- • 防衛やヘルスケアなどの産業で急速に高まるデータ管理と保護のニーズに対応
- • エクスペリエンス・エコノミー(経験経済)におけるデータ主権をふまえたクラウド・プラットフォームの新基準を定義
- • ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE プラットフーム・オン・クラウドとアトスのAtos OneCloud Sovereign Shieldを組み合わせ、顧客ニーズに応える
※本リリースは、仏パリにて現地時間2021年12月9日に発表したリリースの日本語参考訳です。
アトスとダッソー・システムズ(Euronext Paris: FR0014003TT8, DSY.PA)は本日、防衛産業やヘルスケア関連業界などで求められる高度な情報保護ニーズに対応するべく、データ主権をふまえた環境下で3DEXPERIENCEプラットフォームを提供するためのグローバル・パートナーシップを発表しました。安全性の高い環境下で、データやプロセス、知的財産を包括的に管理しながら、コラボレーティブなクラウド・エクスペリエンスを可能にします。今回の両社のパートナーシップにより、さまざまな業界や現地の規制に対応しながらプラットフォームを活用できるようになります。
多くの業界でバーチャルツインを活用した事業運営が始まっています。最終受益者である市民、患者、消費者、学生を含むビジネスのステークホルダー全体に対し信頼できるエクスペリエンスを提供するためには、専用の安全な環境が不可欠です。
3DEXPERIENCEプラットフォームは、単一のコラボレーティブでインタラクティブな環境をユーザーに提供します。プラットフォームを介して業務を行うことで、企業の事業活動やそこに関わるエコシステムの全体像をリアルタイムで把握することが可能です。一方、アトスはデータ主権をふまえた専用のインフラ環境を管理・保護しており、この環境を使ってクラウド・プラットフォームを運用することで、企業は恩恵を受けることができます。アトスが提供するサービスには、手法、製品とクラウドサービスの一式が揃うAtos OneCloud Sovereign Shieldが活用されています。サイバーセキュリティ・サービスにおいて世界第2位の企業としての専門性とソリューションを通じて、重要インフラにおける固有のニーズに対応します。これには保守や管理業務を確実に遂行するためのセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)やサイバーセキュリティ・サービスが含まれます。
3DEXPERIENCEプラットフォームは最高レベルのデータ機密性を確保するため、セキュリティ関連のインシデントの探知や管理情報システム等に対応すべく、フランスの重要情報インフラ防護法(CIIP)[1]及び欧州のNIS指令[2]に準拠しており、防衛管理局や公的機関をはじめとした重要サービス運営者のニーズに応えます。
アトスとダッソー・システムズの両社はパートナーシップの拡大に向け、アトスのサイバーセキュリティ製品、高性能計算(HPC)、クリティカル・システムの開発における専門性を3DEXPERIENCEプラットフォームと組み合わせ、さらなる機会を模索していきます。
アトスの共同最高経営責任者兼ビッグデータ&セキュリティ本部長のピエール・バルナべ氏は、次のように述べています。「Atos OneCloud Sovereign Shieldの SaaS アプリケーション領域での展開により、世界中の重要な業界で3DEXPERIENCEプラットフォームを提供できることを嬉しく思います。アトスとダッソー・システムズとのパートナーシップは、お客様が生成、交換するデータのコントロールを向上する独自のサービスを市場に提供するという共通の想いを確認するものです」
ダッソー・システムズの取締役副会長兼最高経営責任者のベルナール・シャーレスは次のように述べています。「あらゆる業界の製造、企業運営、製品イノベーションにおいてバーチャルツインの導入が進んでおり、極めて信頼性の高いプラットフォームの必要性が高まっています。クラウドがその真価を発揮するには、基盤となるITインフラから日々の業務に関わるビジネス・エクスペリエンスまで、全領域を包括できる一貫性をもったサイバーセキュリティが必要になります。アトスとの提携により、3DEXPERIENCEプラットフォームのコラボレーション機能を活用した、経験に基づく最高レベルのセキュリティと主権の提供が可能になりました。これにより、信頼性の高い連携が必須のヘルスケアや防衛のような業界において、新たな可能性を切り拓きます。このバーチャルツイン・サイバー・エクスペリエンスのアプローチは、共有するソリューション自体においても適用することになるでしょう」
1 Critical Infrastructures Information Protection, CIIP
2 Network and Information System Security, NIS
詳しくはこちら:
ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE プラットフォーム、3D設計ソフトウエア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューション
http://www.3ds.com/ja
ダッソー・システムズとつながるソーシャル・アカウント
Twitter Facebook LinkedIn YouTube
(以上)
ダッソー・システムズとつながるソーシャル・アカウント
Twitter Facebook LinkedIn YouTube
(以上)
アトスはデジタル・トランスフォメーションのグローバルリーダーである、従業員数107,000名、売上高110億ユーロの企業です。サイバーセキュリティ、クラウドおよび高性能計算システムにおいて欧州トップの企業であり、グループは71カ国のあらゆる業界において、エンド・ツー・エンドのカスタムソリューションを提供します。脱炭素サービスおよび製品におけるパイオニアとして、アトス社はお客様の安全な脱炭素デジタル化を支援します。アトスはユーロネクスト・パリに上場するSE (欧州会社)企業であり、CAC 40やCAC20指数を構成する銘柄の一つです。
アトスの事業目的は情報空間の将来における設計を支援することであり、多文化的アプローチでナレッジ、教育、調査の開発を支援する専門性の高いサービスを提供し、科学的・技術的卓越性の開発に貢献します。アトスグループは世界中のお客様、従業員、社会全体に対し、安全でセキュリティ保護された情報空間における生活、仕事および持続可能性の開発を可能にします。
ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140ヵ国以上、あらゆる規模、業種の29万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報はホームページ、 https://www.3ds.com/ja(日本語) 、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。
3DEXPERIENCE、Compassアイコン、3DSロゴ、CATIA、BIOVIA、GEOVIA、SOLIDWORKS、3DVIA、ENOVIA、NETVIBES、MEDIDATA、CENTRIC PLM、3DEXCITE、SIMULIA、DELMIA およびIFWEは、アメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズ(ヴェルサイユ商業登記所に登記番号B 322 306 440 で登録された、フランスにおける欧州会社)またはその子会社の登録商標または商標です。