（本資料は、2022年6月22日に富士通スペインが発行したプレスリリースの抄訳です）
富士通スペインは、このたび、現地のダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョン専門団体「Empowering Women’s Talent」（注1）より、女性を指導的地位に導くことを目的とした「女性のエンパワーメント」プロジェクトの創設、および2030年までに女性管理職30%登用を目指した採用ジェンダーバランスを強化する取組みが評価され、ダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョンにおけるリーダー企業であることが認定されました。
背景
富士通スペインは2008年に、女性社員を対象としたリーダーシップ促進とグローバルな活躍を支援する「富士通・エン・フェメニノ」（注2）プロジェクトを実施したことを端緒として、「女性のエンパワーメント」プロジェクトを開始しました。以来、13年以上にわたり、本プロジェクトを継続しています。
「女性のエンパワーメント」プロジェクト 概要
「女性のエンパワーメント」プロジェクトは、女性の才能を引き出し、動機づけし、育成することを目的とした様々な活動を実施しています。
- 女性ネットワークの創設
富士通グループの欧州地域の女性リーダーを対象としたワークショップを開催し、会社のさまざまな分野について知識を深めてもらうとともに、リーダーの経験、モチベーションを高めるためのメッセージを伝えています。これらのワークショップの様子は富士通グループのイントラネットに公開し、組織全体で共有しています。 - - Eメンタリングプログラム - Future Me
経験豊かなリーダーと、英語力が高く、将来リーダーとして期待される富士通の女性社員をオンライン形式でつなぎ、リーダーシップ、コミュニケーション、スキルの発展などのテーマについて、マンツーマンで関係を築くデジタル・メンター制度を導入しています。2019年以降、スペイン、ドイツ、フィンランド、英国で250名のメンターが活躍しています。 - ワークライフバランス
リモートからでも仕事ができるため、ワークライフバランスがさらに充実し、従業員満足度は非常に高くなっています。 - 「Shinka-Suru」プロジェクト
富士通スペインは2014年にアメリカのシンクタンク「ベルテルスマン財団」（注3）と協力して、「Dual Training Alliance」（呼称：「Shinka-Suru」プロジェクト）を立ち上げました。「Shinka-Suru」 プロジェクトは、学生が企業に入社後、即戦力となることをを目的とし、ビジネスパーソンへのより早い育成とビジネス貢献を支援します。本プロジェクトの一環として、スペインでのデュアルシステム（注4）に参画しました。 - 訓練と雇用可能性の計画
富士通スペインは、スペインの人材育成非営利団体であるHuman Age Instituteが推進するWoman Digitalプログラムに対して、サイバーセキュリティトレーニング受講者40名分の奨学金を2022年4月から7月まで提供しています。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
注1 Empowering Women’s Talent（スペイン語）：
スペインのダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョン専門団体。
注2 富士通・エン・フェメニノ：
富士通スペインがスポンサーとなっているコミュニティプロジェクト。富士通スペインの女性社員が大学院のプログラム、セミナー、ワークショップ、個別のコーチングについて奨学金を得て受講し、成長を促進するプロジェクト。
注3 ベルテルスマン財団：
ワシントンD.C.にある独立、無党派、非営利のシンクタンク。
注4 デュアルシステム：
ドイツを発祥とする学術的教育と職業教育を同時に進めるシステム。訓練生は職業学校での教育と職場でのOJTによる職業訓練を同時に受講することができ、働きながら学べる職業訓練制度。
関連リンク