2022.1.6:ライオンとNTTデータ、DX推進に関する業務提携を開始


ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純、以下:ライオン)と株式会社NTTデータ(代表取締役社長・本間 洋、以下:NTTデータ)は、ライオンの成長戦略のうち「4つの提供価値領域※における成長加速」を図るため、2022年1月よりデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する業務提携を開始します。

本提携では、ライオンの中長期経営戦略フレーム「Vision2030」注1(以下:Vision2030)の実現に向け、NTTデータがDXの実現プロセス・ノウハウを体系化した「デジタルサクセス®プログラム」注2を活用して、デジタル基盤構築および同基盤を活用した事業変革に向けて、DX推進プロセス確立・展開、人材開発の強化に取り組みます。

今後、ライオンはデジタルを活用することで、さらなる成長に向けた事業基盤への変革を推進し、「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」の実現を目指します。また、NTTデータはライオンの事業パートナーとして価値を創出するとともに、ヘルスケア領域の先進的知見とDX推進事例を蓄積し、ヘルスケア業界をはじめさまざまなお客さまに展開していきます。

※オーラルヘルス、インフェクションコントロール、スマートハウスワーク、ウェルビーイング
https://www.lion.co.jp/ja/company/pdf/vision/20210212.pdf

背景

ライオンは、2030年に向けた経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」の実現に向けて、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」というパーパス(存在意義)を起点とした経営で、新たな顧客体験価値の創造により、毎日の習慣をもっとさりげなく、楽しく、前向きなものにすることで、一人ひとりの心と身体のヘルスケアの実現やサステナブルな社会への貢献を目指しています。また経営ビジョンの実現に向けた成長戦略の一つに「4つの提供価値領域における成長加速」を設定しており、ライオンならではのヘルスケアの提供によって幅広い生活場面で貢献することを掲げており、例えば、データの利活用により生活者の口腔健康への適切な提案を実現するオーラルヘルスケアの取り組みを開始しています。社内では、ライオン流健康サポート「“GENKI”アクション」注3で従業員の健診データに基づく将来の健康リスクの見える化にも取り組んでいます。

一方、NTTデータは、デジタル人材(DXコンサルタントやデータサイエンティスト、クラウド・基盤エンジニア)が多数在籍し、これまでの豊富なDX支援実績に基づきDXの成功要因や実現プロセス、ノウハウを体系的にまとめたデジタルサクセスプログラムを使って、さまざまな業界のお客さまを成功に導いています。その中でこれまでライオンとは、主にマーケティング領域におけるデータの分析や活用基盤構築を支援し、顧客理解の深化によるデータ活用の高度化や新たな体験価値創出に貢献してきました。2021年4月からは、DX推進に向けた戦略策定にも共に取り組んでいます。このたび、ライオンのVision2030の実現を支援するために、同プログラムのさらなる活用やデジタル人材による課題解決に向けて業務提携を開始することとなりました。

概要

本業務提携により、ライオンが目指すより良い習慣づくりを実現するデジタル基盤の構築と、同基盤を最大限活用した事業変革に向けて、DX推進プロセスの確立・展開と人材開発の強化を行います。

デジタル基盤は、口腔健康情報の利活用を実現するLION Oral Health Databaseをはじめ、ライオンの新たな事業を実行するために必要であり、NTTデータがライオンと一体となって基本構想検討から構築・運用・改善までを推進していきます。また以下2点を行います。

  • DX推進プロセスの確立・展開
    NTTデータが開発したデジタルサクセスプログラムを活用し、4つの提供価値領域において自律的にDX戦略立案、実行、定着化に取り組みます。この取り組みを通じて、既存事業の高度化や次世代ヘルスケアにおける新たな事業の立ち上げも見据え、ライオンがさらに事業変革を進められるようにしていきます。またDX推進プロセスを確立することで、事業環境や注力事業の変化に応じて速やかにデジタル基盤を進化させられる体制を作りあげます。
  • 人材開発の強化
    ライオンのデジタル人材育成プログラムの整備を視野に、ライオン社員向け専用講習の開発やNTTデータの研修への参加により、DXを推進する多様な人材の育成を行います。また、両社社員の相互交流などから、データ活用の必要性の浸透などの意識の醸成を図ります。

今後について

両社は、今回の業務提携を通じ目指す方向性を共有し、DXを起点としたライオンの事業変革・推進に向けて取り組みます。そして、DX推進における成果やビジネス価値を創出することで、ライオンが次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーとなることを目指します。また、NTTデータは、ヘルスケア領域の先進的知見と消費財メーカーにおけるDX推進事例を蓄積し、ヘルスケア業界をはじめさまざまなお客さまに対して、IT面からの支援だけでなく、事業パートナーとしてビジネス価値創出を共に実現していきます。

注釈

注1 中長期経営戦略フレーム「Vision2030」
https://www.lion.co.jp/ja/company/vision.php
注2 デジタルサクセスプログラムは、データドリブンカンパニーへの変革に向けて段階的にデジタル変革していくプログラム/メソドロジーです。お客さまがデジタルを活用して成功した状態である「デジタルサクセス」に導くために、NTTデータが過去10年以上に渡る豊富なDX支援実績に基づき、DXの成功要因や実現プロセス、400以上のデータ活用事例をはじめとしたノウハウを体系的に整備しています。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/digital_success
注3 ライオン流健康サポート「“GENKI”アクション」は、ライオンが展開する、従業員の健康意識の向上・自発的な健康行動の実践を促す取り組みです。ライオンでは本取り組みの中で、健康行動の習慣化の促進に向け、従業員の健康診断や独自の歯科検診・唾液検査や生活習慣調査を行い、またこれらのデータやAIを活用した検証を実施しています。

デジタルサクセスは、株式会社NTTデータの登録商標(登録番号 第6341812号)です。

その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件の参照先:https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2022/010600/

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