2022.10.13:ソフトウェア・リパブリックが 同インキュベーターにスタートアップ6社を新たに迎え、運転手の眠気を予測するアプリを開発する新プロジェクトを発表 (ダッソー・システム)


  • 個別育成インキュベーター・プログラムの 第2期スタートアップとして、Basemark、CommuniThings、Compredict、CORE for Tech™、Entropy、Neovyaの6社が参加
  • ソフトウェア・リパブリックのBYOD(Bring Your Own Device)プロジェクトの一環で、運転手の眠気を予測して休憩する時間と場所を提案するソリューションをDacia社向けに開発
  • BasemarkとCORE for Techが同プロジェクトに加わり、運転手と同乗者の体験向上を目指す


※本リリースは、仏パリにて現地時間2022年9月19日に発表したリリースの日本語参考訳です。

ソフトウェア・リパブリック加盟6社(アトス、ダッソー・システムズ、オレンジ、ルノーグループ、STマイクロエレクトロニクス、タレス)はこのほど、同個別育成インキュベーター・プログラムにスタートアップ6社を新たに迎えることを発表しました。これにより、プログラムに参加するスタートアップは合わせて10社となります。ソフトウェア・リパブリックとは、持続可能性に配慮した安全なインテリジェント・モビリティの開発を目指す、オープン・イノベーション志向の新しいエコシステムです。

2022年3月にスタートした 同インキュベーター・プログラムには2つの目的があり、一つは、選ばれたスタートアップのプロジェクトをいち早く実現させること、もう一つは創設メンバー6社のオープン・イノベーションを推進することです。

今回選抜されたスタートアップの中から、運転中の眠気を測定して予測するシステムを開発するディープテック企業CORE for Techと、自動車業界に開発ツールを提供するソフトウェア企業Basemarkの2社が、ソフトウェア・リパブリックのBYOD(Bring Your Own Device)プロジェクトにメンバーとして加わり、個人のスマートフォンやタブレット端末を活用した新しい機能を開発することで運転手と同乗者の体験向上を目指します。

BYODプロジェクトの一環として、最初の顧客となるルーマニアの自動車メーカー、Dacia社の後押しのもと、ソフトウェア・リパブリックはCORE for Tech社と連携して、Dacia社のメディア・コントロールアプリを強化する独自の機能を開発しています。この新しい機能は、ルート上に停車して休憩する時間と場所を提案して、ドライバーが安全な旅を計画できるよう支援します。カメラベースのテクノロジーと連動する市場唯一のアルゴリズムを採用したこのシステムは、運転手の健康状態、運転ルート、運転条件(天候、交通量、道路の種類など)を考慮することもできます。

ソフトウェア・リパブリックは、この機能以外にも、BYODプロジェクトでさらなる機能の開発を計画しており、自動車業界に革新的な事例を提供していきます。これらの事例は、車両製造やフリート管理に携わるすべての企業に公開される予定です。

BYODプロジェクトに参加するスタートアップは以下の2社です。

Basemark

Basemarkは、ソフトウェア定義の車両開発ツールを提供するスタートアップです。世界初の、ソフトウェア定義の車両に求められるあらゆる機能に対応するエンドツーエンドの自動車用オペレーティング・システムとプラットフォームであるRocksolid Coreを開発し、Rocksolid Coreで作成されたアプリケーションは、基盤となる複数の異なるハードウェア上で実行することができます。

CORE for Tech

CORE for Techは、疲れや眠気を予測するインテリジェンスを提供することで、ドライバーの安全性の向上に取り組んでいます。同社のソリューションは、ただ眠気を予測するだけでなく、距離、天候、交通量などの情報と関連付けて予測することができます。

また、インキュベーター・プログラムには、上記2社のほか、以下のスタートアップ4社も参加予定です。

CommuniThings

CommuniThingsは、道路案内とパーキング(駐車)管理に取り組むスマート・パーキング企業です。同社のIoTプラットフォームは、接地センサーまたはカメラ検知を搭載し、豊富なエンドユーザー向け案内サービスや駐車取締機能で構成されています。電気自動車(EV)充電器ステーション管理のパイオニアである同社は、ステーションの予約、支払い、使用の最適化を推進しています。

Compredict

Compredictは、AI対応バーチャルセンサーを提供するドイツのスタートアップです。同社のテクノロジーは、既存の車載ハードウェアセンサーの代わりに使用して、シミュレーションを実行し、利用可能な車両データの品質を高めることができます。このバーチャルセンサーによってもたらされるインサイトを活用することで、自動車メーカーは予知保全や新たなサービスの可能性を実現することができます。

Entropy

Entropyは、シェアードモビリティサービスを最適化することで、地域をサポートしています。同社のAIモデルは現在と未来のモビリティのニーズを予測し、社会や環境の問題を解決するべく、同社はできる限りユーザーのニーズに近い交通手段の提案を行っています。

Neovya

Neovyaは、専門的なマッピング、データ分析、シミュレーションの機能を備えたソフトウェアを提供することで、よりスムーズで安全性と持続可能性を高めたモビリティ・システムへの移行を加速させています。同社の主力ソリューション Neovya Hubsimは、管轄地域の担当者が問題を把握して、何度もプロジェクトを検証し、情報に基づいた意思決定を行えるよう支援する連携ウェブ・プラットフォームです。

ソフトウェア・リパブリックのインキュベーション・プログラムへの参加方法

softwarerepublique.euにアクセスして、スタートアップ契約の申込フォームに、ソフトウェア・リパブリック加盟企業と共にどのような取り組みを行いたいのか、その詳細を具体的に記入してください。

