(本リリースは、4月4日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE:SAP)は本日、同社の全世界の拠点で募集中のポジションをウクライナからの避難民に提供するため、専用の採用・研修プログラムを立ち上げたことを発表しました。
複数の国で就業、サポート、学習の機会を提供
この取り組みは、ドイツ、チェコ共和国、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、ポーランド、スロバキアの SAP で、ウクライナ避難民から十分な資質を持った人材を受け入れ、個人に合った就業機会を提供し、定着を図ることを目的としています。
SAP では、プログラムの一環として、専用のランディングページをオンラインで立ち上げました。このページでは、ウクライナ避難民の方々に関連性の高い募集ポジションやよくある質問への回答が記載されており、興味があれば関連書類をアップロードしなくても専用の人材データベースに登録することができます。これにより応募者は、迅速に、容易に採用活動が可能になります。
募集対象の職務には、ソフトウェアエンジニアリング、営業、プリセールス、コンサルティングのほか、人事や財務・会計などのサポート業務があります。ドイツでは、有期労働契約やパートタイムのワークシェアリングも選択できます。
SAP が推進する「Pledge to Flex」の取り組みの一環として、従業員は働き方を柔軟に選択することが可能になります。職務のオファーを受けると、進行中の軍事衝突により国を追われたウクライナ人従業員には、多数のサービスが用意されています。例えば、同僚のウクライナ人従業員による支援システム、メンタルヘルスの支援、専用の学習コースと言語学習コース、保育支援(一部の国)、新規採用者向けの先進的な給与支払オプションなどです。
SAP ドイツでプロジェクトリーダー兼人事責任者を務めるチャワ・ユーノッシ(Cawa Younosi)は次のように述べています。「世界中で SAP の従業員がウクライナの人道危機を深く悲しみ、さらなる支援の方法を模索しています。
SAP では、この悲劇から逃れてきた人々のスキルに合った仕事を多数募集しています。一刻も早い採用に向けて私たちにできることを実行すれば、SAP ファミリーの一員として人々を守り、支援の手を差し伸べることができるでしょう」
今回発表したのは、人道危機への支援のために SAP が開始した一連の支援における最新の取り組みです。SAP の従業員はすでに、ウクライナ避難民約 4,000 人に近隣諸国で避難場所の提供を支援してきました。その他の支援策として、SAP のテクノロジーを活用し、さまざまな援助活動を行う多国籍の人道支援団体を支援しています。その 1 つが、支援団体や医療従事者が確実に物資を入手できるように支援することです。3 月 9 日には、SAP Business Network 上のサプライヤーが人道支援を提供する用意があることを表明できるように調整し、すでに約 1,500 社のサプライヤーから人道支援可能との表明があります。また、ウクライナ政府が病院向けの物資を発注し、必要な機器をできるだけ早く、容易に入手できるようにするための支援も行っています。
以上
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