~ノーコード・ローコードでデータ活用を仕組み化し、データとAIの民主化を実現~
NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:木谷 強、以下:NTTデータ先端技術)は、Dataiku Pte Ltd(以下:Dataiku社)とAI・機械学習プラットフォーム「Dataiku(読み:データイク)」の販売代理店契約を締結し、2021年12月1日より提供を開始します。
Dataiku社のDataikuは、データソースへの接続からデータの準備、AIや機械学習モデルの構築に加え、分析アプリケーションの開発と運用までをひとつのソリューションとして統合させた、オールインワンのAI・機械学習プラットフォームです。また、プログラムコードの知識がなくても使えるノーコード・ローコード開発にも対応しており、GUI(*1)で直感的な操作が可能です。これにより、データ分析に関して高い専門性を有するデータサイエンティストやデータエンジニアのみならず、一般的なビジネスユーザーでもクリック操作だけでデータにアクセスして分析を進めることや、AIを業務に組み込み活用することが容易になります。
さらに、企業内のさまざまな部門や役割のユーザーがひとつのプラットフォーム上で、日常的かつ容易にデータやAIにアクセスできるようになるため、組織全体で効率的なデータおよびAIの活用を実現できます。
NTTデータ先端技術は、Dataikuを幅広い企業に提供することで、2025年度までに累計20億円の売上を目指します。
背景・目的
昨今、多くの企業でデータやAIを活用する取り組みが進んでいます。しかしながら、その取り組みを推進できる人材の不足や、部門や役割間でのツールやプロセスのサイロ化、組織横断で安心安全にデータを利活用するための基盤の未整備などにより、データおよびAIを組織全体で活用できている企業はいまだ多くないのが実状です。
NTTデータ先端技術は、ペタバイトクラスのビッグデータを対象としたデータ蓄積・分析基盤の構築および運用をはじめ、これまでにさまざまな業界向けに基盤導入に関するコンサルティングから構築および運用までをワンストップで支援することで、そのノウハウを培ってきました。
また、Dataikuは、データ分析やAI・機械学習に関わるすべてのデータ・プロセスを一元的に管理でき、個々のスキルセットに依存せず幅広いユーザーが利用できるプラットフォームとして多くの企業のデータおよびAIの活用を推進しています。
今回、NTTデータ先端技術はDataiku社と販売代理店契約を締結することで、Dataikuのライセンス販売のみならず、当社が強みとするビッグデータとAIシステムの基盤技術力により、Dataikuとその周辺のデータ蓄積・分析基盤を含めたシステムをワンストップで提供し、企業のデータおよびAIの活用を組織全体の取り組みへと発展させます。
Dataikuの概要(特長)
Dataikuは、ガートナー社の「データサイエンス・機械学習プラットフォーム部門についてのマジック・クアドラント」において2年連続でリーダー・クアドラントに位置付けられています(*2)。
Everyday AI(*3)のためのプラットフォームとして国内外のさまざまな企業のデータおよびAIの活用を支援しています。
技術的な専門知識がないユーザーでも簡単に利用可能
AI・機械学習に関する一連の流れを一元的に管理し、GUIだけで操作できます。これにより、技術的な専門知識がないビジネスユーザーでもクリック操作だけでデータにアクセスして分析を進めることや、AIを業務に組み込み活用することが容易になります。また、AI・機械学習モデルの予測結果の根拠等をレポーティングする機能も提供しているため、AIを使った意思決定を支援することも可能です。
コラボレーションによる生産性の向上
ノーコード・ローコード・フルコード(ビジュアルレシピ(*4)、コードレシピ(*5))をサポートしているため、一般的なビジネスユーザーから、技術分野でコーディングに取り組むユーザーまでひとつのプラットフォーム上でシームレスに連携することが可能です。これにより、従来は担当業務や技術領域の違いにより分断していたツールやプロセスを統合し効率化できるため、データおよびAIの活用における生産性の向上につなげることができます。
データ準備を効率化
40種類以上のデータソースに標準で接続でき、データを可視化しながらデータの準備を進めることができます。さらに、プッシュダウンアーキテクチャー(*6)の採用により、大規模データの処理も高速化できます。これにより、企業内のあらゆるデータソースに接続し、統合や加工、変換といったデータの準備を効率よく進めることができます。
エンタープライズレベルのセキュリティとガバナンス
すべてのデータの変更履歴や変更過程、依存関係の追跡、データ・プロジェクトに対するきめ細かなアクセス制御、監査など企業が求めるセキュリティとガバナンスを確立することができます。これにより、組織全体でのデータ活用を安全に加速していくことができます。
今後について
NTTデータ先端技術は幅広い企業に対しDataikuのライセンス販売を進めるとともに、Dataikuとその周辺のデータ蓄積・分析基盤を含めたシステムをワンストップで提供することで、2025年度までに累計20億円の売り上げを目指します。
エンドースメント
Dataiku アジア太平洋地域 パートナーシップ事業統括 Jiunn Hao Choo氏のコメント
NTTデータ先端技術の日本市場での豊富な経験・実績と、Dataikuのプラットフォームを合わせた両者のシナジー効果は、お客様のAI・機械学習の課題解決に貢献できると確信しております。
Dataiku アジア太平洋地域 日本・韓国地域営業統括 William Hong氏のコメント
多種多様な領域で日本のお客様を支えているNTTデータ先端技術とのパートナーシップは、Dataikuが着実かつ迅速に日本市場でビジネスを展開するに際し、重要なモメンタムになることだと信じております。
関連情報
オールインワンのデータサイエンスおよび機械学習プラットフォーム「Dataiku」
https://www.intellilink.co.jp/business/software/dataiku.aspx (本サービス紹介サイトURL)
Dataiku社について
Dataiku社は2013年に創業し、それ以来、AIの民主化をリードするEveryday AIのためのプラットフォームDataikuを提供しています。同社は2019年にユニコーン企業の一社となり、ニューヨーク(本社)、パリ、ロンドン、ミュンヘン、シドニー、シンガポールにオフィスがあり、世界で850人以上の従業員を擁しています。
注釈
*1 「Graphical User Interface(グラフィカルユーザーインターフェース)」の略語で、グラフィックベースでコンピューターを操作できるインターフェース
*2 ガートナー「Magic Quadrant for Data Science and Machine-Learning Platforms」, Peter Krensky, Carlie Idoine, Erick Brethenoux, Pieter den Hamer, Farhan Choudhary, Afraz Jaffri, Shubhangi Vashisth 共著, 2021年3月1日
*3 データの活用が日常的なものとなること。AIの利用が日々の業務プロセスに組み込まれ、ビジネスの一部になっている様子
*4 ビジュアルレシピ: ビジュアルインターフェースで使用可能な、事前に用意された複数のデータ操作を通して、インタラクティブ (対話的) にデータを分析することや加工することができる機能
*5 コードレシピ: コーディングスキルを有するユーザーが、任意の言語(SQL、Python、R など)を使用して、データ分析や加工ロジックを記述できる機能
*6 Dataiku上で設計した処理をSQLデータベース、Spark、Kubernetesなどの伸縮自在で拡張性の高いデータ処理基盤上で実行することができる機能
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本件の参照先:
https://www.intellilink.co.jp/topics/news_release/2021/113000.aspx?_fsi=ZNSHbCA0&_fsi=ZNSHbCA0