株式会社ベリサーブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新堀義之、以下 ベリサーブ)が開発・提供するトレーサビリティ管理ツール「ConTrack(コントラック)」は、SGSジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:颜 立新、以下SGSジャパン)が提供するAIエンジンと連携し、トレース情報をリコメンドする新たな機能を開発します。
ConTrackは、WordやExcel、PDFなどで作成された既存の設計成果物をそのまま使用できる、トレース画面が分かりやすいなどの特長がある一方で、関連する設計項目同士をトレースするために手作業を必要としていました。この度のAIエンジンと連携した機能強化により、お客様の製品開発におけるトレース作業の大幅な軽減などの効率化や品質向上を実現します。
1.AIエンジン連携機能の開発について
現在、製造業などにおける組み込み開発では、流用開発や差分開発において過去に開発した大量の設計成果物が存在し、これらの成果物との関連付けや登録作業が必要であり、品質向上や新しい開発に向けての工数確保のために膨大なトレース作業の効率化が大きな課題となっています。
SGSジャパンは、認証ビジネスにおいて世界最大の認証機関であるSGSグループの日本法人であり、AIエンジンを利用して設計書や手順書などの社内文書がISOなどの規格文書にどの程度準拠できているかを短時間で確認できるAI規格アセスメントシステムの「Aissessor (アイセッサー)」を提供しています。
今回、ベリサーブの提供するConTrackとSGSジャパンのAIエンジンの連携よる新たな機能開発で、トレース相手となる成果物の設計項目をリコメンドできるようにすることで、お客様の製品開発における効率化や生産性向上と共に品質向上に貢献できるとの認識の下、開発を行うことになりました。
2.AIエンジン機能の特長
長年開発しているシステムの場合、既存の設計成果物が大量に存在することが多くあります。AIエンジンの活用によりトレース作業を効率化することで、既存の設計成果物を含めて変更時の影響範囲を見極めながら、開発を進めるといった体制を早期に構築することを可能にします。
3.リリース時期について
2023年4月を予定しています。
4.SGSジャパンからのコメント
SGSジャパン株式会社 代表取締役 颜 立新
安全で品質が高い製品の開発を進めるためには、ConTrackのようなトレーサビリティ管理ツールを活用した開発プロセスを構築することが重要になります。SGSジャパンのAIエンジンをトレーサビリティ管理ツールと連携させることにより、システム開発プロジェクトにおけるトレーサビリティ管理ツールの導入が円滑になり、定着が進むことを期待しています。
5.その他
ConTrackのサービスページはこちらをご覧ください。
https://www.veriserve.co.jp/service/detail/contrack.html
Aisessorについてはこちらをご覧ください。
https://sgsjapan-portal.jp/info_detail.php?id=235#
本件の参照先:https://www.veriserve.co.jp/news/2023/news-20230125-02.html