2022.5.18:ARで目視検査の精度向上と業務効率化を実現するアプリケーション「SuPAR」を販売開始 (MSYS)


丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS 以下、MSYS)は、トルコのAR(Augmented Reality/拡張現実)とVR(Virtual Reality/仮想現実)技術企業CDMVisionと代理店契約を締結し、ARを利用して目視検査の精度向上と工数削減を実現するアプリケーション「SuPAR™(スーパー)」の販売を開始します。

ものづくり業界では社外に注文した製品や試作品などが納品された際などに、対象物の形状を測定し、CAD図面と比較する目視検査を実施することで注文通りに出来上がっているか確認しています。目視検査の精度と工数は検査を実施する人の熟練度に依存するため、見落としの懸念や業務効率化が課題になっています。

SuPARは、3D CADデータを対象物へトラッキング可能なデータへ変換し、データを対象物に重ねて投影することで、目視検査の精度と業務効率を向上するアプリケーションです。まず、3D CADデータをPC用アプリケーション「SuPAR Composer」に取り込み、ARトラッキング用のデータに変換します。続いて、ARトラッキング用データをiPad用アプリケーション「SuPAR App」に転送します。次に、SuPAR Appがカメラに映した対象物をLiDAR技術で形状認識します。最後に、SuPAR App上でARデータを現実の対象物に重ねて投影することで自動的に対象物とARデータがフィッティングされ、目視による差分認識を容易にします。ARデータの投影は対象物を基準にするため、マーカーなどの基準を設定せずにフィッティングすることが可能で、CAD図面を確認しながら行う目視検査の作業と比較して最大約80%の工数を削減します。また、目視検査の結果はSuPAR App上に注釈やマークを記載して3Dレポートを作成することが可能で、レポートは無償アプリケーション「SuPARビューワー」により閲覧および共有を実現します。

MSYSは自動車業界をはじめとする国内のものづくり企業向けにSuPARを提案し、目視検査の精度向上と業務効率化を通じてお客様のDXに貢献します。

製品サイト:https://www.marubeni-sys.com/supar/

【CDMVisionについて】

CDMVisionは、AR(Augmented Reality/拡張現実)とVR(Virtual Reality/仮想現実)のソリューションを通じて業務効率と正確性を高めることで、企業のDX推進をサポートします。さまざまな業界でARとVRのアプリケーションとソリューション開発に関する20年以上の経験を持ち、製品・ソリューション・コンサルティングサービスを通じて企業のARとVR導入ロードマップ作成、PoC実施などの取り組みを支援します。

【丸紅情報システムズについて】

丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力とグローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が当社の強みです。ソリューションや製品、サービスを通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」の創出でお客様のビジネスを支援します。
URL: https://www.marubeni-sys.com/

*文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。

*ニュースリリース記載の情報は発表日現在の情報であり、予告なく変更される場合があります。

本件の参照先:https://www.marubeni-sys.com/news/2022/20220518/

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