(本リリースは、3月24日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
マイクロソフトは、同社のSAP(R) ERPソフトウェアシステムをSAP S/4HANA(R) Cloud, private editionに移行するために、Microsoftクラウド上にRISE with SAPソリューションを導入することを決定しました。
マイクロソフトはRISE with SAPを活用することで、新しい機能やテクノロジーをよりスピーディに導入し、同社が使用するSAPの他のクラウドソリューションと統合された柔軟なクラウド・ファースト・ソリューションでビジネスを展開できるようになります。
マイクロソフトは、RISE with SAPを利用して大規模な社内SAP ERPランドスケープの一部を変革する初めてのパブリック・クラウド・プロバイダーとなります。RISE with SAPの採用は、SAPソリューションの幅広い採用実績に基づいて決定されました。マイクロソフトが導入しているSAPソリューションには、SAP(R) SuccessFactors(R)ソリューション、SAP(R) Integrated Business Planning for Supply Chainソリューション、SAP(R) Business Technology Platform、その他Microsoft Azure上で稼働するさまざまなSAPソリューションが含まれます。RISE with SAPを導入することで、マイクロソフトのSAPソリューションに対する専門知識が深まり、マイクロソフトとSAP両社の顧客に利益をもたらす共有可能なベストプラクティスが確立されると考えられます。
マイクロソフトでCommerce + Ecosystems担当プレジデントを務めるシャーロット・ヤルコニ(Charlotte Yarkoni)氏は、次のように述べています。「当社の目標は、SAP S/4HANA(R) Cloudへの移行をシンプルかつスピーディに行うことです。今や非常に複雑なものになってしまっている当社のSAPシステムを最新化することは、マイクロソフト自身にも、当社の多くのお客様にも直接関わりのあることです。Azure上でRISE with SAPソリューションのパワーを発揮することで、柔軟、迅速にネットワークを拡張して、ビジネスニーズを満たすことができ、さらにその経験をお客様と共有できると考えています」
またSAPも、ビジネスクリティカルなITランドスケープの一部を、オープンで柔軟性に富んだクラウドプラットフォームであるMicrosoft Azureに既に移行しています。SAPは、ビジネス変革の一環として、業務効率を高めるために、Microsoft Azure上のRISE with SAPソリューションで使用されるオペレーションモデルに基づいて、同社の基幹業務システムのIT運用を最適化する予定です。
SAPでCDIO(Chief Digital and Information Officer)を務めるフロリアン・ロート(Florian Roth)は次のように述べています。「マイクロソフトがRISE with SAPを選択したことは、Microsoft Azure上のSAP S/4HANA Cloudの導入を加速させることで、顧客のクラウド移行をシンプルにしようという、SAPとマイクロソフトとの継続的パートナーシップの強さの証だと言えます。また、SAPもMicrosoft Azure上で同社の基幹業務システムを最適化して、そのセキュリティ、柔軟性、拡張性を高めています。私たちはこれらの導入から得た学びを取り入れ、ベストプラクティスをお客様と共有していきたいと考えています」
SAPとマイクロソフトは長年にわたり、共同イノベーションとエンジニアリングのパートナーシップを築き、このパートナーシップが両社製品の相互サポートの基盤になっています。そして、両社は互いの顧客でもあるのです。
以上
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