垣間見せてくれます。また本提携は、バーチャル世界が21世紀の経済をどのように活性化していくかも示しています。ダッソー・システムズのバーチャルツインは産業界において、科学にもとづいて製品や体験の性能を向上させるだけでなく、より持続可能なビジネスモデルの推進を可能にします」

アシックスとダッソー・システムズは、2023年に戦略的パートナーシップ構築に向けた覚書を締結し、新たな価値や体験を市場に提供するため協働しています。今後、両社の連携を通じて、お客さま一人ひとりに最適な価値を提供することで、健康的で豊かなライフスタイルの実現に貢献していきます。

(以上) 

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム、3次元設計のソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューション等について、詳しくはホームページをご覧ください。 

ダッソー・システムズとつながるソーシャル・アカウント  
X Facebook LinkedIn YouTube 

ダッソー・システムズについて 

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人類の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの創出、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義できるので、世界をより持続可能にするために意義のある影響をもたらすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万を超えるお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、3DSロゴ、Compassアイコン、IFWE、3DEXCITE、3DVIA、BIOVIA、CATIA、CENTRIC PLM、DELMIA、ENOVIA、GEOVIA、MEDIDATA、NETVIBES、OUTSCALE、SIMULIAおよびSOLIDWORKSは、フランスの法律に基づいて設立された欧州会社(Societas Europaea)であり、ヴェルサイユの商業裁判所書記課に登記番号322 306 440で登録されているダッソー・システムズ、またはアメリカ合衆国やその他の国におけるダッソー・システムズの子会社の商標もしくは登録商標です。