本件は、米国東海岸において、10月4日(火)午前9:00(日本時間10月4日午後10:00)に発表しました。
デジタルエンジニアリング企業としての継続的な成長により、中南米での拠点拡大と地域力強化を実現
株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるGlobalLogic Inc.(以下、GlobalLogic)は、メキシコ合衆国(以下、メキシコ)に開発と営業機能を兼ね備えたエンジニアリングセンターを新たに2拠点開設しました。メキシコシティとグアダラハラに拠点を設置することで、堅調に推移するデジタルソリューションへの需要に応えることができるようになります。幅広い業界の企業にとって、自社の製品や顧客に与えるデジタル体験を変革し続けることは、顧客の関心をさらに引き寄せ、新たな収入源の確保や、よりサステナブルな提案につながります。今回新設した拠点は、アルゼンチンとチリにある既存のエンジニアリング・営業拠点に加え、中南米地域においてGlobalLogicのプレゼンスをさらに拡大するものです。
GlobalLogicのGroup Vice President兼Head of AmericasであるVishal Anand(ヴィシャル アナンド)は、「GlobalLogicは何年にも渡り、市場ニーズとのギャップを特定し、それを埋めて新たな顧客とのつながりを築くことで着実な拡大戦略を実行してきました。特に中南米は、デジタル技術を活用した豊富な顧客経験とともに、差別化された製品やサービスを提供できるエリアであるため、私たちの成長戦略における重要な地域の一つです。この実績ある地理的拡大アプローチでは、GlobalLogicのプロダクトエンジニアリングとDX(デジタルトランスフォーメーション)の強みを、ニアショアに位置する人財プールと結びつけることで、当社のエンジニアリングを世界中の顧客の利益のために拡大することが可能になります。」と述べています。
GlobalLogicは、エクスペリエンスデザイン、ソフトウェアエンジニアリング、データ/コンテンツエンジニアリングを組み合わせ、全世界の顧客ニーズに応えるデジタルエンジニアリングに特化したサービスを提供しています。今回新たな拠点を開設したことにより、メキシコの優れた人財を確保し、幅広く多様なスキルセットを持つ技術者による支援を顧客へ提供できるようになります。また、日立グループの一員であるGlobalLogicが設置するメキシコの拠点は、中南米全域における日立の重要な現地拠点を補完するため、日立顧客に対し共同でソリューションを提供することも可能になります。
GlobalLogicのVice President で、ラテンアメリカ地域の責任者であるJuan Bello(フアン ベージョ)は、「私たちは今、人工知能や機械学習、クラウド技術を活用したデジタル変革により、新たなビジネス進化の局面を迎えています。そのために、GlobalLogicは一貫して、エンジニアリングスキルと専門的知識、能力の総合的な組み合わせを提供することで、すべての顧客がそれぞれに掲げる目標を達成できるようにしてきました。今回、メキシコのエンジニアリングチームの体制が整ったことで、これを確実に実現できることを光栄に思います」と述べています。
なお、新拠点はすでに稼働を始めており、複数のグローバル顧客へのサービス提供を開始しています。
GlobalLogicについて
GlobalLogicは、デジタルエンジニアリング業界のリーディングカンパニーです。グローバルな顧客基盤を有し、革新的なプロダクトやプラットフォーム、さらにはデジタルな体験価値を、お客さまとともにデザインし構築します。GlobalLogicが強みとする、エクスペリエンスデザインや高度なエンジニアリング、データに関する専門知識を組み合わせることで、お客さまのデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
GlobalLogicは、シリコンバレーに本社を置き、世界各地にデザインスタジオやエンジニアリングセンターを展開しています。通信、金融サービス、自動車、ヘルスケア、ライフサイエンス、テクノロジー、メディア・エンターテイメント、製造業、半導体など、多種多様な業界のお客さまへ、GlobalLogicの深い専門知識を提供しています。
GlobalLogicは日立製作所のグループ会社として、データとテクノロジーで社会インフラを革新する社会イノベーション事業を通じて、人々が幸せで豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に貢献します。
日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。金融・官公庁・自治体・通信向けITサービスやお客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、産業流通、水インフラ、ヘルスケア、家電・空調システム、計測分析システム、ビルシステムなどの幅広い領域でプロダクトをデジタルでつなぐ「コネクティブインダストリーズ」と、自動車・二輪車の分野で先進技術を提供する「オートモティブシステム」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。グリーン、デジタル、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2021年度(2022年3月期)の連結売上収益は10兆2,646億円、2022年3月末時点で連結子会社は853社、全世界で約37万人の従業員を擁しています。
本件の参照先:https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/10/1005.html