年2回(6月と12月)開催される選考委員会で、同年9月と翌年1月からそれぞれ始まるインキュベーション・プログラムに参加する企業を選抜します。

詳細はこちら

ソフトウェア・リパブリックについて 
ウェブサイト:softwarerepublique.eu
お問い合わせ先:contact@softwarerepublique.eu
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/softwarerepublique/
YouTube:https://www.youtube.com/c/SoftwareRepublique/

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE プラットフォーム、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューション
http://www.3ds.com/ja

ダッソー・システムズとつながるソーシャル・アカウント
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(以上)

アトスについて

アトスは、11万2000人の従業員と 110億ユーロ以上の年間収益を誇るデジタルトランスフォーメーションにおけるグローバルリーダーです。サイバーセキュリティ、クラウド、ハイパフォーマンス・コンピューティングの分野で欧州 No.1 である同グループは、世界 71 カ国であらゆる業界向けにカスタマイズされたエンドツーエンドのソリューションを提供しています。脱炭素サービスおよび製品のパイオニアであるアトスは、お客様のためにセキュアで脱炭素なデジタル化を実現することを約束します。アトスは欧州会社(Societas Europaea)で、ユーロネクスト・パリ証券取引所に上場しています。

アトスの目的は情報空間の未来をデザインすることです。その専門技術とサービスは、多文化的なアプローチで知識、教育、研究の進展を支え、優れた科学技術の発展に貢献しています。同グループは、世界中で、お客様や従業員、そして広く社会を構成するすべての人々が、安全で安心な情報空間の中で、持続的に生活し、働き、発展することを可能にしています。

ダッソー・システムズについて

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、患者、市民あるいは消費者のために世界の持続可能性を高めるべく、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。

オレンジについて

オレンジ(旧フランス・テレコム)は、世界をリードする大手電気通信企事業者の1つです。2021年には425億ユーロの売上を達成し、2022年6月30日現在で、全世界にフランスの7万6000人を含む13万7000人の従業員を擁しています。グループ全体で、2022年6月30日現在、全世界に2億8200万の顧客ベースを有し、それには2億3600万人のモバイルユーザーと、2400万人の固定ブロードバンド・ユーザーが含まれます。当グループは、世界26ヵ国に事業を展開しています。Orange Business Services というブランドの下、多国籍企業にグローバルITおよび電気通信サービスを提供する大手プロバイダーでもあります。2019年12月、同グループは「Engage 2025」という社会や環境に関する説明責任に従った新たな戦略プランを示し、運営モデルの再構築を目指しています。成長分野におけるビジネスを加速させ、イノベーションモデルの中心にデータとAI を据えることで、同グループは魅力的な責任ある雇用主となり、新しい職種に適応していきます。オレンジは、ユーロネクスト・パリ証券取引所(銘柄コードORA)およびニューヨーク証券取引所(銘柄コードORAN)に上場しています。詳細については、インターネットおよびモバイル機器から、こちらをご覧ください。www.orange.com, www.orange-business.com

ルノーグループについて

ルノーグループは、自らを改革するモビリティの最前線にいます。ルノーグループは、日産自動車、三菱自動車との提携や、電動化に関する独自のノウハウを活かし、Renault、Dacia、Alpine および Mobilizeの4つの補完的なブランドで構成され、持続可能で革新的なモビリティ・ソリューションをお客様に提供しています。世界130カ国以上に拠点を持ち、2021年には 270万台の車両を販売しています。現在、「モビリティが人々の絆を強める」という同社のパーパスを具体化するために、約11万1000人の従業員が日々取り組んでいます。公道でも自動車レースでも飽くなき挑戦をいとわないルノーグループは、価値創造を目指し意欲的な変革に取り組んでいます。これは、新しい技術やサービスの開発、そしてさらに競争力のあるバランスのとれた電動車両の新ラインナップが中心となります。環境問題への取り組みとして、当グループは 2040年までに欧州でカーボンニュートラルを達成することを目指します。https://www.renaultgroup.com/en/

ST マイクロエレクトロニクスについて

ST マイクロエレクトロニクスは、最先端の製造施設において半導体のサプライチェーンを極めている 4万8000人の半導体技術の考案者および制作者集団です。統合デバイスメーカーである ST マイクロエレクトロニクスは、20万人以上のお客様や何千ものパートナーと協力して、お客様の課題や事業機会、そしてより持続可能な世界を支える必要性に応える製品、ソリューションおよびエコシステムを設計し構築しています。ST マイクロエレクトロニクスの技術は、よりスマートなモビリティ、より効率的な電力およびエネルギー管理、そしてIoTとコネクティビティの広範な展開を可能にします。STは、2027年までにカーボンニュートラル企業になることを目指しています。より詳細な情報は、こちらをご参照ください。www.st.com

タレスについて

タレス (ユーロネクスト・パリ証券取引所上場: HO)は先端技術のグローバルリーダーであり、社会の発展に欠かせない自信に満ちた未来を築くために、接続性、ビッグデータ、人工知能、サイバーセキュリティ、量子コンピューティングなど、デジタルと「ディープテック」のイノベーションに投資しています。タレスは、防衛、航空、宇宙、輸送、デジタルアイデンティティとセキュリティの分野で、企業、組織、政府などのお客様に、すべての意思決定の原動力であるお客様個人への配慮とともに、重要な役割を果たすためのソリューション、サービス、製品を提供しています。
タレスは、68カ国に8万1000人の従業員を擁しています。2021年、162億ユーロの売上を達成しました。www.thalesgroup.com


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