State of PLM: Today’s Market & Leading Trendsから
2019 CIMdata PLMステータス&トレンドのサーベイ (今回で2回目) について披露しました。
数多くの調査パラメータの中から、今後2年のPLMに関わる予算について、2018年度は回答者の48%が増加としたのが、2019年度は64%が増加としたことです。これは良き兆候です。
しかし、このサーベイで見えてきたものに、PLMというものが企業の中でどれだけ理解されているかという点です。例えば、エンジニアリング環境におられる皆さんの理解は高いが、下流工程だとか保守などの環境では理解が下がる傾向です。
問題はマネージメント、すなわち経営層の理解が高くないことです。その背景は現行経営者は伝統的にトランザクションの環境でトレーニングされて来たことがあると分析するものです。イノベーションや新製品などに視点を置くようPLM業界一丸で啓蒙が必要とされると考えます。
また、用語としてのPLMが必ずしも適切かどうかについても今後を考える必要があると考えます。
(続く)