企業連携を促進し、海洋プラスチックごみ問題の解決に貢献
三菱電機株式会社は、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けて「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(以下、CLOMA※1)」に、4月1日付で加入しました。
プラスチックごみは世界全体で毎年約800万トン※2が海洋に流出していると推計されており、生態系や生活環境、景観、漁業、観光産業への悪影響など、さまざまな問題を引き起こしていることから、地球環境における大きな問題の一つとして対策が急務となっています。CLOMAは、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けてプラスチック製品の持続可能な使用や代替素材の開発・導入を推進するとともに、技術情報の共有や国内外への情報発信、情報収集を通じて官民連携でイノベーションを加速化するために2019年1月に設立された団体で、海洋プラスチックごみの削減に貢献するため、2050年までに容器包装等のプラスチック製品の100%リサイクルを目指しています。
当社グループは、家電製品に使用されたプラスチックをリサイクルする事業を展開しており、混合プラスチックの高度選別技術を始めとする各種リサイクル技術※3の開発を行っています。これらの技術をさまざまな分野で活用することで、社会全体での廃プラスチック有効利用率の向上を目指しており、今回のCLOMAへの加入を機に、業界の枠を超えた企業間連携を促進していきます。CLOMA会員で構成される技術部会やCLOMA主導の実証事業に参画し、当社技術の活用を通じて、海洋プラスチックを含む廃プラスチック問題の解決に向けた取り組みを加速することで、さらなる循環型社会の実現に貢献していきます。
※1 クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)
https://cloma.net/
※2 出典:環境白書(2019:環境省)
※3 2022年12月21日広報発表
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/news/2022/1221-a.html
三菱電機のプラスチックマテリアルリサイクル技術
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/corporate/chiteki/otb/list/012/index.html
本件の参照先:https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2023/0403.html