自動車関連エンジニアが挙げる「制御・モデリングの現実的な課題」の解決に向けての長年の取り組みが、産学連携の推進に大きく寄与したと評価されました。
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:安江 令子、以下「サイバネット」)は、公益社団法人自動車技術会(所在地:東京都、会長:寺師 茂樹、以下「自動車技術会」)傘下の「自動車制御とモデル部門委員会」より、サイバネットの社員が「技術部門貢献賞」を受賞したことをお知らせします。
「自動車制御とモデル部門委員会 技術部門貢献賞」受賞者名
サイバネットシステム株式会社 執行役員 石塚 真一
技術部門貢献賞とは
自動車技術会議傘下の部門委員会活動において多大な貢献を認められた方に贈られ、部門委員会活動の活性化を図る目的で創設された賞です。
技術部門貢献賞 受賞者一覧
https://www.jsae.or.jp/09award/bumonkoken.php
技術部門貢献賞 受賞理由
自動車技術会の自動車制御とモデル部門委員会は、所属する自動車関連エンジニアが挙げる制御・モデリングの現実的な課題を「ベンチマーク問題」※1として公開し、大学院で研究論文の題材として利用する活動を行っています。
サイバネットの石塚 真一は、本ベンチマーク問題について2017年3月の本委員会にて提起して以来、関連学会での講演※2や学術誌の解説記事執筆※3など情報発信に努めてまいりました。このような実績が、産学連携の推進に大きく寄与したと評価され、受賞に至りました。
サイバネットは、長年培ってきたCAE/シミュレーション技術やMBD/制御系設計技術を基盤に、近年ではAIやデータサイエンス、IoTを活用したDX推進にも積極的に取り組んでいます。今後も高い技術力と知見を生かし、自動車業界を含むお客様の課題解決を支援してまいります。
サイバネットの制御・モデリング技術については、下記Webサイトをご覧ください:
https://www.cybernet.co.jp/ps/
注釈
※1: ベンチマーク問題:自動車関連エンジニアが挙げる、制御・モデリングの現実的な課題。自動車技術会の自動車制御とモデル部門委員会は、これらの課題を「ベンチマーク問題」として公開し大学院で研究論文の題材として利用する活動を行っており、自動車関連の技術者と制御・モデリング関連の研究者の情報交換や連携で成果をあげている。
参考:https://www.jsae.or.jp/katsudou/detail1035.html
※2: 第61回自動制御連合講演会(2018年11月)で同委員会が主催したセッション「自動車制御の産学官連携の活性化をめざして」にて行った共同講演『電気自動車を運用するスマートオフィスに関する電力計画問題の提案』
https://aimap.imi.kyushu-u.ac.jp/wp/event/2018k002-2/
※3: 月刊誌「計測と制御(2019 年 58 巻 1 号)」(公社)計測自動制御学会発行 特集「新たな自動車技術を創造する産学連携コラボレーション」に共同で寄稿した解説記事『ベンチマーク問題5:EVを運用するスマートオフィスの電力最適化問題』
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/sicejl/58/1/_contents/-char/ja
公益社団法人自動車技術会について
本会は、1947年(昭和22年)、“自動車に関わる科学技術の進歩発達を図り、もって学術文化の振興及び産業経済の発展並びに国民生活の向上に寄与する”(定款第4条)ことを目的として設立されました。現在では 40,000名 を超える会員が所属する国内有数の学術団体です。 日本学術会議への学術研究団体としての登録及び日本工学会への加盟、海外ではFISITA(国際自動車技術会連盟)・APAC(アジア太平洋自動車技術会議)の有力メンバーとして、積極的な活動を展開しています。 2011年(平成23年)4月1日に内閣府より公益社団法人への移行認定を受け、新たなスタートを切りました。
公益社団法人自動車技術会に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.jsae.or.jp/
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、CAEのリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。また、IT分野では、サイバー攻撃から情報資産を守るエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティなどのITセキュリティソリューションを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。
企業ビジョンは、「技術とアイデアで、社会にサステナビリティとサプライズを」。日々、多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様の課題を、期待を超える技術とアイデアで解決し、更にその先の変革へと導くことを目標に取り組んでまいります。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/
本件の参照先:https://www.cybernet.jp/company/about/news/press/2021/20210930.html