制御盤の設計から製造までの全自動設計プロセス構築を可能に
図研は、電気制御と防護ソリューションのグローバルリーダーであり、北米最大の制御盤プロバイダーであるnVent Hoffman(https://hoffman.nvent.com/ 、以下「nVent」、NYSE NVT)と、図研の汎用電気設計CADである「E3.series」をベースにした設計・製造ソフトウェアの販売について両社が協力して進めていくことで合意し、覚書を締結しました。
nVentは、ジャンクションボックスやターミナルボックス、ケーブル、温度管理製品など、産業用制御盤の筐体や製造ソリューションに関する包括的な製品ポートフォリオを有しています。今回、同社は、図研のE3.seriesをベースとした設計・製造ソフトウェアを「nVent Hoffman」ブランドの製品ポートフォリオに加え、設計プロセスをシンプルにし、製造へとつなぐ完全に自動化したエンジニアリングプロセスを提供することで、人件費の削減と生産性の向上を実現します。
図研との提携について、nVentのGeneral Manager and Vice PresidentであるAlexander van der Weide氏は、次のようにコメントしています。
「図研のE3.seriesは、制御盤の設計から製造までのエンジニアリングプロセスをよりシンプルにし、お客さまの生産性を高めるというnVentのバリューにおいて重要なピースになるでしょう。今後の展開に大変期待しています」
また、図研の代表取締役社長 兼COOである勝部 迅也は、「nVentとの協業は、E3.seriesを核にして、さまざまなソリューションやサービスをインテグレーションしながら、お客様に最適な提案を行うことができる理想的なパートナーシップであると考えています」と付け加えています。
なお、今回の図研とnVentの協業については、2023年に北米市場より開始し、グローバルな協調関係に発展させていくことを計画しています。