NECは、SDGsをテーマとした次世代向け教育プログラム「NEC Future Creationプログラム」を2022年10月より開始します。
2022年度からの高等学校における新学習指導要領の導入に合わせ、教育コンサルティング会社の株式会社キャリアリンク(注1)と協働で、高校生を対象にSDGsをテーマとした「できたらすごい」未来を創る教育プログラム「NEC Future Creationプログラム」を開発しました。2021年度には東京都内の高等学校2校でトライアルを実施し、その効果検証を踏まえ、このたびのプログラム開始に至りました。
「NEC Future Creationプログラム」の概要
- 目的
SDGsが目指す「誰一人取り残さない」未来の創造をテーマに、高校生とNEC社員との学びの循環を生み出すとともに、NEC社員が次世代を担う高校生にNECの価値を発信することでNEC Wayを体現する。 - 内容
NECのSDGs貢献事例を紹介した映像コンテンツや分析ツール(課題解決や商品開発で使うフレームワークであるVPC(バリュープロポジションキャンバス(注2))シート)などを活用しながら、高校生が自らありたい未来や社会課題解決のアイデアを考える。同時に、社員も高校生との対話を通じて、アイデアのブラッシュアップを図る。 - 実施計画
2022年度に高等学校3校で実施(2023年度以降は実施校数を拡大予定) - プログラム紹介ページ
https://jpn.nec.com/profile/sdgs/program/index.html
2021年度トライアル参加者(高校生)の声
- 自分の解決したかったことが、周りの人や社会のためになると分かった瞬間がとても素敵だと感じた。目の前にある問題を投げやりにするのではなく、どうすればうまく解決できるのか考えていきたい。
- SDGsはあまり身近ではなく難しそうで敬遠していたが、このプログラムを通じて、自分たちが考えたことがSDGsへの貢献になることが分かり、やりがいを感じた。また、ITと社会問題解決について考える機会を得て、自分でもまた考えていきたい。
NECは今後も、様々なテクノロジーや本プログラム等の活動を通して、NEC 2030VISIONで掲げる「自由で開かれた学びの機会」の創出を目指していきます。
以上
(注1) 株式会社キャリアリンク https://www.careerlink-edu.co.jp/
主に公教育に特化したコンサルティング会社。1991年の創業以来、次世代育成を事業の核とし、企業の教育CSR分野ではコンサルティング実績100社(企業・団体)以上。近年は、企業のESG、SDGs、従業員エンゲージメントなどの推進に伴い、次世代育成支援を通じたHR戦略コンサルティングの依頼が主流となる。企業からの依頼で開発した教育プログラムは経済産業省主催の「キャリア教育アワード」で受賞多数。そのほか、文部科学省をはじめとする省庁からの委託事業、全国自治体からの委託事業(コアカリキュラム開発や教員研修)、キャリア教育コーディネーター育成指定機関としての講座の実施など、次世代育成に関わる事業に幅広く取り組む。
代表の若江眞紀氏は2015年より文部科学省 中央教育審議会委員就任、2018年より国立教育政策研究所 評議会 評議員就任。
(注2) バリュープロポジションキャンバスとは、課題解決や商品開発で使うフレームワークの一つで、顧客ニーズを起点として、商品やサービスを通じて提供できる価値を導き出すことができる。]