The Green Energy Transition (Written by Cheryl Peck)
CIMdata は、PLMプロフェッショナルにとって重要なトピックに関するリサーチで世界的に知られています。そのようなトピックの 1 つが、グリーンエネルギーと持続可能性 (サステナビリティ) です。これは私たち誰にも影響を与えるトピックです。 これを念頭に置いて、私 (Cheryl) は最近、CIMdataの持続可能性&グリーンエネルギーに関するプラクティスディレクターである同僚のマーク・ライシッヒ (Mark Reisig) と「質の高い」「ズーム」な時間を過ごさていただきました。 マークは、北米とEMEAで 3 月下旬から4月上旬に開催される PLM Market & Industry Forumsで、グリーン エネルギートランジション (The Green Energy Transition) に関するプレゼンテーションの準備に忙しくしています。 このインタビューで、私は マーク (Mark) に次のような最新情報を求めました:
まず、私はあなた (マーク) がグリーン エネルギーと持続可能性に関するいくつかの重要なリサーチに取り組んでいることを存じています。最近のサーベイ結果をフォーラムで共有する予定はありますか?
はい、その結果は取り上げられます。私たちは各主要分野を確認する際に、CIMdataの2023年グリーンエネルギートランジションと持続可能性のサーベイ結果もレビューします。
どのような情報が共有されりでしょうか?
- 持続可能性に関する業界間の比較。
- 「ネットゼロ 」誓約 ( “net zero” pledges) の普及状況。
- 持続可能性の目標を達成するために企業がどのように組織しているか。
- 持続可能性プログラムの共通機能。
- 持続可能性の目標を達成するためのボトルネック。
グリーン エネルギー分野で何が起きているのでしょうか、あなたはプレゼンテーションで何を議論しますか?
気候変動に対する懸念の高まりにより、エネルギー エコシステムは化石燃料から離れ、多くの業界で再生可能なクリーン エネルギーとより持続可能な製品に移行しています。企業は、野心的な「ネットゼロ」の温室効果ガス排出のコミットメントで対応しています。このプレゼンテーションでは、サプライチェーンだけでなくPLM戦略にもサステナビリティを組み込むことを含めて、製品のカーボンフットプリント (二酸化炭素排出量) を削減するための重要なポイントをレビューします。
温室効果ガスは、グリーンエネルギーに関するあらゆる議論の中心であり、プレゼンテーションでこれにどのように対処しますか?
1958年以来、私たちは大気中のCO の蓄積を監視してきましたが、CO2は他の温室効果ガス (GHG) とともに増加し続けており、地球温暖化は産業革命前と比較して 1.1°C 以上上昇していることが分かっています。このような持続可能性の欠如は、気候変動、生物多様性の喪失・損失、また将来の世代が地球上で生存するための能力を脅かすなどの課題をもたらしました。フォーラムでは、種類別、国別、産業部門別のGHG排出量と、石炭、ガス、原子力、再生可能エネルギーなど、さまざまな種類のエネルギーの予測について見ていきたいと思います。
持続可能性はどのような役割を果たしますか?
国連は、2015 年に採択された持続可能な開発のための2030アジェンダの一部として17の目標を掲げており、これは世界が使用している青写真です。グリーンエネルギーへの移行は、持続可能な未来を達成するためのより大きなニーズのサブセットであり、将来の世代のニーズを満たすために妥協するものではありません。私たちは主に気候変動とクリーンエネルギーの役割に焦点を当てていますが、持続可能性の他の側面にも触れます。
先ほど、あなたは気候変動とクリーン エネルギーの役割が強調されているとおっしゃいましたが、セッションでこの側面をどのようにカバーしますか?
具体的には、気候変動に関して、パリ協定は、地球温暖化を工業化前のレベルと比較して2°C 未満、できれば 1.5°C 未満に抑えることにより、気候変動の脅威に対する世界的な対応を強化するという目標を設定しました。私は、各国の視点から、地球温暖化を1.5℃に抑えるための進捗状況と、まだ何をする必要があるかをレビューします。さらに、私は、最も可能性の高いシナリオを見るために、国連の予測も見てみることにします。
参加者向けに他にどのようなトピックがありますか?
私は、企業の傾向とネットゼロの誓約をレビューし、計画、投資家がこれをどのように見ているか、政策立案者が採っている行動を検証します。グリーンエネルギーへの移行を可能にするには、新しいグリッド、すなわち規律、枠組み、また組織など (new grid) が必要です。また、私は、従来のグリッドと、それが分散型再生可能エネルギーをサポートできるグリッドにどのように変化してゆくかについても説明します。私たちが新しい製品を作るとき、持続可能なデザイン・設計と製品のカーボンフットプリントの削減が重要になります。持続可能なデザイン・設計の主要な概念をカバーし、企業のPLM戦略に持続可能性を如何に組むことができるかについて説明します。
また、PLMへの影響はいかがでしょうか?
PLMが企業のPCF (Carbon Footprint of Products - 製品のカーボンフットプリント/二酸化炭素排出量) を如何にして削減するか、そして高まる循環経済 (circular economy) におけるPLMの役割を示します。
ありがとう、マーク。 3月末のプレゼンテーションを楽しみにしています。