- UKAEAは、球状トカマク計画において、安全かつ事実上無限の低炭素エネルギーを生産可能であることを実証するために、3DEXPERIENCEプラットフォームを採用
- 3DEXPERIENCEプラットフォームが提供するバーチャルツイン・エクスペリエンスは、2024年までに行われる球状トカマクの構想設計を通した、コラボレーションを支援
- 3DEXPERIENCEプラットフォームを基盤とした「キャピタル・ファシリティ・インフォメーション・エクセレンス」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスにより、5%から15%の生産性向上を実現可能
※本リリースは、仏ヴェリジー=ヴィラクブレーにて現地時間2023年5月17日に発表したリリースの日本語参考訳です。
ダッソー・システムズ(Euronext Paris:FR0014003TT8、DSY.PA)は本日、英国原子力公社(UKAEA)の球状トカマク計画、STEP(Spherical Tokamak for Energy Production)のために3DEXPERIENCEプラットフォームが採用されたことを発表しました。この計画は、英国の電力供給網に供給可能な核融合エネルギープラントのプロトタイプを実現することを目的としています。
プラントのプロトタイプの実現のために、球状トマカクの構想設計から始まるSTEP計画は、2024年まで3DEXPERIENCEプラットフォームによって支えられます。
3DEXPERIENCEプラットフォームは、プラントのライフサイクル全体に、統合された仮想環境と単一の情報源を提供し、より優れたエンジニアリングプロセスのつながりと管理が実現します。これにより、コラボレーションが強化され、原型の実現においては確実性を高めることにつながります。プロジェクトに携わる各チームは、データ、知識、コラボレーションを活用するための技術的機能を活用し、計画の障害やリスク、遅れを軽減できるようになります。
STEPのデリバリーディレクターであるクリス・ワルドン氏は、次のように述べています。「STEP計画は、英国の電力供給網に供給できることを実証する、核融合エネルギープラントのプロトタイプを設計し、建造することに懸命に取り組んでいます。 私たちが直面している課題の一つは、膨大な量の工学設計データを作成して管理することです。ダッソー・システムズと協力し、3DEXPERIENCEプラットフォームを利用して設計のバーチャルツインが開発できることを楽しみにしています」
世界は増大する人口のエネルギー需要を満たそうと奮闘するなか、近年、核融合エネルギー分野において科学面での進歩が飛躍的に進んでいます。この進歩により、国際社会が設けた持続可能性目標を支援しながら、エネルギーの生産と消費に変革をもたらす実行可能な解決策を生み出す取り組みが強化されてきました。
核融合エネルギーは、次世代のために安全で持続可能な低炭素エネルギーを提供する大きな可能性を秘めています。これは、太陽や恒星のエネルギーを生み出しているのと同じプロセスに基づきます。
UKAEAは、核融合の研究と開発において世界をリードする組織であり、STEPは、プラントのプロトタイプを実現するだけでなく、商業核融合および英国での核融合産業を活発に発展させる道筋も実現しようとする計画です。
ダッソー・システムズのエネルギー・資源・インフラ業担当バイスプレジデントであるコリーヌ・ブロータは、次のように述べています。「当社のテクノロジーは、UKAEAのSTEP計画のような大規模プロジェクトで、エネルギー分野の変革を促進するイノベーションの触媒となります。同分野はいま、代替可能で持続可能なイノベーションに向け急速に変革を進めています。深い階層までデータが固定的、プロジェクトの可視性が不足、利害関係者が広く分散するなどに起因する非効率を克服するため、3DEXPERIENCEプラットフォームを導入したお客様からは、『キャピタル・ファシリティ・インフォメーション・エクセレンス』インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスの利用により、生産性が最大15%向上するとご報告いただいています」
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ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム、3次元設計のソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューション等について、詳しくはホームページをご覧ください。
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(以上)
ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人類の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの創出、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義できるので、世界をより持続可能にするために意義のある影響をもたらすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万を超えるお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。
3DEXPERIENCE、3DSロゴ、Compassアイコン、IFWE、3DEXCITE、3DVIA、BIOVIA、CATIA、CENTRIC PLM、DELMIA、ENOVIA、GEOVIA、MEDIDATA、NETVIBES、OUTSCALE、SIMULIAおよびSOLIDWORKSは、フランスの法律に基づいて設立された欧州会社(Societas Europaea)であり、ヴェルサイユの商業裁判所書記課に登記番号322 306 440で登録されているダッソー・システムズ、またはアメリカ合衆国やその他の国におけるダッソー・システムズの子会社の商標もしくは登録商標です。