Webブラウザアクセスや多要素認証等に対応!
CAEに最適なクラウド環境が、より使いやすくセキュアになりました。
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:安江 令子、以下「サイバネット」)は、サイバネットが開発・販売・サポートするクラウドCAE環境「サイバネットCAEクラウド」の最新バージョン3.0の販売を2022年11月17日から開始し、12月1日よりサービス提供することをお知らせいたします。
サイバネットCAEクラウドとは https://www.cybernet.co.jp/caecloud/
長年のCAEソフトの販売・サポート経験で培ったノウハウをもとに構築された、設計・解析技術者のためのクラウド版CAE環境です。
<主な特長>
- 専門知識不要
直感的に操作できるGUI(CAEポータル)で、サーバーの起動・終了の他、サーバーの新規作成や構成変更などが容易に行えます。 - 豊富なマシンリソース
計算規模や用途に合わせ、CPU数、メモリサイズ、ポスト処理で必須となる高性能グラフィックスなどの豊富なマシンリソースを自由に組み合わせて利用可能です。 - 高速リモートデスクトップで快適な操作環境を実現
クラウド上のCAEソフトの画面を、高圧縮しクライアントへ送信することで、クラウド環境でも快適な操作環境を実現します。 - 熟練技術担当者によるシームレスなサポート体制
CAEソフトおよびクラウドを熟知した専門技術者が一貫したサポートを提供し、クラウドの活用効果を最大化できるよう支援いたします。
バージョン3.0で追加された主な新機能
高速リモートデスクトップのWebブラウザアクセスオプションにより、簡単・快適な導入を実現
従来の高速リモートデスクトップでは、専用アプリのインストールと社内からの接続ポート開放が必要であり、導入先企業の情報システム部門との調整が必要だったり、セキュリティポリシーのために利用できなかったりすることも多くありました。
本バージョンのWebブラウザオプションを利用することで、専用の高速リモートデスクトップアプリを使うことなく、Webブラウザのままクラウドの計算リソースのデスクトップにアクセスできるようになりました。HTTPS通信のため、接続ポート開放の必要もなく、すぐにご利用いただけます。
注:本オプションはサイバネットCAEクラウドAWS版のみの適用です。
「Google Authenticator」による多要素認証(MFA)に対応し、より安全な利用環境を実現
近年のセキュリティリスクの高まりから、クラウド環境へのアクセス時にMFAを必須とする企業が増えています。サイバネットCAEクラウドでも、お客さまの大切なデータを保護するため、本バージョンより認証システム「Google Authenticator」を利用した2段階認証に対応しました。
管理者は、認証設定や、ユーザのMFA設定状況の確認・有効化・無効化の一括処理をサイバネットCAEクラウドポータル上で行うことができ、セキュリティレベルの高い運用が可能になります。
注:本利用環境はサイバネットCAEクラウドAWS版のみ適用です。
サイバネットCAEクラウドAzure版で、Linux計算リソース対応開始
これまでWindowsの計算リソースのみが対象だったAzure版でLinuxの計算リソースも利用できるようになりました(AWS版はすでに利用可)。お客さまのご要望も高かった、より幅広い開発環境の提供が可能となります。
<対応OS>
- Red Hat® Enterprise Linux
- Ubuntu
※バージョン詳細や他ディストリビューション対応については別途お問い合わせください。
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、CAE※のリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。また、IT分野では、サイバー攻撃から情報資産を守るエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティなどのITセキュリティソリューションを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。
企業ビジョンは、「技術とアイデアで、社会にサステナビリティとサプライズを」。日々多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様の課題を、期待を超える技術とアイデアで解決し、更にその先の変革へと導くことを目標に取り組んでまいります。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/
※ CAE(Computer Aided Engineering):ものづくりの研究・開発工程において、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすことで、開発期間や資材コストを大幅に削減できるメリットがある。
※記載されている団体名、ブランド名、製品名、サービス名は、各所有者の商標および登録商標です。
本件の参照先:https://www.cybernet.co.jp/company/about/news/press/2022/20221117.html