2018.6.8:適時性はシミュレーションの民主化の鍵となるのでしょうか?


Is Timeliness a Key to the Democratization of Simulation? (CIMdata Blog)


CIMdataのエグゼクティブ・コンサルタントである
キース・ミエンテス (Keith Meintjes) 博士は最近、
より速い応答時間を持つ vs. より良い結果を待つという
価値についての意見を共有

要約:"今、私たちが持っているデバイスで最速の応答時間が、近い将来に良い結果を待つよりも重要だと考えています。それはソリューションプロバイダーにとって本当の課題です。みなさんはできるかぎり速く、最高の結果を直ちに示してください。そうすれば、より多くの人々にシミュレーションをはるかに便利にすることができます。”  Dr. Keith Meintjes, CIMdata 

詳細はブログにて: 
https://www.cimdata.com/en/resources/cimdata-blog/item/10289-is-timeliness-a-key-to-the-democratization-of-simulation

みなさんのお仲間と共有することを忘れずに、またみなさんのお考えをキースさんに伝えましょう!

以下に抄訳:

 米国オハイオ州オハイオ州クリーブランドのCAASE18(Engineering&Advance Analysis&Simulation in Engineering)会議に到着したところで、私が大いに尊敬する2人の同様な主張に感動されられた最近のCOFES会議を思い出しました。

 SIMSOLIDのKen Welch氏は、シミュレーションのレスポンの速さがより優れたデザイン・設計を可能にしているかを話しました。

 Andreas Vlahinos氏は、手軽で即座にできるシミュレーションフィードバック(ANSYS Discovery Liveのように)が重要なイネーブラーであると提唱しました。

 本当でしょうか? 私たちは何年にもわたって、シミュレーションの高速化、使い易さについて話しています。 そして、私たちはシミュレーションの精度に焦点を当てました。

 それは本当に適切な問いでしょうか? 私たちが限界を理解している限り、シミュレーションは間をおかない瞬間的でなければならないと言ったとしましょう? 速いだけで十分でしょうか?

 ルービックキューブを回してみてください。真っ先に応答時間を求めて、より良い精度をもたらすためにコンピュータを待っていたらどうなるでしょう?精度を求めるではなくより良い応答時間をもたらすためにコンピュータを待つでしょうか?

 ムーアの法則は注目すべきものです。計算を行うと、アポロ計画のころに1400年を要したことを1秒で計算できます。5年間で、コンピュータは10倍高速になりより安くなります。10年間で、100倍速く、そしてはるかに安くなります。(1980年にはCray-1に4,000万ドルのコストがかかりましたが、今日ではCray-1の能力の約20倍のRaspberry Piは約30ドルの費用でです。皆さんの地下室には数百万ドルの冷蔵庫は必要ありません)

 私の良き友人、インテルのドン・タパン (Don Tappan) 氏によると、コンピューティングは無限に速くなり、とんでもなく安価になると言っています。そして、それ以上になり続けるでしょう。

 今、私たちが持っているデバイスで最速の応答時間が、近い将来に良い結果を待つよりも重要だと考えています。それはソリューションプロバイダーにとって本当の課題です。みなさんはできるかぎり速く、最高の結果を直ちに示してください。そうすれば、より多くの人々にシミュレーションをはるかに便利にすることができます。

 みなさんが何を考えているかお教えください。みなさんがCAASEにいれば、私に直接お教えください。

 キース・ミエンテス (Keith Meintjes) 

以上

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