- フランスの燃料電池自動車メーカーHopium社が、水素燃料電池車Hopium Machinaの最初のプロトタイプ製作にクラウド版3DEXPERIENCEプラットフォームを使用
- 3DEXPERIENCEプラットフォームは、デザイン、設計、シミュレーション、コラボレーションを単一のデジタル・イノベーション環境に統合
- Hopium社は、すでに大手OEM企業のビジネスを変革したこの技術を、他の領域にも徐々に拡大中
※本リリースは、仏ヴェリジー=ヴィラクブレーにて現地時間2022年5月3日に発表したリリースの日本語参考訳です。
ダッソー・システムズ(Euronext Paris: FR0014003TT8, DSY.PA)は本日、燃料電池自動車を手掛けるフランスのHopium社が、同社の水素燃料電池車Hopium Machinaの最初のプロトタイプの設計・開発に3DEXPERIENCEプラットフォーム・ オン・クラウドを使用していることを発表しました。
3DEXPERIENCEプラットフォームはクラウドベースのデザイン、設計、シミュレーション等のアプリケーションを統合し、コラボレーティブなビジネス・エクスペリエンスをHopium社に提供します。Hopium社は、コンセプトからプロトタイプ製作までを単一のデータモデルに連携させることで、エンドツーエンドのイノベーション環境で自社の専門的知識とノウハウを活用し、設計を加速させ、リソースを最適化しつつ全体の効率性を高めることができます。Hopium社では、2025年の市場投入目標に向けてHopium Machinaの開発を進めており、今後もニーズに応じて3DEXPERIENCEプラットフォームの使用範囲を拡大することができます。
Hopium社の創業者であるオリビエ・ロンバード氏は次のように述べています。「当社は、現代の重大課題である環境問題に対応するために、新しいタイプの自動車を開拓するというビジョンを掲げています。その実現には時間が鍵になっており、エレクトロニクスの搭載やストレージ容量の最適化などの複雑なコンセプトを素早く試験するための機敏性と高度な機能性が必要です。そこで、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームにすべての作業を完全に統合することで、当社のチームは場所や時間を問わず、安全に作業でき、わずか8カ月で最初のプロトタイプを製作することができました」
ル・マン24時間レースで最年少優勝を果たしたオリビエ・ロンバード氏のプロレーサーとしての経験から生まれたHopium Machinaは、最先端の設計、並外れた走行距離、記録更新となった充填時間の短さを兼ね備えた、二酸化炭素排出量ゼロの高性能車です。統合された燃料電池システムは、車両を動かすのに必要なエネルギーを生成し、その際排出されるのは水だけです。燃料は3分で充填を完了することができ、出力は500馬力以上、スピードは時速230km、走行距離は1,000km以上です。
ダッソー・システムズの自動車・輸送機械・モビリティ業界担当バイス・プレジデントであるローレンス・モンタナリは次のように述べています。「Hopium社はゲームチェンジャーであり、最初のプロトタイプをわずか8カ月で完成させたことがその証拠です。Hopium社は説得力のあるビジョンを掲げ、今、急成長分野に乗り出しました。3DEXPERIENCEプラットフォーム・オン・クラウドは、同社に水素を動力源とするコネクテッドカーや自律走行車の新しいエクスペリエンスを創造するためのインフラを提供します。Hopium社のチームは新モデルとなるHopium Machinaの開発に注力しており、ダッソー・システムズから業界最高峰のソリューションをすべて享受することができます。現在、世界中の数多くのEV開発者がダッソー・システムズのテクノロジーを活用し、業界の変革をさらに推し進めています」
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ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、患者、市民あるいは消費者のために世界の持続可能性を高めるべく、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報はホームページ、 https://www.3ds.com/ja(日本語) 、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。
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